STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート) 第十二話の感想と考察「やっぱりかという衝撃のあとにやってくる寂しさと発見」

STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート) 第十二話の感想と考察「やっぱりかという衝撃のあとにやってくる寂しさと発見」

シュタインズゲート 第十二話「静止限界のドグマ」

●あらすじ

7000万年前の荒野に時間跳躍する夢を見た岡部。

 

白昼夢のような奇妙な感覚から目を覚ますと、まゆりが泊まり込みで制作していたコスプレ衣装、そして紅莉栖のタイムリープマシンが完成を迎えていた。

 

ついに“時空を超える装置”を手に入れた岡部たち。しかし、岡部はタイムリープマシンの実験を中止。事実を世間に公表し、研究機関に装置を託すことを決める。

 

ラボメンたちも岡部の決断に賛同し、それぞれの労をねぎらうためにパーティーが開かれる。犬猿の仲である紅莉栖と鈴羽も顔を合わせるが、まゆりの気遣いで和やかなものに。

 

だが、穏やかな空気がにわかに破られる。テレビには緊急ニュースが映し出されていた。

 

爆弾テロの予告によって秋葉原駅を通るJR各線が運転を見合わせるというニュースに、岡部は悪い予感を覚え、鈴羽はなにかを言いかけてひとり飛び出してしまう。

 

そして、彼女と入れ替わるように、5人の武装した男たちがラボに押し入ってきた。

 

彼らに続いて岡部らの前に現れたのは、黒いライダースーツに身を包んだ桐生萌郁であった。彼女の目的は完成したばかりのタイムリープマシンと開発者たちの身柄の確保。

 

そして、「椎名まゆりは、必要ない…」と言うと、彼女の眉間に銃口を向けて引き金を引いたのだった

◆感想

●第十二話の感想です。

第十二話は予想していた展開*1が的中し、作中では、考えていた通り*2物語が8月13日という現在が確定してしまいました。

 

岡部倫太郎のまゆりをできるだけ研究に関わらせないという結果が裏目にでてしまったなと衝撃的ではありましたがそんな感想ももちろん抱きました。

 

やはり待ち受けているのであろうと考えていた事件*3はSERNによるものでした。しかし、それよりも予想していたこと*1が当たり、やはりかという気持ちが強かったです。

 

萌郁のこともこともなんと予想*4が的中しており、彼女から何もラボへ何も提供することがなく一方的に研究内容を知り、Dメールを使うなどといった行動から、今までマークしていた存在であったために、またやはりかと感じてしまいました。

 

牧瀬紅莉栖による脳科学の側面から嫌な予感が当たってしまう説明と根拠なんてものを聞いてみたいものです。

これから岡部倫太郎の誰の記憶にも残らない孤独な戦いがはじまるのでしょうか。

また、SERNのエージェントの印象が少し意外でした。萌郁はまさに機関の送りこんだ
エージェントというイメージにピッタリな格好でしたが、他のメンバーは、足のつかない現地調達の雇われなのでしょうか。

 

SERNと衝突するならやっぱり外人部隊でも突入してくるのかなどとなんとなく予想していたのですが、ラフな格好や仮面といったところから正規のメンバーではないのかなとちょっとだけ拍子抜けしたような.

 

印象やSERNの周到さ、もしかしたらそのほうがあり得るかもという現実味を感じました。

物語の結末のインパクトが強く、意識が自然とそちらへ向かうようになりがちですが、冒頭の岡部倫太郎の白昼夢もこれからの行動を示唆し、またヒントがちりばめられていたように思います。

少し今後の予想も混ざってしまいますが、これから実験や検証も行っていないタイムリープを行うにあたってこの8月13日を迎えるまでに様々な経験をしたラボメン達とお別れしてしまうのは寂しいです。

 

もちろん世界線が変わってもみんなはいるのですが、こんなことがあった、こんな話をしたそれを覚えていてくれる存在がいないのはとても寂しいです。

 

作中でまゆりが発言していたセリフと感想が重なってしまうことに、よく作りこまれているのだなとまたひとつ発見をした気がします。

 

◆今後の展開予想

 

●第十三話の展開予想

岡部倫太郎に迫られる選択肢が提示され決断することになるのだと予想します。
ひとつはこのままの現実を受け入れる。

もうひとつは現実を変える。

そこに手段としてタイムリープのマシンがあるのなら間違いなく後者を選ぶことでしょう。

まず実験や検証もしていないタイムリープマシンが完成しているのか。その結末が確かなものであるのかと確かめることがたくさんあるように思えます。

しかし、これまでにタイムパラドックスやダイバージェンス1%といった印象的なワード、これらは確定してしまった現在を過去に戻り改変することによる矛盾とその矛盾を引き起こす成功率と捕らえてもいいのでしょうか。

 

時間を戻して未来(確定した現在8月13日)は過程は違えど結末は変わらない。タイムリープマシンが完成していることの検証。

 

