アニメ進撃の巨人season2 第7話【32話】あらすじと感想『理性』

アニメ進撃の巨人season2 第7話【32話】あらすじと感想『理性』

進撃の巨人season2 第七話 『打・投・極』【あらすじ】

 壁で変身したライナー、ベルトルト。超大型巨人はユミルを捕獲する。ハンジの指令によって、ユミル奪還のため、超大型巨人との戦闘が始まる。

 

 そのサイズの大きさから、行動自体は遅いものの、超大型巨人からの突然の蒸気発生によって彼らは動きを封じられる。ハンジは、その蒸気が止まるまで待ち、そして、アルミンに、ためらわずにしとめるように、という指令を出すのだった。

 

 一方、エレンは壁から降りた鎧の巨人との戦闘を始める。ライナーに裏切られたという思いを抱えるエレン。しかし、あまりにも固すぎる全身のせいで、エレン、ミカサの攻撃はうまく届かない。そこで、彼はアニとの戦闘訓練でのことを思い出すのだった。

『理性』【感想】

 一時はライナー巨人体を圧倒するエレン。しかし、最後の最後でまた窮地に陥ってしまいました。

 

 ただ、この戦いが彼らにとって何も残さなかったのかというと、そういうわけでもないように思います。というのも、エレンも巨人体としての戦い方を徐々に覚え始めているように感じるからです。

 

 今までのエレンは、クレバーな戦い方というのをしてこなかったように感じます。それがいいところでもあるのですが、彼は直情的に行動してしまうところがあります。怒りに任せて、目的意識だけに駆られて、一心不乱に行動する、というようなところが非常に目立つ人物だったように思います。

 

 実際、今回ライナーに対しても、裏切られたという思いを持っており、激しい怒りを抱いています。だからこそ、アニの時のようにためらわずに巨人体になることができたのだと思います。女型の巨人の時にも確かに仲間の命が散ったということはありますが、ライナー巨人体である鎧の巨人と、ベルトルト巨人体の超大型巨人は「人類」という単位でかなりの危機を引き起こされた巨人です。

 

 そして、直接的ではないにせよ、彼から母親を奪ったのも、そして、日常を奪ったのも、彼らであるわけです。そう考えると、ライナーに対して怒りを覚え、それをぶつけようとするのも当然です。

 

 でも、その怒りに飲み込まれず、エレンにしてはおそらく初めてのことだと思うのですが、「逃げる」ことすら視野に入れて、彼は戦っていました。

 

 彼がこんなことを考えられるようになったことは、きっと成長なのではないかな、と思います。ハンジは別の方向で興奮していたんだと思いましたが、初めて巨人体のままコミュニケーションを取れた、というのも彼にとってはかなり大きな一歩なのでしょう。

 

 これが人類の巨人への抵抗の第一歩としては、非常に大きなものになるのは、間違いないでしょう。これをきっかけにして、事態が好転することはあるのでしょうか。

 

 ただ、超大型巨人によって彼の身も危険にさらされているわけです。落下してくる超大型巨人に対して、彼らは何らかの対策をとることができるのでしょうか。

 

 そのあたりにも注目して、次回以降に乞うご期待。

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