STEJNS;GATE(シュタインズ・ゲート)アニメ第一話「始まりと終わりのプロローグ」感想と考察 とりあえずストーリーは?
以下アニメSTEINS;GATE(シュタインズゲート)1話のネタバレを含んでおりますので、未視聴の方はシュタインズゲート第1話を視聴後お読みいただきますようお願いいたします。
第1話始まりと終わりのプロローグ感想
簡潔に一話を視聴してまずはじめに自分の中で浮かんだものが「?」でした。
シュタインズゲートという物語がシリアスに何かの事件へ巻き込まれるのか、主人公含む仲間たちが何かを作りあげるのか、それとも厨二病やおたくノリでギャグへ走っていくのかどんな方向へ話が向かっていくのか検討が付きませんでした。
第一話の流れを簡単に整理します。
都内の大学へ通う主人公、岡部倫太郎(以下おかりん)、コスプレ作りが趣味で幼馴染の椎名まゆり(以下まゆり)、おそらくアニメ系のおたくでおかりんと同じ大学へ通う橋田至(以下ダル)の3人で工学サークル「未来ガジェット研究所」を運営・活動をしています。
一話の中でも未来ガジェット1号(おもちゃの銃型のリモコン)や8号「謎の電子レンジ」といった発明品が登場しています。
物語は主人公おかりんの視点で主に物語が進行し、夏のある日秋葉原のラジオ会館で行われる中鉢博士のタイムマシン理論についての研究発表会への参加からスタートします。
研究発表会後、悲鳴が聞こえおかりんがそこへ向かうと牧瀬紅莉栖の死体を発見。
混乱の中おかりんがダルへメールを送ると不可解な感覚に襲われ、その前には無事であったはずのラジオ会館には人工衛星と思われるものが落下していました。
その後、未来がジェット研究所へ戻り研究活動を行った後、ダルと共に大学の講義へ出席するために大学へ移動。
不可解な感覚に襲われた後のおかりん・まゆり・ダルとの会話の中でおかりんとまゆり・ダルとで記憶に齟齬があることがだんだんと発覚していきます。
大学構内のエレベーターに乗り扉が開いた先には刺されたはずの牧瀬紅莉栖が…
そこまでが一話目の内容です。
それを踏まえて感想です。まず主人公おかりんへの感情移入がとてもしにくいものでした。
何故ならばおかりんは性格にかなりの癖があり、また本音のようなものを語らず厨二病発言で自分の感情を隠してしまいます。
そのため物語はおかりんの視点で進行していきますが、観ている側は俯瞰視点で見なければいけないのかなと感じました。
作中でのアルパカマンのやり取りにおいてダルのセリフ「自分がモニターの中の存在であったらそれを見極めるすべはある?」というものを聞いたときにさらにその見方を一歩下がるようにといった警告のように感じました。
作中、何よりも印象的であったのが携帯電話です。
何かしらの出来事があるたびにバイブ音がしておりおかりんが携帯を操作する描写も多いので意識せずにはいられません。
しかしおかりんの厨二病発言により紛らわしくなってしまいます。
むしろ携帯操作が全部が全部大切なものではなく、携帯の操作描写の中から意味のあるものを見つけることを探しなてみてくださいと言われているような気さえします。
また時計も印象的です。1話冒頭での岡部倫太郎の語りと共に時計が時間を刻む音がします。
この冒頭があったので日にちや時間を意識するようにしました。一話目では日付の経過がなかったのでまだわかりませんが7月の28日を1日目、お昼の12時をスタートの時間と据えてみようと思います。
多くの謎や単語、行動そして何よりも死体を目撃したはずの牧瀬紅莉栖が生きているところを目撃しての引きでしたのでとにかく先が気になります。
今後の展開予想
第二話の展開予想
第二話の展開予想ですが、やはり謎が謎を呼びすぎてなかなかどんな話に進行していくのか予想たちません。
第二話では第一話で登場しているのにもかかわらず特に説明も「Science誌に論文が載った」というおかりんのセリフひとつで片づけられた牧瀬紅莉栖の登場人物としての説明が主だと思います。
しかし一話の記憶の齟齬を突き詰めていない進行から、亡くなっている・生きているといった謎はそのままに進行していくのではないかと思います。
世界で権威のあるScience誌に論文が載ったということは彼女は天才科学少女といったところなのでしょうか。彼女の行動で三話目以降の展開が見えてくるのではないのかと思います。
- 1話でのキーワードを以下にまとめますと
- ・ラジオ会館
- ・人工衛星
- ・タイムマシン
- ・ジョン・タイター
- ・牧瀬紅莉栖の死体
- ・携帯電話
- ・メタルウーパー(名前入り)?
- ・未来ガジェット8号(電子レンジ)
- ・メイド喫茶
- ・セミの声から思いだされたまゆりの過去
どのようにこういったキーワードがかかわってくるのか二話目以降でなければまだ予想もたてられない単語の羅列が多いです。
全体の展開予想
こちらもまだまったくつかめません。
もし仮に牧瀬紅莉栖がおかりんやダルのようにぶっ飛んだ性格をしているならばラジオ会館での不思議な事件を裏に日常系ギャグを繰り広げ不意なところでラジオ会館との事件への関わりといった展開。
またはあまり癖の強くない性格であれば彼女の第二話以降での行動等でラジオ会館への事件へとどこかで関わりがあり、また牧瀬紅莉栖自身が死体となることがどうしてそうなったのか、またタイムマシンを匂わせていることなどから牧瀬紅莉栖が死ぬことが回避するといったタイムリープやループものなのでしょうか。
唯一記憶に齟齬があり自覚もあるおかりんがいる以上、おかりんがラジオ会館での事件へ関わっていくのでしょう。
まだ自分の内面を語らないまた隠してしまうそういった行動が余裕がなくなるにつれてメッキがはがれ、おかりんがどうしようとしているのかで展開が変わると思います。
1話視聴のみの観点からですと牧瀬紅莉栖の死の回避をおかりんが選択し、また時間は未来へ流れていくものですが、なんらかの事件事故または故意的に時間をさかのぼり7月28日冒頭へ向かって物語が展開しそこがゴールなのではと考えています。
考察
●携帯電話と未来ガジェット8号(電子レンジ)
感想展開予想でも多少触れてしまいましたが、おかりんが携帯電話を手に取ること、また謎の電子レンジへの入力がおかりんの携帯からであることによってこれが重要なアイテムなるのではないかと思います。
●ダルのセリフとOP
こちらも先述してしまいましたが「モニターの中の存在だったらそれを見極める術はあるか」というテーマ、これが視聴者への視聴の仕方なのではないかと思います。
またオープニングテーマ「Hacking to the Gate」の歌詞の一部「世界線をこえて~」や「時間のループ」「孤独の観測者」などといったワードから主人公たちがおこすこれからの物語はおかりんの視点で進行していくが視聴者は一歩ひいて観測者として俯瞰した視点で見るようにということだととらえました。
●メイド喫茶
ラジオ会館、未来ガジェット研究所(1Fブラウン管テレビ屋?含む)、休憩していた公園
大学と移動の少ない一話目でしたがダルのセリフにより少なくとも一か所以上はまた行動の範囲が広がるということがわかりました。
●ラジオ会館屋上にいた人
手で×記をかいているように描写されていた人はなんのメッセージであったのかわかりません。しかしその後ろにあった黒い物体がラジオ会館に墜落した人工衛星のようなものなのではないかと思います。
第一話の感想、展開予想、考察は以上です。
1話~24話までのまとめはこちら