夜に何が起こるのかの再確認。それに対抗するための結末の時間の延長などと何度か繰り返し、岡部倫太郎が立ち向かうべき敵は、SERNではなく時間であると認識を改める。それが十三話の展開だと予想しています。

 

第十二話でのキーワード
・冒頭まゆりによって語られる岡部倫太郎の白昼夢
・爆破テロの予告
・タイムリープマシンの完成
・止まってしまった懐中時計

●全体の展開予想

SERNの介入により物語の期間が7月28から8月13日の間で目指す目標が8月14日なのかなと展開していく範囲を予想します。

8月13日を折り返し地点として、岡部倫太郎は、これから何度か過去へタイムトラベルを行い、過去を変えても過程は違えど同じ結末にたどり着きます。

 

その後8月13日に起こる事件という結末が連続した過去改変の影響であるという結論にいきつき、今までたどってきた時間を逆走しひとつずつ過去改変によって変わってしまった事柄を戻していきます。

 

そして7月28日の事件そのものも過去改変があったものだと自らの世界線の移動を思い出し牧瀬紅莉栖が事件に合わず、人工衛星のようなものがラジオ会館に落ちないようにすることを実現し無事に8月14日を迎えます。

ただしひとつ、牧瀬紅莉栖のことだけ改変するのではと考えています。これまでDメールによって世界線を移動した際に最も早く牧瀬紅莉栖がそのことに気づいてきました。

 

これから過去へタイムリープするにあたり、彼女が記憶はなくとも適切な助言をくれる最も頼りになるパートナーになるのかなと予想しています。

 

しかし、そもそも牧瀬紅莉栖がもしラボにこなければ電話レンジはただのゲルバナ製造機のままだったのではないでしょうか。

 

また牧瀬紅莉栖がほとんどの事柄を説明付けたという点でも関わらなくても牧瀬紅莉栖はタイムマシンの理論にたどりつくのかなとも考えています。

 

そのようなことから牧瀬紅莉栖の親子の仲を解決させ、牧瀬紅莉栖にタイムマシンを作らせない未来と牧瀬紅莉栖と岡部倫太郎が接触せずラボメンにならない未来。牧瀬紅莉栖についての過去改変を行うというのが全体の展開の予想です。

ただし8月14日以降に違った出会い方をするというベタな終わり方でもいいかなと個人的には最悪の結末からできうる最善へと戦い抜いた岡部倫太郎への小さなご褒美をあげたいなという気持ちもあります。

 

◆考察

●ドクトルペッパーに手を伸ばすも届かない牧瀬紅莉栖

作中で買い出しにでかけた岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖が会話したあとにドクトルペッパーに手を伸ばすがとどかないというシーンがありました。

この描写が岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖の共通点であるドクトルペッパーを、お互いに交わした牧瀬紅莉栖との親子仲の解決という約束に置き換え、そんな未来には届かないという暗示なのかなと考えています。

ただし第十二話ではラボメン各々が

ダル「この食事が終わったら故郷に帰って結婚するんだ…」

まゆり「もう大丈夫だね、まゆしぃが人質じゃなくても…」

などと俗にいう死亡フラグをバンバン立てていたため、この描写もそのひとつだった可能性も否定できません。

 

●タイムリープした後は岡部倫太郎はどんな状態なのか

作中でDメールによる過去改変とは、岡部倫太郎がいる主観の世界は世界線の移動という過去と現実との辻褄合わせが発生し記憶がそれに合わせて変化し主観も変化後へと移動していました。

 

作中でのジョン・タイターの説明や表現などから改変により世界が分岐しパラレルワールドのようなものが作られるということなのかなと解釈しています。

 

ですが、もちろん変化前の世界と変化後の世界ふたつが存在し、この過去の自分に現在の記憶を送るという行為は、どちらに主観が残るのかと疑問に思います。

 

過去の自分に未来の記憶を送ることは、そのままで考えれば違う世界の自分は違う未来を迎える可能性がありますが、今、現在の自分は変わらないということでもあるのではないでしょうか。

岡部倫太郎の持つリーディングシュタイナーの効果によって、岡部倫太郎の場合は未来のことを知っている過去の自分に世界線が移動し岡部倫太郎の主観はその移動毎に移動後へと変わると思いますが、感想で抱いていたもの悲しさは、この世界の自分はダメであったけれど違う世界の自分はがんばれよと希望を託す行為の裏面である、この世界の自分の諦めと見切りにもあるのかなと考えています。

 

第十二話の感想、展開予想、考察は以上です。

 

*1 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)第十一話 タイトルから感想及び展開予想
*2 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)第五話 進み続けていたことから時間制限もあるのではないかと
*3 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)第三話 相手はやはりSERNです。
*4 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)第四話「奴は機関のエージェント」なんてのもありそうで怖い展開ですね

コメント
コメント投稿

コメント ( 必須 )

お名前 ( 必須 )

メールアドレス ※公開されません ( 必須 )

サイトアドレス ( 必須 )

CAPTCHA


トラックバック
トラックバックURL
error: Content is protected !!