進撃の巨人アニメ 第2話あらすじと感想『壁が破られたその日』

進撃の巨人アニメ 第2話あらすじと感想『壁が破られたその日』

進撃の巨人 第二話 『その日―シガンシナ陥落②―』 あらすじ

 壁を築き、百年の平和を守った人類。しかし、その平和もある日突然破られた。

 

 壁が超巨大巨人に蹴り破られ、シガンシナ区は巨人の侵攻を許してしまう。逃げ惑う人の中で、エレンは母を助けられなかったハンネスを責める。そこで、彼に思わぬ言葉をかけられるのだった。そして彼は、ある一つの決意を固めるのだった。

 

 一方、街は次の壁の中へ向かう船に人が乗せられ、運ばれていく。しかし人が多すぎて乗り切らないという現実。衛兵たちは戦うが、うまく反撃のきっかけが生み出せない。

 

 そんな中で、新た巨人が現れる。全身を鎧で包んだようなその巨人は、突進して壁を突き破り、ウォール・マリアを陥落させたのだった……。

【感想】『壁が破られたその日』

 第一話に続き、なかなか絶望的な回でした。前回とは少しベクトルの違う絶望が待っていたように感じました。人が生き残るために人を犠牲にする。こういうことは、この世界に生きている私たちには想像することができないことですが、実際にもし、食糧難などで今いる人類を養うことがどうやっても無理だ、となってしまったときには、私たち人間はどういう行動を取るのか、ということを少し考えさせられてしまいました。

 

 その果てにあった答えとして、彼らの出したものが正解だったのかどうか、ということは私には分かりません。とても、安易には答えを出せるものではないですから。

 

 エレンやミカサの言葉にも考えさせられるものがありました。たたかうことができなかった自分たちにできることは、生き残ること、そして、生かされている自分たちにできることは、その中で必死に生きることだ、ということです。

 

 エレンたちは、今回自分たちで戦って生き残ったわけではありません。ハンネスに助けられ、政府が派遣した船に運良く乗ることができて、配給のパンを恵んでもらうことができたから、彼らは生きているのです。

 

 もし自分たちがエレンくらいの年の子供だったら、そんなことを思うことができるでしょうか。きっと、彼らは極限状態の中で生きなければいけなかったからこそ、そんな風に思うことができたんじゃないかな、という風に思います。どうやってでも生きなければいけない状況に放り出されたからこそ、彼らはそんな風に、誰かに助けられて生きているというkとに気づいたんじゃないかな、と思います。

 

 ハンネスの言葉も、もちろんそこにはあるのでしょう。弱かったから母親を助けられなかった、という言葉が。子供である彼らにとって、そして、母を失ったばかりである彼らにとって、その言葉はどれほど残酷だったことでしょう。

 

 でも、それはやはり真実なのです。真実だからこそ、残酷なのかもしれません。でも、それでうつむく彼らではありませんでした。

 

 第二話終盤、訓練兵団へ入隊した彼ら。彼らは今度こそ、誰かを守れるように、強くなるためにそこへ入るのです。エレンたちはどんな苦難を乗り越えることになるのか、次回からも目が離せません。

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