• STINS;GATE(シュタインズ・ゲート)13話感想と考察「ダメ押し中にある可能性」

STINS;GATE(シュタインズ・ゲート)13話感想と考察「ダメ押し中にある可能性」

STINS;GATE(シュタインズ・ゲート)13話感想と考察「ダメ押し中にある可能性」

シュタインズゲート 第十三話「形面上のネクローシス」

あらすじ

ラボを強襲してきた萌郁の凶弾に倒れたまゆり。

 最悪の事態を前にして身動きが取れない岡部たちだったが、そこに姿を消したはずの鈴羽が現れる。

 

 素早い動きで襲撃者たちを次々と倒した彼女は、「42」「ブラウン管」「点灯済み」とつぶやく。

 

 それを聞いた紅莉栖は完成したばかりのタイムリープマシンを起動させ、岡部は過去へ時間を巻き戻すべく叫んだ――「跳べよぉぉぉぉっ!」。

 

 ふと我に返ると、岡部は惨劇から数時間前にタイムリープしていた。ラボメンたちにパーティーの中止を告げる。

 

 岡部の唐突な行動に戸惑う紅莉栖たち。岡部はまゆりを探し出し、一緒に逃げ回るが、萌郁の乗っていた自動車にまゆりは轢かれてしまう。
 

 再びタイムリープした岡部は秋葉原駅を避け、まゆりを連れて地下鉄へ向かった。だが、駅構内に電車が乗り入れてきた瞬間、まゆりは天王寺の娘、綯に突き飛ばされる。
 

 まゆりの死は避けようのない結果なのか……。それでも、岡部はまゆりを助けることを決意する。

感想「ダメ押し中にある可能性」

第十三話の感想です。

嫌な予感はどうして当たるのでしょう。

 

第十三話ではダメ押しを食らった印象をまず視聴し終わった後に受けました。

 

 今回は岡部倫太郎が行えたことは、まずは何よりも生きているまゆりに再び会えたこと。
それによりタイムリープマシンの検証が行えたこと。

次にまゆりの行動の把握をすること。
 

 そして経験を繰り返すことによって混乱状態からいくらか現状を把握することができたこと。以上が大きな収穫だと思います。

 

 しかし見事に予想*1が当たってしまい、8月13日に必ずまゆりと過ごした日々に終わりがくることが確定していたことだとわかりました。

 

 今回、第十二話での結末を結果的に繰り返してしまったという内容のインパクトに忘れてしまいそうになりますが、今回で他にもわかったことがありました。

 

 まず岡部倫太郎は「アイツを許さない」と個人を敵と認識したこと。

 

 次に、疑問として考えていた岡部倫太郎を研究へと突き動かす動機がわかり、予想*2とはまったく異なるものでした。

 

 まずこの動機はなんなのかという考え方から間違えていました。

 

 研究はマッドサイエンティストになる手段であり、その裏面には一方的な岡部倫太郎の少年時代の宣言ではありますが、根源的にはまゆりのためということだったのです。

 

少しイッソップ童話の狼少年のような印象を個人的に岡部倫太郎に対して抱いていましたが、実のところ彼はマッドサイエンティストになっていただけなのでした。

 

自称であってもまゆりの前ではマッドサイエンティストであり続けたのです。

 

 そしてこれも予想していたこと*3に繋がってしまうのですが、牧瀬紅莉栖がタイムリープしてきたことに気づくかもしれないという可能性を見つけました。

 

 等々、多くの事柄を整理しダメ押しという印象を与えられた第十三話でしたが、まるであなたならこの後どうすると問われているような気もしてしまいます。

 

 まずはこの陥ってしまったループからどう抜け出すのか岡部倫太郎のこれからが気になります。

今後の展開予想

第十四話の展開予想

 まずは過程は変われど確定した未来は変わらないという事実に打ちのめされ、岡部倫太郎は一度気持ちが折れかけるのではないのかなと考えています。

 

 そして牧瀬紅莉栖がタイムリープに気づくということが何度かに一度あるという記憶を精査し、例えば本人に「おまえならタイムリープしてきたとわからせるために過去の自分に何と言うのか?」と言った直球的な質問へたどり着くのかなと予想します。

 

 具体的には自分しか知らないような事柄、大きな秘密でなくとも8月13日の16時頃に自分の考えていたことをピッタリ当ててみるとかそんな方法で彼女に気づかせる。

 

 または信じてもらえなくても仮定の話会いができればいいのです。そして岡部倫太郎が更に過去へと向かうこととなるのではと予想しています。

 

第十三話でのキーワード
・レンブラント光線
・マッドサイエンティスト
・ガタンゴトーン、しんかんせーん!
・違うでしょ。新幹線は白いの。

●全体の展開予想

8月13日、その日がまゆりと過ごす最後の日であると確定してしまった未来を変えるため、今後再スタートを切るように、牧瀬紅莉栖の助力により、これまで未来へ向かっていた時計は改変してしまった過去へ向かって進み始めます。

 

 そして…と、続きを書いていきたいところなのですが、第十二話が8月13日を繰り返しただけですので第十二話について行った展開予想*4と同じとさせていただきます。

◆考察

●確定した未来は何が確定しているのか?

確定した事柄は作中で描写されていたように一度目は萌郁に銃で撃たれてしまう。二度目は車との事故ですが、運転者が萌郁でした。

 

しかし三度目では、偶然にも地下鉄のホームにいた綯が驚かそうとして走って近寄った結果躓いてしまうという事故でした。どれも共通しているのはまゆりとの永遠の別れ、まゆりには8月14日が存在しないということです。

 

綯の一見や表情の描写で何か裏があるような気もしないでもありませんが…。

 

極端に言ってしまえば、8月13日にラボメンで海へ行っていたら夕方頃ふとした事故でまゆりが海難事故に、花火をラボメンでしていたら事故が起こり全員が重軽傷、不幸なことにまゆりは一番の重傷でそのまま…でもいいのです。

 

しかしこれは極端すぎた例えであり、厳密には秋葉原のラボから末広町駅か新御茶ノ水駅の間までしか移動できていないため、場所もある程度の範囲で起こると確定している可能性があると考えられます。

 

岡部倫太郎が目的をまゆりを助けることとしている限り時間と結末が確定した未来を変えるしかないのだと考察します。しかし考えれば考えるほど同じ結末へ戻ってきてしまうという考察においても物語と同じことをしてしまっています。

 

第十三話の感想、展開予想、考察は以上です。

 

*1第十二話 展開予想
*2第五話 SERNをハッキングしてまでタイムマシンを作り出そうとする彼を突き動かす動機であるのかどうか
*3第八話 世界線移動後の牧瀬紅莉栖の反応
*4十二話 全体の展開予想

関連記事
コメント
コメント投稿

コメント ( 必須 )

お名前 ( 必須 )

メールアドレス ※公開されません ( 必須 )

サイトアドレス ( 必須 )

CAPTCHA


トラックバック
トラックバックURL
error: Content is protected !!