STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)12話の感想や考察「コスプレ萌郁現る! 7000万年の砂時計。」

STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)12話「静止限界のドグマ」 感想
あらすじ
「ここはねぇ、7000万年前の地球だよ」椎名まゆりの声が聞こえる。岡部倫太郎の目の前に広がるのは生物の存在が一切感じられない、荒涼たる広がりだった。
タイムマシンでそこに送られてしまった岡部倫太郎を、椎名まゆりが追いかけてきたのだという。自分たちはここで一生を終えるが、7000万年後の秋葉原まで、意思は続いていくんだと思う、と。そして、砂の城が崩れるように、まゆりの影が形をなくしていく。
椎名まゆりが呼ぶ声で、岡部は屋上にいる自分に気づく。
ラボで、牧瀬紅莉栖、橋田至、椎名まゆりとともに実験の準備をするのだが、岡部倫太郎は、ずっと魂を抜き取られたように茫然としていた。
牧瀬紅莉栖が「タイムリープマシン」と言った声に反応し、岡部は我に返る。
牧瀬が記憶のデータ化と、転送方法を説明し、最大のリスクは被験者を必要とすることだという。結局、岡部倫太郎は、実験をしかるべき機関に移管することを決意する。
ラボに椎名まゆりと阿万音鈴羽がやってきた。鈴羽、牧瀬の間で不穏な空気が漂うが、まゆりが仲裁に入り、ひとまず場は収まった。
屋上で話す岡部とまゆり。一瞬影に見えたそのまゆりの姿に、何か遠いものを感じた岡部だった。
阿万音鈴羽がラボとSERNが回線で繋がっていることを知ると、あわててラボから帰ってしまった。置いてあった砂時計に気づく岡部。高まる心臓の鼓動。椎名まゆりのネジを巻いたばかりの懐中時計が止まっている。
そこへ乱入者が現れた。数人の男がマスクをかぶり、銃を構えている。最後に現れたのは桐生萌郁だった。
牧瀬紅莉栖、岡部倫太郎、橋田至の3人に同行を命じ、椎名まゆりに向けて発砲した。撃たれて倒れたまゆりを抱きかかえる岡部倫太郎。
岡部の頭にはフラッシュバックするたくさんのシーンが。
感想
7000万年前にいる岡部倫太郎と椎名まゆりが、オリジナルとも言えるし、その他大勢の一人とも言える、とまゆりは言っていて、それは、無数に存在する世界線の中の自分は、それぞれ主人公だってことなのでしょうか。
今の自分から見れば、他の世界線の自分は分身の一人であり、他の世界線の私から見れば、私が分身に見えるということなのかな。
記憶をデータ化したとして、3.24Tとは、どれだけの情報量だというのでしょうか。いくらSERNのLHCを拝借したとしても、たったの36バイトに圧縮できるの?
橋田至も牧瀬紅莉栖も、SERNとラボの回線が繋がったことがバレてないだろうと言ってて、SERNに気づかれたなら、何かアクションがあるはずって言ったとき、なぜ岡部は、謎のメールや画像のことを言い出せなかったのでしょうか。
不安を与えないためなのでしょうか? でもみんな頭脳明晰なのだから、打ち明けた方が対策の模索はしやすくなると思うのですけど。それに、こういう危険な状況に追い込まれたなら尚更、心の準備というものが必要なはず。
実験を他の機関に委ねると言ったときのまゆりはとても嬉しそうです。まゆりは時空に意識的に手を加えることをできれば避けたいのでしょうね。
牧瀬紅莉栖は今日もまた、美味しすぎるメニューを調理するのですね。天才少女にもできないことがあるのが微笑ましいです。
食材はどんな基準で選んでるんでしょうね。成分の含有率とか?
岡部と牧瀬が実験中止について話していた流れから、なんだか椎名まゆりが一番客観的に物事を見ていて、岡部倫太郎をあるべき場所へ誘導していて、それにつられて他のメンバーも同調してきた、という感じがしてきました。
紙の下の磁石に吸い寄せられて、動く砂鉄みたいです。
「もう大丈夫だね、まゆしぃが人質じゃなくても」って意味深~。
11話ではちょっとロマンス的要素考えてしまったけれど、鳳凰院凶真が世界を破滅へ導く悪であって、まゆりが岡部倫太郎へと引き戻すために人質役を買って出た、ってイメージの方が強そうな気がしてきました。
冒頭のまゆりの言葉からも思うに、岡部の軌道修正係がまゆりで、そろそろ任務を全うして、次はそれを岡部が誰かのために引き継ぐ番だ、なんて妄想が沸いてきます。
おお~、萌郁がコスプレ、と思ったらSERNの人間だったのですか。2話登場のときのあのどよんとした暗さのイメージにすっかり騙されてしまいました。萌郁はFBとつぶやいてる? でもFBって何なのかまたわからなくなってしまいました。
いやあ、とうとう機関がお出ましです。まあ1話からそんな気はしてましたけどね。
さて、第13話はいかに。