シュタインズ ゲート ゼロ 第23話 あらすじと感想「シュレディンガーの箱は開いた!オペレーション・アルタイルの発動だ(最終話)」

シュタイン・ズゲート ゼロ 第23話「無限遠点のアークライト」あらすじ
過去に向けて「Dライン」を送ることで、「アマデウス紅莉栖」の存在は消失した。これで、ロシアがタイムマシン争奪戦に介入する余地はなくなった。
あとはレスキネンとの対決をいかに乗り切るか――。いよいよ「シュタインズゲート」へと至る最後の戦いが始まろうとしていた。
感想「シュレディンガーの箱は開いた!オペレーション・アルタイルの発動だ(最終話)」
-
第23話の感想
シュタインズ・ゲート ゼロ第23話を視聴して、全体的な物語は前作『シュタインズ・ゲート』よりは不完全な部分が多く、物語はハッピーエンドだったのでしょうか?と少し疑問に思ってしまいました。
しかし物語の展開は大満足です!
すべてはまるく収まっているのですが、シュタインズ・ゲート ゼロの世界線の主人公である岡部倫太郎はタイムマシンの開発まで15年の年月をかけ歳もその分とってしまいました。
ラストで世界線の絶対的な目的である椎名まゆりと阿万音鈴羽の救出には成功しましたが、椎名まゆりと阿万音鈴羽の存在はタイムパラドックス的にどこの時間へ戻るのでしょうか?
岡部倫太郎がタイムマシンを完成させた時間に戻ると阿万音鈴羽が二人と容姿が2010年のままの椎名まゆりが存在することになってしまいます。
そう考えると2011年の7月7日、椎名まゆりと阿万音鈴羽が2010年へと出発した直後に送り届けるのが一番いいように思いますが、岡部倫太郎は報われません。
Amadeus紅莉栖を失い、救出に何年もの月日をかけてなんとか成功した椎名まゆりとも一緒にいられる未来がないなんて…。
しかし椎名まゆりがタイムマシンと共にいなくなってしまった世界と存在する世界では世界線が違うと思いますので、送り届けた時に世界線の変動があり世界の情勢も変わるのかもしれないですね。
結果的にはシュタインズ・ゲート世界線に到達するお話ですしね。
椎名かがりと阿万音鈴羽とのアクションシーンは今回の見どころのひとつだったのではないのかと思います。
未来で『戦士』として戦闘訓練を受け実践経験のある阿万音鈴羽と拮抗するほどの戦闘能力を椎名かがりが持っていたのは驚きです。
椎名かがりの存在ですが、結局彼女はどうして牧瀬紅莉栖と容姿がそっくりだったのでしょうか?
このことはよく疑問視されているようですが、結局不明のようです。椎名かがりも未来の岡部倫太郎の近くでワルキューレとして存在していたので椎名かがり自信も救われる未来が待っているのかもしれませんね。
歳がいくつなんだろうと考えてはいけないと思います。
タイムマシンにヘリからのミサイル攻撃を『恐れずに見る』ことが事象の決定の鍵だったのでしょうか。
これまではタイムマシンが破壊されてしまったのか、過去へタイムトリップできたのか不確かだったことは確かです。
しかしまさに無事にタイムトリップしたタイムマシンを『観測』した岡部倫太郎が笑う姿には痺れました。
あのシーンでの、あの表情は最適だったと思います。かっこいいポーズは…。
2010年についた椎名まゆりと椎名まゆりの過去と未来の自分とのやり取りはシュタゲファンに嬉しいドラマCD『無限遠点のアークライト』の映像化、そして前作『シュタインズ・ゲート』の第23話に繋がるというかなり凝った演出がされていました。
こうしてみると椎名まゆりもかなり成長したのですね。
しかし「オカリンの折れた心を蹴っ飛ばしてでも立ち直らせて。
ただ名前を呼んだだけじゃ届かない」という椎名まゆりのセリフがありましたが、2010年の椎名まゆりのとった行動は蹴りではなくビンタでした。
椎名まゆりの「トゥットゥルー」という挨拶をかなり久しぶりに聞いたような気がします。
2010年に届いたムービーメールはあのように撮影されていたのですね。
撮影現場のカメラを構えるフェイリスの後ろ姿にちょっと笑ってしまいました。
ゲーム版では比屋定真帆の「宇宙に始まりはあるが終わりはない。無限」というモノローグで終わりだそうですが、アニメ版にはCパートがありました。
イベントホライゾンの向こう側ではなくBC.18000。
とんでもないところへと飛ばされてしまった椎名まゆりと阿万音鈴羽を迎えにきた岡部倫太郎の姿は完全なヒーローで「待たせたな、二人共!」と言って笑う姿はかっこよすぎです。
最後のシーンでいろんな矛盾や考えていたことも吹っ飛ばされてしまいました。
物語全体もまとまり、物語のその後もシュタインズ・ゲートの世界でのルールに沿って想像させられることも多くシュタインズ・ゲート ゼロも楽しく視聴することができました。
ちなみにBC.18000年頃では現在の地球から見える天体の配置が違っており織姫と彦星であるベガとアルタイルは隣接しているそうです。
Topics+考察
-
タイトル「交差座標のスターダスト」
- ムービーメールを再生し岡部倫太郎が「はじめましてだな。15年前の俺。」というセリフから「交差座標のスターダスト」にタイトルが変わります。
-
BC.18000年ってどれくらい?
旧石器時代。氷河期の終わり頃。縄文時代が約BC.13000。
シュタインズ・ゲート世界線に椎名まゆりを助けにいく前に移動しないのか?
作中ではムービーメールを撮影しているが岡部倫太郎は送信の指示だけをしており、送信前にタイムマシンに搭乗した。
シュタインズ・ゲート世界線に移動してしまえば、椎名まゆり達を助けにいく必要はないが、助けにいくのが岡部倫太郎。
結局ジュディ・レイエスとは…?
ゲーム版ではアレクシス・レスキネン教授に並ぶ悪役。気になる方はゲーム版を是非。
阿万音由季、中瀬克美のフラグは?
阿万音由季がラボに強襲してきたライダースーツの人物と同じ場所を怪我をしていたことなどはこちらもゲーム版へ。分岐のひとつの可能性。
中瀬克美が入院しリーディング・シュタイナーの兆候があったというフラグも分岐のひとつ。
アレクシス・レスキネンがリーディング・シュタイナーについても研究をしていた。
大学内で見かけたアレクシス・レスキネンが姿を消したシーン
ゲーム原作では大学地下にストラトフォーの対タイムマシン争奪戦のための基地があるとのこと
シュタインズ・ゲート世界線にはいけたの?
シュタインズ・ゲート ゼロの物語があったかもしれないストーリーのひとつ。
シュタインズ・ゲート ゼロの岡部倫太郎がシュタインズ・ゲート世界線に到達するのではなく前作『シュタインズ・ゲート』の岡部倫太郎が到達する。
その後、岡部倫太郎が様々な世界線の記憶を夢のような感覚で共有する。
第23話の感想、考察は以上です。
- 執筆者 - RYUCCA - アニメ - シュタインズ・ゲートゼロ - 執筆者 - アニメ
- 岡部倫太郎 / 比屋定真帆 / 椎名まゆり / 阿万音鈴羽 / ダル / シュタインズゲート・ゼロ / 第23話 / 無限遠点のアークライト
- コメント