Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2(サンダーボルトファンタジー トウリケンユウキ) 第12話 あらすじと感想「やっと殤不患大活躍!苦し紛れの七殺天凌の発言のせいで…」

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2(サンダーボルトファンタジー トウリケンユウキ) 第12話 あらすじと感想「やっと殤不患大活躍!苦し紛れの七殺天凌の発言のせいで…」
  • 第12話「追命靈狐」あらすじ

凜雪鴉(リンセツア)の介入によって浪巫謠(ロウフヨウ)との対決に水を差された婁震戒(ロウシンカイ)。

だが戦いの場を離れたことで、ようやく七殺天凌(ナナサツテンリョウ)と将来の願望について語らう機会を得る。

一方、浪巫謠は傷も癒えぬままに嘯狂狷(ショウキョウケン)の追跡を断行。その行く手を阻むのは、魔剣・喪月之夜の力で傀儡化された衙門の衛兵たちだった

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2公式サイトより

感想「やっと殤不患大活躍!苦し紛れの七殺天凌の発言のせいで…」

  • 因縁の場所

凜雪鴉によって婁震戒は七殺天凌と共に鬼歿之地まで飛ばされてしまいました。

 

まさか殤不患が西幽から東離に来るまでに龍と戦った場所で、更に毒気にやられた殤不患を治す為、浪巫謠と凜雪鴉が訪れた場所でもあり、まさに因縁の場所ですね。

 

「喰らうべき命がどこにも見当たらぬ」という七殺天凌でしたが、婁震戒は「ここには姫と私を脅かすものが何一つない」と七殺天凌に抱く独占欲を語り始めます。

 

歳老いて誰かに七殺天凌を奪われてしまうかもしれないという不安を語る婁震戒は、鬼歿之地ならば自分が老い朽ちた後も誰も七殺天凌を奪うことがなく、共に久遠の時を過ごすことができると言います。

 

婁震戒も七殺天凌に魅了されているとは言え、流石に考え方が、重いですね。

 

七殺天凌の反応も引き気味でしたし…。

 

そんな婁震戒に「即刻この地を去るのだ」と七殺天凌は命令しますが、婁震戒は独占欲を満たす為に行動しようとするのでした。

 

このシーンでの会話から婁震戒は七殺天凌に魅了はされていますが、魅了の魔術にはかかっていないということがわかります。

 

素で七殺天凌に惚れ込み、あんな行動を起こしてしまう婁震戒の真の恐ろしさが垣間見えたシーンだと思います。

 

しかしそんな1人と1振りの間へ、鬼歿之地に住む龍が現れ、縄張りを主張し襲い掛かってくるのでした。

 

殤不患に翼を切られ、浪巫謠と凜雪鴉に角を切られ、更には強力な魔剣を操る婁震戒と出会ってしまうとは鬼歿之地の龍にはなんだか同情してしまいますね。

 

ただこのシーンでは婁震戒が龍をも1人で相手取る事ができるという実力を表現していたのではと考えています。

 

やっと殤不患の登場

一方で婁震戒は衙門の兵達を魔剣『喪月之夜』によって傀儡に作り変え従えた嘯狂狷と出会います。

 

完全にキャラ崩壊してますが、むしろこの態度のほうが嘯狂狷の素の姿なのかなと思います。

 

聆牙の「たまには正々堂々と勝負しやがれ」と言う挑発に、嘯狂狷は敢えて乗り、喪月之夜を浪巫謠に投げつけ、奇策へと転じます。

 

取り繕う態度はやめてしまっていましたが、頭は今までのようによく周り、操られた衙門の兵達を傷つけたくない浪巫謠の隙をつき猛攻を仕掛けてきます。

 

魔剣の力を自分に使わず、策に取り入れるという発想にも驚きましたが、やっとここへ来て嘯狂狷の真の強さがわかったような気がします。

 

嘯狂狷の策に惑わされ、ピンチに陥ってしまった浪巫謠でしたが、そこへ駆けつけたのは殤不患でした。

 

「誰にも怪我させねぇよ」と言った殤不患は見事に喪月之夜を使いこなし、傀儡となった兵士を味方にして、嘯狂狷を追いつめます。

 

嘯狂狷には逃げられるという形になってしまいましたが、殤不患の剣技ではなく、衙門の兵達を将として率いてみせ、更に嘯狂狷ばボロボロになっていく描写には見ごたえがあり、今回の見どころというシーンでした。

 

巡檢に未だに「どうかお気をつけください。そもそも西幽より、この魔性の剣を持ち込んだという殤不患なる人物は野放しでして…」と殤不患に声を掛けるシーンには面白かったです。

 

加えて「せめてお名前だけでもお教え願えませんか」と殤不患に聞いてくるのですから、流石に笑ってしまいます。

 

その後、衙門の兵に化けて殤不患と浪巫謠を着けてきていた凜雪鴉と合流し、嘯狂狷を追う事となります。

 

凜雪鴉は「鬱憤が溜まっているのだ」と言っていましたが、流石に嘯狂狷のようにキャラ崩壊は起こしておらず、いつもの飄々とした態度に戻っていました。

 

理由はどうあれ、結局凜雪鴉も殤不患側についたことになりましたね。

 

七殺天凌の苦し紛れの発言

龍をたった1人で打ち倒した婁震戒は、七殺天凌に私と俗世どっちが大事なの!?という謎の究極の選択を強いてしまいます。

 

七殺天凌に己を認めさせようとした婁震戒でしたが、婁震戒の「私より勝る使い手を見出す望みがあると?」と言う問いに、七殺天凌が「妾はそなたより強い剣士を知っている」と苦し紛れに言い、婁震戒が抱いた嫉妬を利用して鬼歿之地を後にします。

 

婁震戒に狙われることとなった殤不患は、もう2人の戦いは避けられないなと今後の展開を予想できますが、七殺天凌の発言は婁震戒が勝っても、殤不患が勝っても後がないように思います。

 

婁震戒が勝てば再び婁震戒の独占欲の為、俗世を捨てることになってしまいますし、殤不患が勝てば魔剣目録に封印されてしまいます。

 

七殺天凌の企みはどこまで深いものなのか気になります。

 

 

第12話の感想は以上です。

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