• STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)アニメ第七話感想と考察「ダイバージェンス1%の向こう側」

STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)アニメ第七話感想と考察「ダイバージェンス1%の向こう側」

STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)アニメ第七話感想と考察「ダイバージェンス1%の向こう側」

シュタインズゲート 第七話「断層のダイバージェンス」

シュタインズゲートゼロ7話の感想はこちら

感想

第七話あらすじ

これまでの実験では任意のタイミングで強制的に電話レンジの蓋を開けていましたが、岡部倫太郎が気合を入れ、電話レンジの蓋を取り外してしまう行動から第七話の物語は始まりを告げます。

ダルが電話レンジ(仮)を改良し、好きな携帯電話の番号へとDメールを送信することができるようになります。早速Dメールの実験が行われ、またその実験を一歩先へ進めることをラボの会議により決定します。

 

実験の次の段階というのはDメールを使い過去を変えるということです。実験の内容は一週間前の岡部倫太郎にロト6の当選番号を教え、その結果過去が変わるかどうかというもの。この実験中、岡部倫太郎が過去の自分へメールを送るために携帯電話の送信ボタンを押した瞬間、奇妙な感覚に襲われ放心状態となります。

まゆりの呼びかけで我に返った岡部倫太郎は、まわりの状況を確認すると事件前と今では食い違う事柄があることに気づきます。またロト6の結果は数字を書き間違え当選とはならず、過去を変えることには成功しましたが、その結果は過去を変える前とさほどかわりのないものでした。


屋上へ出て、一人となり岡部倫太郎は自分の置かれている状況を整理しますが、今の状態がどういうことなのかわからず。考えながら外へでると一階のブラウン管工房でバイトをしている鈴羽にジョン・タイターに聞いてみたら良いのではとアドバイスをもらいます。
ジョン・タイターという名前を聞いた岡部倫太郎は自分が実験前の世界線から今いるこの世界はロト6を当てるためにDメールを過去へ送らなかった世界線へ移動したのではないかと仮説を立てます。

今日行う予定であった実験を中止としメンバーを解散させた岡部倫太郎はジョン・タイターへ自分の行った実験とその結果、世界線が変わったという仮説、そして自分が記憶を維持していることを伝えます。

程なくしてジョン・タイターから返信があり、世界線が移動したことは間違いがないことを知ります。しかし自分が記憶を保っていることはジョン・タイターにもわからず、これまでに世界線を越えて記憶を維持し、その変動を観測できる人間は確認されていないことも知らされます。

 

ジョン・タイターはさらに記憶を維持したまま世界線を超える力が岡部倫太郎にはある可能性があると言い、ダイバージェンス1%の向こう側にある未来を変えることができる可能性を指摘し、岡部倫太郎にあなたに救世主となって欲しいという意味深な文章が書かれており、これに岡部倫太郎は大きな衝撃を受け、第七話の幕は閉じます。

 

●これらを踏まえて第七話の感想です。

いよいよ今回Dメールを使い過去を変えるといった本格的な時間への干渉?へ踏み出しました。Dメールによって移動した「ロト6を当てようとDメールを送らなかった世界」ですが、多少の変化はありましたが変化した移動した世界の前と後とでは大局的には変化がないように思えます。

 

たとえばロト6を一週間前の岡部倫太郎は買いましたが(るかに買わせました)、結果としては当選には外れ岡部倫太郎が思わぬ臨時収入を得るという違った未来には行きつきませんでした。作中で牧瀬紅莉栖が危惧していたタイムパラドックス、改変された過去の自称が確定した未来と矛盾してしまうといったことが起こらなかったということです。よくいう因果律というものが働いているのでしょうか。

ジョン・タイターいうダイバージェンス1%の向こう側というものを作中では「その先にあるのは真の自由。その壁を越えなければ未来はディストピアとなる。」と言われていましたが、今回それを「未来を変えること」と捕らえました。過去を変えることについては岡部倫太郎は成功していますが、大局的には過去は変わりましたがロト6が当たっていたということもなくDメールについて実験をしていたという今へなんの矛盾もなく繋がっています。おそらくジョン・タイターも未来からタイムトラベルすることで岡部倫太郎の生きる時代、ジョン・タイターからすれば過去が変わったのでしょう。

 

しかしジョン・タイターが注意喚起しているようにこのままでは未来で訪れるのがディストピアであると言っています。過去を変えることができても未来を変えることはとても難しいのだと直接ではありませんでしたが第七話と通して感じました。

