STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)アニメ四話感想と考察「こんなにうまくいくなんて…これも機関の仕業なのか?」[男性寄稿]
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シュタインズゲート 第四話「空理彷徨のランデヴー」
第四話あらすじ
SERNのサーバーへのハッキングによりZプログラムの実験では重大な人身事故が起こっていたことが判明し動揺する岡部倫太郎とダル。
さらにレポートを読み進めるとゼリーマンズレポートという謎の単語と共に謎のプログラムのコードにまでたどり着きます。
ダルがコードの解読を試みますが全く理解のできないものとわかり断念。ダルは徹夜の作業であったためしばらく休むことに。
そして岡部倫太郎は自称タイムトラベラーであるジョン・タイターにメールをしてみることを決め、先ほどのプログラムのコードを送ります。
ダルが休んでいる間に岡部倫太郎とまゆりは、たまっていた洗濯をするためコインランドリーへ移動すると、ジョン・タイターから先ほどの返信が。
メールの内容にはIBN5100であれば、あの謎のコードを解くことが可能と記されており、岡部倫太郎はラボをあげてIBN5100を探すことに決めました。
ところがダルは疲れて眠っており起きず、まゆりはその日はバイトがあるということで結局、岡部倫太郎1人で秋葉原のどこかにあるといわれるIBN5100を探す羽目に…。
秋葉原の街へでた岡部倫太郎は偶然、牧瀬紅莉栖と遭遇します。
牧瀬紅莉栖は先日のゲルバナについて自分の中で仮説ができておらずその場を後にしようとしますが、人手を求めていた岡部倫太郎に強引に連れていかれることに。
そのままにしていた洗濯物を回収するために移動したコインランドリーで、岡部倫太郎は牧瀬紅莉栖にIBM5100のことやSERNについて話しますが、岡部倫太郎の妄言であると牧瀬紅莉栖に判断され鼻で笑われてしまいます。
メイド喫茶のメイドであるフェイリスに心当たりがあるという連絡をまゆりから受けた岡部倫太郎はメイクイーン+ニャン^2へ向かいますが、その日フェイリス杯というカードゲームの大会で店内はお祭り状態。
何故か岡部倫太郎は参加することでフェイリスが持っているIBN5100の情報を話してもらうという条件のもとにG-Back戦法をもってフェイリスからIBN5100は神社にあるということを聞き出します。
実家が柳原神社であるるかに連絡をしたところ父に聞いてみるとのこと。
岡部倫太郎が神社へ移動中に牧瀬紅莉栖から連絡があり、何故か神社にて合流。るかの父親に直接話を聞くと偶然にもIBN5100が神社に奉納されており貸し出しを快諾してくれ、あっさりと岡部倫太郎はIBM5100を探し出すことに成功します。
こうして岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖が大きなレトロPC、IBN5100をふたりでラボへと運ぶところで第四話の幕は閉じます。
これらを踏まえて第四話の感想です。
今回は嵐の前の…といった印象です。これまでのお話よりも移動が多く登場人物達も大きく動き回るお話だったのですが、とても重要なはずのIBN5100というレトロパソコンがあっさりと手に入ってしまったと感じました。あっさりしすぎている!これに尽きます。
また今回は特に岡部倫太郎の今まで見ることのできなかった一面が見れたように思います。
もちろん岡部倫太郎の鳳凰院凶真ぶりは今日も絶好調です。
例えば過去に何があったのかまだ語られていませんが、まゆりの星へ手を伸ばす行動へ向ける視線やその後の言動から相手を思いやるやさしさがわかります。
「何をやっているんだ。早くいくぞ」と声をかけても不思議ではないような場面ではありますが、その言葉を選らばないのが岡部倫太郎なのだと気づきました。
また牧瀬紅莉栖の「父と同じ失敗は繰り返さない」と感情的になってしまったあとのわざとふざけてみせたり、うまく話を自分のほうへと逸らすフォローの仕方。
牧瀬紅莉栖とるかとのやり取りで牧瀬紅莉栖には父に関して何かあるのだろうと気づきつつも追及しないところといった点。るかの父親へのこれまで見せなかったとて好青年然とした態度。
これらから今まで岡部倫太郎に抱いていたいろいろな設定の上で周りを意識せず自己を主張する厨二病患者といった印象から、厨二病という仮面をつけた周りに気を使い最も他者を意識している人物なのだという印象へと変わりました。
物語の流れや展開がとてもシリアスな中、今回は岡部倫太郎を強く意識させられるお話ではありましたが、未だに岡部倫太郎の動機についてがわかりません。
