• STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)アニメ六話感想と考察 「牧瀬紅莉栖の人間観察力と岡部倫太郎の内面」

STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)アニメ六話感想と考察 「牧瀬紅莉栖の人間観察力と岡部倫太郎の内面」

STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)アニメ六話感想と考察 「牧瀬紅莉栖の人間観察力と岡部倫太郎の内面」

シュタインズゲート 第六話「蝶翼のダイバージェンス」

シュタインズゲート6話のネタバレを含んでおりますので、ご視聴後にお読みください。

◆感想「牧瀬紅莉栖の人間観察力と岡部倫太郎の内面」

●第六話あらすじ

人工衛星が秋葉原のラジオ会館に墜落し5日が経過したが、回収のめどはまだたっていないとのこと。物語は萌郁がFBという何者かとメールのやりとりをしているところからはじまります。

8月30日お昼頃、昼食後にラボのメンバーと状況の整理をするために岡部倫太郎は会議を開きます。ラボでの目標はまず電話レンジ(仮)の完成を目指すことに、そして過去へと送れるメールのことをDメールと呼称することに決定します。

ラボメンは再度Dメールの検証実験に取り掛かります。成功時の状況を踏まえ実験をする時間に着目した岡部倫太郎はその推測が当たりどうやらDメール解明の一歩を踏み出します。

 

実験成功のお祝いに岡部倫太郎とダルはスーパーへ買い出しに。岡部倫太郎は商品のゼリーをみてSERNの重大な秘密を知ってしまったという事の重大さを再認識し、本当にこれで良いのかと考えてます。岡部倫太郎がそんな考えごとをしているとスーパーの前で偶然、萌郁に会いますが岡部倫太郎は携帯をラボに置いてきており、萌郁は対面しているにも関わらずメールで意思疎通を図ろうとするので会話にはなりませんでした。

ラボへ戻ると数回の実験の再検証において牧瀬紅莉栖が過去へ送れるメールの文字数や送り先の時間の調節などいくつか発見し、ホワイトボードでラボメンとDメールについてわかったことを共有します。また岡部倫太郎は先ほど萌郁に出会ったときにきたメールの返信をします。

 


次の日8月31日、ここ数日の体験からか不思議な夢をみた岡部倫太郎は萌郁のメールによって起こされます。どうやら昨日、岡部倫太郎はメールの返信にIBN5100を見つけ見に来てもいいというような内容を送ったようで萌郁はIBN5100を早速見にきたとのこと。

 

萌郁はIBN5100を目にすると少し強引な姿勢でIBN5100の写真や借りることはできないかと打診したり入手先まで岡部倫太郎から聞き出してしまいます。

 

またラボに萌郁がいたことから、ラボへとやってきたダル・まゆり・牧瀬紅莉栖によってDメールのことに気づかれてしまいます。知ってしまったからには仕方がないと秘密を話すかわりに岡部倫太郎は萌郁をラボメンへと迎え、第六話は幕を閉じます。

 

●これらを踏まえて第六話の感想です。

今回はラボメン新メンバー!なのに少し不穏な気配が?という印象でした。

やはり岡部倫太郎はSERNの極秘情報を知ってしまったにもかかわらず、電話レンジ(仮)の完成、Dメールの立証と言ったほうがいいのでしょうか。その目標へ向かってぐんぐんと進んでいきます。まるで第五話の牧瀬紅莉栖とのボードゲームで牧瀬紅莉栖が言ったセリフ「岡部は大局的視点に欠ける。考えているのはいつも自分の作戦のことだけ。相手がどう考えているとか罠があるかもなんて全く考えていない」というものをなぞっているかのようです。セリフそのままだと岡部倫太郎一人であれば、これから相手が現れ罠に落ちることになるのですが…。

また予想していたように岡部倫太郎はやはりSERNの重大な秘密を知ってしまったという事柄や実験中の人身事故のゼリーマンズレポートの影響を受けているらしく、自分はこれでいいのかと迷っているようでした。また何よりまゆりを巻き込んでしまうことが気になるらしく、まゆりから「実験成功してよかったね」という言葉を受け、笑顔を作ってからそれが複雑なものに変わるという描写もありました。ブラックホール(イベントホライゾン)の夢を見るくらいには精神的にきているようです。

ちょうど今回で気づいたのですが、自分の作品を視聴する姿勢が、いつの間にか主人公である岡部倫太郎に対して自己投影だとか共感そういったものをせずに、第三者として視聴しているようになりました。

 

