revisions リヴィジョンズ 第12話 あらすじと感想「ニコラス・サトウが堂嶋大介にこだわらなければよかったのに」

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第12話「revert」あらすじ
驚愕の再会を果たした“友”を追い、時空のゲートへ飛び込んだ大介。そこは2010年。彼に運命の予言がもたらされた、あの誘拐事件の夜だった。今、入り組んだ過去と現在が解きほぐされ、真相が明かされる。確定していない過去。その先に、未来はあるのか──?
感想「ニコラス・サトウが堂嶋大介にこだわらなければよかったのに」
第12話の内容
第12話ではニコラス・サトウによってリヴィジョンズの拠点から量子脳が破壊され2017年へ渋谷区が帰還しました。
そして2010年へと向かったニコラス・サトウと共に時空のゲートへで転移した堂嶋大介が2010年のあの事件をやり直しました。
今回の誘拐された人物は浅野慶作で犯人はミロとこれまでに描かれた2010年の事件と違うものになっていました。
この点はニコラス・サトウが「実はね大介。ここへ来る前にも様々な時間で何度も君を殺そうとしたんだよ」「因果というものなのか、君の心残りが強すぎて邪魔をしているのか」という作中でのセリフで説明がされていました。
また時間の外側の存在になったニコラス・サトウは堂嶋大介に妙なこだわりがあり、排除するために時空ゲートへと誘い最後の決戦を行います。
ただしゲシュペンストへと姿を変えたニコラス・サトウはストリング・パペットに搭乗した堂嶋大介に敗れます。
しかしニコラス・サトウは時間の外側の存在。
どこにでも常に存在します。
堂嶋大介を元の世界へ戻そうと浅野慶作が現れますが、堂嶋大介を守っていたものは浅野慶作だとニコラス・サトウは確信し、ニコラス・サトウは浅野慶作の意識を消し去り完全存在になろうとします。
しかしニコラス・サトウと同一の存在であり、同じ力を持つ浅野慶作によってニコラス・サトウは浅野慶作の意識を消そうとしたことと同じように消されてしまいます。
また浅野慶作の力とS.D.S.のメンバーたちの力によって堂嶋大介は2017年に帰還します。
結局どういう話だったのか?
リヴィジョンズ側に属していたニコラス・サトウが超常の存在となり、何度も堂嶋大介を消そうとした時間のループの中の1つのお話だったようです。
特別な力を特に何ももっておらず、物語の主人公ではない堂嶋大介を馬鹿にしつつもニコラス・サトウは堂嶋大介を消せないという事実に苛立ち、時空の外で1対1の戦いを行ったため浅野慶作に干渉されて消されてしまいました。
ニコラス・サトウと浅野慶作とは?
虚無の結晶と融合したことで量子脳を手に入れ、時間の概念を超えた存在になりました。
ニコラス・サトウは「私はどこにでもいるし、どこにでもいける」と作中で言っています。
虚無の結晶の一部でありニコラス・サトウに取り込まれたことによって浅野慶作も同じように時間の概念を超えた存在になっています。
ニコラス・サトウの目的は堂嶋大介を消す事。
しかし堂嶋大介は浅野慶作によって守られ、ニコラス・サトウの企みはうまく行く事はありませんでした。
他作品ですが、『魔法少女まどかマギカ』の主人公『鹿目まどか』が円環の理という存在になったという事とだいたい一緒だと捉えています。
堂嶋大介故に
ニコラス・サトウと決着をつけるのが堂嶋大介であるために、超常存在であるニコラス・サトウをどうやって倒すのか?どうやって元の時代に戻るのか?など疑問を置き去りにして突っ込んでいきました。
決戦の舞台へたどり着いたのが堂嶋大介だったために理屈よりも目の前の出来事に突っ込むという性格が物語の展開にも影響しご都合的な終わり方をしました。
どうやって浅野慶作を助けるのかもわかりません。
ミロの行方
渋谷転送が起こる前に皆のところへ送られたメールの主はミロということがわかりました。
ただし2017年の渋谷にミロが存在するとミロも転送に巻き込まれミロが複数存在することになってしまい未来予測に再び悪い影響を与えると考えて合流しないで他の地域にいるのかと考えています。
アーヴもミロの事しか描かれていなかったためリヴィジョンズの勢力もまた他にも支部や幹部がいるのかもしれません。
Cパートでミロがいたのはロンドンのビックベンかなと予想しています。
渋谷の実験が失敗してしまったためリヴィジョンズは再び他の候補地を転送し、パンデミック回避の作戦を実行するのだと思います。
未来でのアーヴとリヴィジョンズの戦いは終わらないということですね。
総評
2388年に渋谷が転送してからストリング・パペットを使ったシビリアンとの戦闘は見どころがありました。
また渋谷区の自治にS.D.Sのメンバーが巻き込まれる展開は見ていて退屈なところでした。
アーヴの持つ時間の概念を掘り下げたり、もっとストリング・パペットを使った攻防戦が見たかったなと思っています。
しかし後半の浅野慶作がチハル・イスルギと同士討ちになってからニコラス・サトウの企てがところどころでわかるようになってからは素直に面白かったです。
作品独自の量子脳や時間の概念、またシビリアン、ストリング・パペットなどをもっと前面に押し出した物語のほうが面白かったかなと思っています。
第12話の感想は以上です。
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- 第12話 / revisions リヴィジョンズ / 堂嶋大介 / 浅野慶作 / ミロ / S.D.S.(シブヤ・ディフェンス・サービス) / ニコラス・サトウ / revert / 円環の理
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