STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)24話の感想 ラ・ヨーダ・スタセッラ あなたを探していたんです。
STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)24話「終わりと始まりのプロローグ」感想
あらすじ
タイムマシンの燃料は、せいぜいあと1往復分が残っているだけだ。オペレーション・スクルドを実行したとして、阿万音鈴羽が未来に帰れる可能性がない。鈴羽は、初めから帰る気はなかったという。
岡部倫太郎は、作戦に必要だというサイリウムセイバーを探し出し、時間移動をしたあと、阿万音鈴羽に指定した場所に置いておくように言った。
岡部倫太郎は、先ず、ガチャでメタルうーぱを出してしまうことから始めた。物陰から見ていると、あのときの岡部倫太郎は、普通のうーぱを引き当てた。第1段階をクリアした岡部は次に、階段を昇ってくる牧瀬紅莉栖に遭遇するという演技をする。
牧瀬紅莉栖が、椎名まゆりの落とした緑色のうーぱを拾い、中鉢博士を呼び出した場所へと向かった。
次に使う予定のサイリウムセイバーを確認したところ、血のりが凝固して使用できないことが判明した。中鉢博士がやってきた。岡部は懸命に代替案を模索する。
中鉢博士が牧瀬紅莉栖を殴り倒したとき、岡部倫太郎はその前に姿を現した。中鉢博士がナイフを取り出した。岡部倫太郎は、両手を広げ中鉢博士を挑発し、自分を刺すように仕向ける。腹を刺された岡部は、ナイフを抜き取り、中鉢博士を追い払うために殺してやる、と演技する。
岡部は救急車を呼ぶ牧瀬紅莉栖にスタンガンを当てて気絶させた。自分の傷に指を突っ込んで作った血の海に牧瀬紅莉栖を横たわらせたあと、阿万音鈴羽とともにタイムマシンに乗り込んだ。
時のかけらが無数に煌めき舞う中で、阿万音鈴羽の姿が「ありがとう。また会おうね、7年後に」と言う言葉を残しながら消えて行った。、
花束を持って病院へ見舞に行った椎名まゆりだったが、入れ違いで岡部倫太郎は退院していた。岡部は漆原るか、フェイリス、桐生萌郁、椎名まゆり、橋田至、7年後のナンバー008へのラボメンバッジを配っていた。
牧瀬紅莉栖のことを思いながら街を歩く岡部。偶然は必然なのか。岡部を探していたという牧瀬紅莉栖と出会い、岡部はラボメンバッジを渡した。
感想
最終話ということで。う~ん。
なんというか、しっくりこないというか、最後の最後にどんでん返しがあるのじゃないかと思いながら観ていました。なかったけど。
やっぱり燃料の件で時間移動は一度きりでしたね。ジョン・タイターである阿万音鈴羽も戻れないことを承知で未来からやって来ましたけど、こっちの阿万音鈴羽も、未来が変われば元の世界へ帰る必要性がなくなるという、覚悟のうえで来てたんですね。
鈴羽も、椎名まゆりのことをリーディング・シュタイナーとか聞いてますけど、岡部はがっちり否定してて、でもそのくらいの認知は誰にでもあるってわかってきましたね。本人がそれと気づいていないだけで。差異が日常の中に溶け込んでしまっていれば、変だ、とか絶対に違う、とかって自分の記憶を確信していない限り、夢や勘違いで処理されてしまうレベル。
ところで、阿万音鈴羽が岡部倫太郎をおじさんと呼ぶ件。なんでおじさんなんだろう。本当に叔父さんとか伯父さんなんだろうか。阿万音鈴羽は、7年後にまた会おうって言って、キラキラ光る時のかけらと共に消えて行きました。阿万音鈴羽の誕生から逆算すると7年後ってことなんだろうけど、なんで会いに来るのが鈴羽なのかな。世界を救ったから、2036年には阿万音鈴羽ではない子が橋田至の子供ってことになる? で、橋田至の嫁が鈴羽?
じゃあ、おじさんの件は? 未だ明かされていない、岡部の姉妹が橋田至の嫁になるからおじさん、とか? 消えてしまった阿万音鈴羽が、橋田鈴みたいな存在で現れるとか?
まだまだ消化しきれてない疑問がたくさんです。あんまりにも一つ一つに意味を求め過ぎてるのでしょうか??
例えば、岡部倫太郎から見れば、目にした事実が変わってなくても、牧瀬紅莉栖とか中鉢博士の視点で見ると、一度確定した事実、牧瀬が岡部に刺されたこととかは、変わってしまっている。それはどんな解釈で納得できるの? ストーリーの流れ的に設定した意味のないことにさえ、意味を感じてしまう、もはや厨二病末期かも。
だって、冒頭の、激安ソフトのアルパカマンだって、あんなに意味ありげに登場した割りには、結局何事も起こらなかったし・・・。
椎名まゆりが、岡部倫太郎の手を握って、牧瀬紅莉栖を絶対助けなきゃ、って言っているシーンは、まさに、牧瀬紅莉栖が椎名まゆりを助けてって岡部に言っているシーンと重なって見えました。
でも、この作品を知ったことによって、現在ではまだ解明されていない多くの事象について、ああでもない、こうでもない、って妄想を膨らませるのが楽しくなってきた事はお伝えしておきます。
次は、シュタインズ・ゲート ゼロへ。