RErideD-刻越えのデリダ- 第5話 あらすじと感想「デリダが過去を変えるとユーリィのカメラが直る!?」
「はじまりの場所」あらすじ
デリダたちは、マージュが立ち寄ったという博物館の街・ヴァンフォートを訪れる。戦争の災禍が及び人の住まなくなった街は静まりかえっていたが、まだいくつかのインフラはかろうじて生き残っていた。博物館へと足を踏み入れたデリダは、既視感を覚える。父ジャキスと共に博物館を訪れた、幼い頃の記憶。と同時に、またもや不思議な感覚に包まれたデリダは、10年前のあのときに自分がいることに気がついて……。
感想「デリダが過去を変えるとユーリィのカメラが直る!?」
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過去改変
マージュの手がかりを見つけたユーリィ
デリダ「確かに記憶が書き換わっている。タイムライドに成功したっていうのか?」
冒頭のデリダのセリフから第4話で行われた過去改変はデリダの知っている過去を改変するだけでなく、デリダ自身の記憶が書き換わっているようです。
デリダもリーディングシュタイナーの使い手だったとは…。
ユーリィが見つけたマージュの手がかりによってデリダ達はヴァンフォートの近代ミュージアムへ行くこととなりました。
ヴィドーもちょうどヴァンフォートに用事があること。
「そんなに時間はかからない」というヴィドーの言葉にデリダはそっちを優先させてくれというのでした。
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ヴァンフォート
元警察官だということがわかったヴィドー
デリダ達がたどり着いたヴァンフォートの街は近代的で建物も多く形を残しているものの人の気配が全くありませんでした。
「一年前に大規模な戦闘があって」とユーリィが説明していましたが、稼働しているDZも見当たらず住めるような気がします。
ヴィドーの用事である建物に侵入したデリダ達は犬型のオートマタと遭遇します。
「侵入者発見」と犬型オートマタは警告を発してきますが、ヴィドーを見ると「網膜認証開始。フェルカー警部と認定」と言いスリープ状態に入ってしまいます。
ヴィドーが元警察官だという事実がここで明らかになり、これまでヴィドーに対して厳しさの中に優しさをもった強面のおっさんといった印象が強く裏付けされたように思います。
ヴィドーの信頼度もぐっと上がりました。
目的の物を回収したと言うヴィドーの報告によってデリダ達は本命である近代ミュージアムへ移動することになります。
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近代ミュージアム
近代ミュージアムに展示されている天球儀を見て過去を思い出すデリダ
「なんだ、ここは…。来た事がある気がする」と既視感を訴えるデリダ。
廃れたミュージアムの中へ入るとデリダの周りに霧が発生し過去の記憶の断片が蘇ります。
デリダは父のジャキスに連れられて子供の頃にこのミュージアムへ訪れたことがあったのです。
霧が出たのでアンジュもでてくるのかと思いましたがそうではありませんでした。
アンジュが姿を現すときとそうでないときの違いはなんなのでしょうか。
ミュージアムに展示された天球儀を見てデリダは再び過去の記憶を取り戻します。
もしこの廃墟となった都市に酷い雨が降っていてプラネタリリムを案内するオートマタがいたとしたらPlanetarianだなと思ってしまいました。
再びデリダを狙うドナの襲撃に合う
過去の自分の記憶を追いかけてデリダは一人ミュージアムの奥へと駆け出してしまったところで、デリダの抹殺を目的とするドナが襲撃に訪れます。
この襲撃によってドナからの攻撃をかわすことはできたデリダとユーリィでしたが、ユーリィのカメラが壊れてしまいました。
マージュの映像データをチップに記録するユーリィ
ヴィドーがドナを引き付けている隙にデリダとユーリィはマージュの映像を探す為、監視室へ行きデータをチップに記録します。
蘇りつつあったデリダの記憶が役に立ちました。
しかしデリダはまだ完全に記憶を取り戻してはいない様子で展示されていたオートマタのプロトタイプを見つけることによって、子供の頃にミュージアムへ訪れたのは父のジャキスが開発したオートマタプロトタイプの記念式典に出席するためだったことを思い出します。
成り行きでデリダの記憶を追いかけていますが、いつからデリダは記憶喪失になったのでしょうか。
そんな思い出によってデリダはジャキスにとっていた態度を悔やんでいると懐中時計が光り、アンジュがデリダの目の前に現れます。
「すれ違った想い、交わらなかった二人の時間。もし、繋ぎ直せるなら」とアンジュが言うとデリダは10年前のジャキスと会う日に飛ばされてしまいます。
唐突なタイムトラベルです。
過去をやり直すようにデリダはジャキスの部屋へと訪れますが、そこにジャキスの姿はなくGPSも切られているとのこと。
しかしジャキスの机にはデリダの写真が飾られていたのでした。
結局過去デリダが体験した事と同じように約束の時間と場所でジャキスと会う事になったデリダでしたが、DZの秘密とアンドレイの計画をジャキスに伝えます。
そんなデリダの言葉を聞いてジャキスは「やはりな」と言い、アンドレイから逃げようというデリダの提案を断りDZを見過ごしてきた責任を取ると言うのでした。
パッチプログラムを作れなかったジャキスに対して完成させたデリダ。
そしてジャキスはデリダが自分を越えた事を認めた上で「そして生きろ!」と告げるのでした。
更に説得を試みようとしたデリダでしたが時間切れのようで過去の自分から遠のき10年後の元の時間へと戻ります。
ジャキスを救えなかったことを悔やむデリダでしたが、そんな弱音を吐くデリダをユーリィが奮い立たせるのでした。
そのときデリダはユーリィのカメラが壊れていないことに気が付きます。
一連のデリダのタイムライドによって再び過去改変が起こったようです。
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ドナからの逃走
ドナと引き付け戦っていたヴィドーでしたがドナの攻撃により再びデリダ達と合流します。
ドナの猛攻を凌いでみせたヴィドーは最後に柱を爆破しミュージアム前に自身の判断で移動してきていたグラハムに乗って逃走します。
爆破によって柱の破片に埋もれていたドナはデリダ達を追撃できず、しかしゆっくりと起き上がり次の機会を狙うような素振りを見せます。
ヴィドーの用事というのは警察官だった頃の部下の父からの依頼で写真を回収するというものでした。
この写真がデータではなく印刷されたものだったというのが不思議です。
そしてミュージアムから回収してきたマージュの映像を確認するデリダ達は謎の男と話をするマージュの姿を目撃します。
その男を見てデリダは「カシエル」と呟くのでした。
デリダの過去の行いとユーリィのカメラには何の繋がりがあったのか第5話ではそこが一番気になりました。
第5話の感想は以上です。
- アニメ - RErideD-刻越えのデリダ - 執筆者 - RYUCCA - アニメ
- 第5話 / RErideD-刻越えのデリダ- / デリダ・イヴェン / マージュ / アンドレイ / DZ / ヴィドー・フェルカー / ドナ / ユーリィー・ディートリヒ / グラハム / アンジュ / 棄てきれぬもの
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