明らかになった岡部倫太郎の特殊性ですが、これから先にその特殊性をどう用いるのか。また用いる場面がどんなものなのか興味があります。

今後の展開予想

第八話の展開予想

第七話までにおいてDメールによる実験の再現・検証・仮説・応用と、人がではありませんが、岡部倫太郎はタイムトラベルする方法を手に入れてしまいました。

 

しかし岡部倫太郎の特殊性やジョン・タイターのメール。また前回での謎の存在FB、忘れてはいけないSERNなど問題は山積みです。また今回作中でも萌郁はIBN5100を求めていました。

問題をひとつひとつ検証していく(たとえば岡部倫太郎の特殊性の追求)のもいいのですが、やはりそろそろ転んで欲しいかなと思います。萌郁が会話に参加することから字幕に変わった日付の時間表示も何かのカウントダウンのようで意味深です。

萌郁が行動を起こしてIBN5100が使えなくなる。
情報がSERNに漏れる。
FBなる存在が登場する。
ジョン・タイターと共にダイバージェンス1%の向こう側を考える。
具体的な展開予想を上げるならばどれかでしょうか。
第七話でのキーワード

    • 初登場の綯
    • ドクトルペッパー売り切れ
    • タイムパラドックス
    • 洗脳
    • ダイバージェンス1%の向こう側

    全体の展開予想

    第七話で世界線を移動しても岡部倫太郎は記憶を保つことがわかりました。また7月28日の事件のすぐ後に移動するときの違和感に襲われていたことから
    今いる世界線はジョンタイターがやってきた岡部倫太郎の時代へやってきた世界線である。た前提となります。

    そしてこれからの展開ですが、タイムトラベルの手段を手に入れた岡部倫太郎ですが、やはり陰謀をもつSERNとタイムトラベルのその方法について衝突します。またはSERNの直属の調査エージェントがFBという存在であり、いつのまにかその調査にバイトとして加担していたのが萌郁となるのでしょうか。

     

    この衝突でもしかしたら物語が一度止まるのかもしれません。このジョン・タイターのやってきた世界線ではSERNがディストピアを築未来が確定しています。よってSERNと接触した時点でタイムトラベルの理論がSERNに渡りその技術の独占に、岡部倫太郎達ラボメンは一役かってしまうことになります。

     

    ですのでSERNと接触することのない世界戦への移動を今もつ岡部倫太郎のDメールと特殊性という武器により過去を改変するのではないでしょうか。またもしかしたらDメールの発明は牧瀬紅莉栖がいたからできたのかもしれません。逆に牧瀬紅莉栖ならばひとりでも時間はかかってもできてしまったのではないでしょうか。ただしタイムマシンを否定しようと必死になって研究した結果などという落ちがついてきそうではありますが…。

    SERNのディストピアからの回避は牧瀬紅莉栖にタイムマシンを発明させないということにもつながるのではないでしょうか。牧瀬紅莉栖を岡部倫太郎と関わってしまう前に7月28日の事件によって研究者への道を閉ざしてしまうというのも一つの回避する未来への選択肢なのかもしれません。日付的には過去に起こったことですが…。

    しかし目指す世界線というものをSERNのディストピアの回避ではなく、ジョン・タイターのやってくることのない世界線であったならばどうでしょうか。

    SERNのディストピアの回避=ジョン・タイターのやってこない世界線
    ではあります。平和な未来からはピンチを知らせにジョン・タイターはやってきません。

    しかし、
    ジョンタイターのやってくることのない世界線≠SERNのディストピアの回避
    なのではないでしょうか。SERNはまったく健全な物理研究の機関であり、もっと端的に言ってしまうとタイムトラベルという技術がなく、平凡な日常が2030年まで続いていてもジョン・ジョンタイターはやってくることはないでしょう。

     

    言葉遊びかもしれませんが、岡部倫太郎はまっさらな世界線へある意味戻ろうとするのではないでしょうか。SERNはもちろん、牧瀬紅莉栖も事件へと巻き込まれずに、ジョン・タイターという自称タイムトラベラーが岡部倫太郎のやってこない世界線。あえていうならば普通の世界なのでしょうか。そこがゴールなのかなと展開を予想しました。

     

    考察

    今回は…
    物語に沿うものは感想・展開予想で触れ、あまり関係のなさそうなものについてこちらで別個に考察していましたが、今回は牧瀬紅莉栖は@ちゃんねる用語がわかる、綯は岡部倫太郎が怖い、萌郁が節々で写真を撮っていたいくらいで突き詰めて考察することは見つかりませんでした。

    第七話の感想、展開予想、考察は以上です。

    寄稿[RYUCCA:男性]
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