SERNといった巨大な組織やその向こう側にあるタイムマシンの原理、何が彼をそこへ突き動かすのか。科学者故の好奇心なのか、タイムマシンへの夢やこだわりなのか次回以降もそこを注意深く見ていこうと思っています。
今後の展開予想
第五話の展開予想
第五話の展開ですが、とんとん拍子に手に入れてしまったIBN5100でいざ解析!と岡部倫太郎は思っているのだと思いますが、あれだけあっさり手に入れてしまうと何か一つ問題を抱えているような気がします。
10年も神社に奉納されていたのですから、故障や劣化などを考えています。
もちろん年代物ですので交換用のパーツや修理などは簡単にはいかないかと思います。
IBN5100を使ったSERNのコード解析は御預けを食らうのではないかと予想しています。
またIBN5100といえば、ずっと探し続けている萌郁の存在があります。岡部倫太郎はIBN5100があるという情報を伝えるのか伝えないのかという選択に悩まされるのでしょう。
萌郁にはあまり良い印象を岡部倫太郎は抱いていないと思うのですが、使い終わったら貸す、こちらの用事が終わったら教えるなどと存在を匂わせてしまうのではないでしょうか。
少し突っ込んだ予想をするとこれまで物語にかかわってこなかった人物であり、謎の多い萌郁のスイッチをいれてしまうのではないでしょうか。
何故探していたのか、なんのために使うのか。
ところどころで岡部倫太郎の口にする虚言がだんだんと現実味を帯び始めているので「奴は機関のエージェント」なんてのもありそうで怖い展開ですね。
第四話でのキーワード
・鈴羽の「戦士」という発言
・牧瀬紅莉栖の「父と同じ失敗は繰り返さない」という発言
・「いつかこのPCを必要とする若者が現れるから大事にとっておくように」
全体の展開予想
四話目にして鍵となるアイテム・ワードが揃いつつあり、強引につなげてしまうことができるようになったと思います。
IBN5100とSERNから入手したコードの解読これが電話レンジ(仮)の解明へつながるのでしょう。
ゼリーマンズレポートというのもおおよそゲルバナの人間verで研究機関であるSERNがあらゆる観点から研究観測したレポートだと推測できます。
SERNと岡部倫太郎達ラボメン一行は同じ段階にいるのではないでしょうか。
世界線を移動させるために装置が必要でタイムトラベルさせようとした対象がゲル化してしまう状態。
装置は両者とも持っていて、ここから先へ研究を進めるためにはあのコードによって書かれた秘密が必要でそれを解読する手段がIBN5100となります。
IBN5100を発見したものがいたらSERN側はそれを譲ってもらおうと動くのでしょうか。
それもハッキングをしかけてきた相手の持ち物となると何かしらトラブルが起こりそうです。
たとえばIBN5100を巡った追いかけっこです。
これまでの予想へ強引につなげてしまうと、その奪い合いの最中で事故が起き、その結果として牧瀬紅莉栖の7月28日の事件となるのではないでしょうか。
そう予想するとそこが今度はゴールではなくなるのではないかと思います。
それならば事件に巻き込まれてしまう牧瀬紅莉栖を救う。これがゴールなのではないかと考えます。
考察
鈴羽の「戦士」というワードへの過剰な反応と発言
彼女はしゃべるほど謎が増えていくような気がしますが、仮に彼女がすべて本気で本当のことをそのままに言っているのであれば彼女は組織のエージェントなのかもしれません。
何かと戦うこと。彼女がトウモロコシの生の状態を知らないこと。岡部倫太郎の虚言に対して相談に乗れるということ。いくつものキーとなるものが揃いつつある未来ガジェット研究所の一階にいること。
特殊な環境で教育を受け育ち現在エージェントとして活動をしているといっても通りそうな条件を満たしていますが、鈴羽が本音をしゃべりすぎることや、既に虚言とは言え岡部倫太郎に気づかれているような指摘を受けた時点で機関のエージェンントとしては失格です。
しかし機関のエージェントではないにしろ鈴羽は鈴羽の何か目的があることは確かなような気がします。
萌郁のメール
今回も作中が7月31日だと教えてくれました。
しかし展開予想でも触れましたが、萌郁はいつまでも時間を意識させるだけの時計のお姉さんではいてくれないのではないでしょうか。
彼女がIBN5100を当初より探していた人物であり、それが見つかったらきっと正体を現してくれるのではないでしょうか。
もしくはあれだけ頻繁に連絡をしてきていたのに逆にいなくなってしまう。
いつも見ている時計が故障したり電池が切れてしまったりすると逆に今すごく何時なのか気になりますよね。
そんな変化を与える役割ももっているのではないでしょうか。
第四話の感想、展開予想、考察は以上です。