岡部倫太郎がいくら痛いことを言っても、苦手なタイプだとか立ち振る舞いが苦手だなーとかそういったことを全く思わなったのです。もしかしたら岡部倫太郎に毒されて洗脳されているのかもしれませんが…。ダル風に言うとただの慣れの可能性も微レ存でしょうか。

次回からいよいよ新ラボメンとして加わった萌羽がどんな刺激を与えるのか楽しみです。

◆今後の展開予想

●第七話の展開予想

第五話の話なのですが、牧瀬紅莉栖のセリフ「岡部は大局的視点に欠ける。考えているのはいつも自分の作戦のことだけ。相手がどう考えているとか罠があるかもなんて全くかんがえていない」というものそのままが岡部倫太郎に降りかかってくると思います。

 

相手がSERNであるのか、IBN5100を狙っている萌郁であるのか、はたまた謎のFBであるのかわかりませんがそろそろ横槍が入るのではと予想しています。岡部倫太郎ひとりでは罠に落ちてしまいますが、岡部倫太郎の周りにはラボメン達がいます。降りかかる困難を乗り越えるそんな展開を予想しています。

今回はキーワードではなく作中においてでてきたホワイトボードの内容を以下に記しておきたいと思います。

 

第六話でのホワイトボード

 

・電子レンジの温め機能から改造コマンドタイマー入力(逆回転)

 

・温め厨の電子レンジ蓋を強制的に開ける(タイミング、未確認)

 

 

放電現象

 

・放電現象中に電話レンジ(仮)に繋がれたケータイへメールを送信

 

・放電現象の発生条件はある?(12時頃~18頃まで?)

 

・Dメールで送れる文字数→(半角12文字or全角6文字)×3
(それ以降の文字は届かずに消失

 

・電話レンジ(仮)タイマーに入力する数字により遡る時間が調節可能
タイマーの1秒=現実の1時間

 

・同時に、電子レンジに入れておいたものはゼリーマン化する。
(瞬間移動を確認)

 

●全体の展開予想

今回で得たDメールや萌郁のラボメン加入、FBなるものの存在をこれまでの予想に組み込みますと
Dメールの理論の完成しDメールが使いこなせるようになる。

SERN、萌郁またはFBというIBN5100を狙うものと接触または衝突となる事件が起きる。

SERNがDメールの理論を奪おうとする。

Dメールの完成の理論は牧瀬紅莉栖の頭の中にあり、牧瀬紅莉栖をめぐる事件が起こる。

その事件の結果が7月28日ラジオ会館で牧瀬紅莉栖が血を流して倒れていることにつながる。

しかしこの事件の結果は事故であり、衝突した相手とこちらの攻防により暴走した強硬策ではないかと思います。

これを回避するためにDメールを用い世界線の移動。

7月28日に牧瀬紅莉栖が巻き込まれることがないように、またSERNの陰謀やジョンタイターなどのいる今の世界線から28日の事件が起きる前にいた世界線に一番近いものへの復帰をゴールとするのではないかと予想します。

簡単なものでは牧瀬紅莉栖と関わらない(タイムマシンの理論へ到達させない)。SERNの陰謀なんてものはただの空想。

 

ジョンタイターという自称未来人は今の時代にはいない。そうなるように岡部倫太郎の選択を最初からたどりなおすのではないかなと思っています。

 

◆考察

●時間の字幕画面

今回で初めて今が何月何日何時でしかも秒よりもずっと正確な間隔で時間が進み続けている画面がありました。

時間を意識することへのダメ押しのように感じます。

また進み続けていたことから時間制限もあるのではないかと、刻々と何かへ近づいている印象を受けました。

何か事件の起きる前ブレでしょうか。

はたまた盛大なミスリードでしょうか。

日付の確認はしますが意識しすぎて何かを見落としてしまわないように気を付けることにします。

●萌郁へのメール

作中では岡部倫太郎が実験後にふと送信する描写だけで終わっているのですが、IBN5100を見つけたこと。

自分の拠点がどこにあるということ。IBN5100を直接見せてもよいといった内容を送っていたことが、その後ラボへやってきた萌郁とのやりとりでわかりました。

このような内容を送ったのだなと考察してみると作中に流れる不穏な雰囲気から何かとんでもないようなことを教えてしまった気がします。

●放電現象の発生条件

作中では時間ということで仮説が立てられていましたが、あの時間帯にSERNが世界規模の陽子衝突実験などを行っているなどといった自然な磁場を大きく乱す行為の副産物に乗っかっているのではないかと考えています。

 

また場所も12時から18時ですと1Fの大量なブラウン管テレビの電源も入っていてそれに増幅されているのかななんてことも少し考えています。

 

第六話の感想、展開予想、考察は以上です。

寄稿[RYUCCA:男性]
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