シュタインズゲート25話の感想と考察「最後まで視聴したからこそとても有意義な蛇足」

シュタインズゲート25話の感想と考察「最後まで視聴したからこそとても有意義な蛇足」

シュタインズゲート 第二十五話SPECIAL「横行跋扈のポリオマニア」あらすじ

 しばし秋葉原での穏やかな日々が過ぎた頃、岡部たちラボメンは、ひょんなことからフェイリスに誘われてアメリカへ行くことに。

 

 せっかくだからと、アメリカの研究所へ戻った紅莉栖との再会を計画するまゆりたち。

 

 数日後、ついにLAの空港に一人の狂気のマッドサイエンティストが降り立った…果たして鳳凰院凶真が、いよいよ世界を混沌に導く第一歩を踏み出すのか!?

 

 そしてやっぱり素直になれない二人の関係の行く末はいかに!?

StainesGate公式アニメサイト Story/Tipsより

感想「最後まで視聴したからこそとても有意義な蛇足」

第二十五話の感想です。

 第二十五話はこれまでのお話のアフターストーリーということで、気になっていた岡部倫太郎達のその後が描かれていました。今回はわかってはいましたがやっぱり歯痒い、そんな気持ちでいっぱいです。

 

 まずはタイトル「横行跋扈のポリオマニア」について少し触れたいと思います。

  • 横行跋扈(横行跋扈):威張ってわがまま勝手に振る舞うこと。ほしいままに行動し、我が物顔に振る舞うこと。
  • poriomania(ポリオマニア):徘徊癖、徘徊狂

という意味だそうです。

 変わらぬ個性豊かなラボメン達の姿や作中での岡部倫太郎がまさにといったタイトルですね。

 

 物語の舞台は2010年10月15日前後、アメリカLAです。今回はやはりアフターストーリーということもあり、シリアスな展開よりもコメディ的な要素が強く視聴中で何度も笑ってしまうところがありました。

 

 何度か岡部倫太郎が連行されてしまうシーン。ラボメン達とのやりとり。片言での「完成度激高―!!」などなど。

 

 また風景の描写やハイウェイの電柱がこれまでにでてきた7000年前の世界を想起させるような部分もありました。

 

 ラボメン達の様子や反応、それに対する牧瀬紅莉栖の態度から節々で、第二十四話の後で牧瀬紅莉栖との関係はα世界線に近いものになっていると想像できました。

 

 作中での、岡部倫太郎が牧瀬紅莉栖について「他の世界線のことを忘れるんだ」というセリフはきっとどちらも本音ですが、胸が苦しくなりました。

 

 瀬紅莉栖との関係は決して悪いものではなさそうでしたが、岡部倫太郎とではやはり積み上げられた想いの差がとても胸を苦しくさせます。

 

 岡部倫太郎の牧瀬紅莉栖への想いと牧瀬紅莉栖が岡部倫太郎に抱く想いは違うのです。しかしラストシーンでの岡部倫太郎の告白はとてもかっこよかったです。

 

 岡部倫太郎を未来へと突き動かす原動力は牧瀬紅莉栖が大きなものとなっているのでしょうね。素直に岡部倫太郎ってかっこいいなと感じたのは第二十五話がはじめてだったかもしれません。
 

 あっという間に視聴し終えてしまった第二十五話でしたが、これから一緒に岡部倫太郎自身も知らない未来を牧瀬紅莉栖をはじめラボメン達と一緒に歩んでいくのかなと思うと笑顔になれるそんな第二十五話でした。

ダルの嫁について

 シリアスな場面が多くいつしか全くブレないダルが個人的にとても癒しのような存在となっていました。

 

 第二十語話ではそんなダルと未来の娘鈴羽に関連した気になる女性が登場しました。鈴羽の母親ですので、阿万音さんとしておきます。

 

 彼女はシュタインズゲートのスピンオフ作品である「比翼恋理のだーりん」*1や「線形拘束のフェノグラム」*2にも少しだけ登場するそうですが、これからアニメ放送予定の「シュタインズ・ゲート ゼロ」*3にて本格的に登場するそうです。

 

 ダルと阿万音さんとのやり取りも非常に気になり、アニメ化されないかなという思いでいっぱいです。シュタインズ・ゲート ゼロの楽しみがひとつ増え少し得をした気分にもなりました。

第二十五話の感想は以上です。

*1 シュタイズ・ゲート比翼恋理のだーりん 
*2 シュタインズ・ゲート線形拘束のフェノグラム
*3 シュタインズ・ゲート ゼロ 

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