『STEINS；GATE 0』 シュタインズ・ゲート ゼロ　第4話　忘失流転のソリチュード 　あらすじと感想　忘れちゃったの？　パパだいちゅき

第4話　忘失流転のソリチュード  あらすじ

 

戦場で逃げまどい、仲間がやられ、保護され、スマホの呼び出しに応じると衝撃の内容が伝えられ、と悪夢を見て叫び跳び起きた岡部倫太郎。比屋定真帆が心配して声をかけている。岡部倫太郎は自分が今どこにいるか尋ねると、比屋定真帆はラボの屋上だと答えた。

 

慌ててラボに駆け込むと、電話レンジはなく、何も変わりなくパーティが続いている。

 

岡部倫太郎はアマデウス紅莉栖に途中でアプリを閉じてしまったことに怒っていないか聞いたが、アマデウス紅莉栖はすぐかけ直してくれたから、と笑う。しかし岡部倫太郎にはその記憶はなかった。

是非そうなって欲しい

 

アレクシス・レスキネン教授はアマデウス紅莉栖が岡部倫太郎に恋愛感情を抱くのではないかと期待しているという。牧瀬紅莉栖を知っている比屋定真帆はアマデウス紅莉栖と岡部倫太郎の関係が構築される速さに、過去、二人が親密だったことがわかるという。どの程度の関係か聞いた比屋定真帆に岡部倫太郎は答えあぐねた。

 

比屋定真帆は付き合いは長くても牧瀬紅莉栖のことを何も知らないからこそ知りたいのだという。

 

パーティが終わり、散会する椎名まゆりたち。漆原るかは家に来客予定があるから、とみんなの誘いを断った。ラボでは橋田至と阿万音鈴羽が話している。阿万音鈴羽がラボにもラジ館にもいない時間が多い理由を尋ねる橋田至。

 

 

阿万音鈴羽はタイムマシンで未来から一緒に来た椎名かがりを探しているのだという。1998年の秋葉原以降の消息が分からず、タイムトラベルのたびに探してはいるものの消息が不明だった。しかし、緑色のうーぱを下げた人物の写真がネット上にあったことから本格的に探そうとしていたのだ。

 

岡部倫太郎は捜索に協力することにした。アマデウス紅莉栖にも相談し、協力を得られそうだが岡部倫太郎は話している途中でアプリを閉じる。

 

声が聞こえる

 

阿万音鈴羽はIBN5100のプログラムを書き換えようとしている。椎名かがりは未来が変わってしまうのでは、と尋ねる。阿万音鈴羽の目的は第三次世界大戦の起こらない未来に変えることだ。ところが、阿万音鈴羽に銃を向ける椎名かがり。

 

ラボでは橋田至が、図書館では岡部倫太郎が情報収集している。アマデウス紅莉栖はネットワークを利用して情報を提供しようかと言ったが、倫理的な観点から岡部倫太郎はしばらく考えてから返答することにした。

 

橋田至がラボに情報提供者を呼び、現れたのは桐生萌郁だった。岡部倫太郎の記憶が蘇る。

 

感想　忘れちゃったの？　パパだいちゅき

 

アマデウス紅莉栖が牧瀬紅莉栖の記憶データを使用しているってことは、それには当然教師データが含まれているわけですよね、天才牧瀬紅莉栖の。そもそも牧瀬紅莉栖が想起した「人間の記憶をデータ化する理論」を含む牧瀬紅莉栖の記憶。脳科学の分野とAIを組み合わせていずれできるものは人間の知能を持つロボット或いは限りなく人間に近い存在。またはクローンや他媒体への移植。

 

悪用されるととんでもないことの起きる世界ですね。ゼロでも神がお怒りにならないように祈っています。サブタイトルが示すとおり、リーディング・シュタイナーが発動してしまったことは間違いなさそうです。

 

軽くスルーされたけど、アプリを起動し直した記憶がない岡部倫太郎。ここ何かありそうです。プレゼント交換の比屋定真帆への椎名まゆりからのものって何だったんでしょう。言い終わらないうちにレスキネン教授が岡部倫太郎に質問しちゃってるので、後のお楽しみですね。

 

揺れる心

 

比屋定真帆は岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖の関係がどんなものだったか気になるようです。牧瀬紅莉栖の外から見える部分以外は何も知らない、って寂しそうですね。心を開いてもらえていないって寂しさなんでしょうか。ホテルでもラップトップを見つめている様子が、普段ならすぐにアマデウスを起動していたっぽい雰囲気を漂わせています。

 

椎名かがりの話になった時の岡部倫太郎の反応っていったいどういう感情なのでしょうか。椎名まゆりの夫が誰なのかってことなのでしょうか。まゆりが大事だからどこのどいつだ的な？　それともまさか自分じゃないよな的な？　まあ、養子と聞いてほっとしているようですが・・・。

 

橋田至の2036年のまじめなセリフが緊迫した場面で不謹慎ですけど妙にダルらしくないんです。つまり橋田至にダルらしく喋ってもらえる世界であって欲しいって願いです。ニュースフレッシュの報道が気になりますね。中鉢博士は何をやらかしたのでしょうか。

 

椎名かがりの捜索をアマデウス紅莉栖に相談している頃にはもうすっかり岡部倫太郎は牧瀬紅莉栖と話していますね。でも突然比屋定真帆の言葉を思い出して戸惑ってしまっています。これからどうなるんでしょう。いや、リーディング・シュタイナーが発動したからには、牧瀬紅莉栖のいる世界線へと・・・ってまた地獄の苦しみが始まるのでしょうか。でも、それなら前作と同じ轍を踏むだけで進歩はないので、どこかで理想の世界線が見つかると期待したいです。

 

銃を

 

阿万音鈴羽がIBN5100のプログラムを上書きしようとしていたということは最初のミッションはクリアしたのですね。椎名かがりに話しかけた唇がレスキネン教授のものに見えるのは気のせいでしょうか。未来が変わることは椎名かがりにとっては別な何かを意味することのようです。だから失踪したのかもしれませんね。

 

レスキネン教授の真意も、学内で消えたことといい興味深くなってきました。おさげの幽霊って阿万音鈴羽のことですね、微笑んでる岡部倫太郎が印象的です。

 

しかし、桐生萌郁の登場と漆原るかからの連絡のタイミングの絶妙なこと！　もしかしてここはやり直すタイミングでしょうか。柳林神社で預かることになったのは椎名かがりのようですが、いったいどういう経緯だったのでしょうか。椎名かがりの立ち位置が気になります。