RErideD-刻越えのデリダ- 第12話 あらすじと感想「気になる部分はあるけれど、終わりよければ全てよし」

RErideD-刻越えのデリダ- 第12話 あらすじと感想「気になる部分はあるけれど、終わりよければ全てよし」

第12話「総ては在るべき場所へ」あらすじ

グラハムの力を借りて荒野を突破し、デリダたちは電波望遠鏡にたどり着く。シュミットやドナの襲撃を潜り抜けたデリダとユーリィが施設地下へと向かうなか、マユカは、DZたちを食い止めているヴィドーの元へと駆け戻っていく。デリダとユーリィが施設の扉を開くと、目の前には懐かしい「あの時」の光景が広がっていた。そして、そこに横たわるマージュを見つけるが……!?再会は“刻”を越えて―――これは、想いが旅する物語。

REradeD公式サイト STORYより

感想「気になる部分はあるけれど、終わりよければ全てよし」

  • ミサイル爆撃について

電波望遠鏡の施設地下にはマージュによって『記憶の部屋』が創られていた

出典:REradeD公式サイトより

 

正直なところタイムトリップを題材とした作品の中ではイマイチだったかなと個人的に思います。

 

デリダの主観で物語が展開され、10年間のコールドスリープの末、荒廃した未来に辿り着き、右も左もわからない状態から、ヴィドー達と出会い旅をするというものでした。

 

デリダ達の住む国に訪れた隣国からのミサイル爆撃という終焉は少し唐突なところがあり、ついていけませんでした。

 

そのため、第12話での危機感に共感できず、緊迫した様子が描写されているものの感情移入できず他人事のまま視聴してしまいました。

 

第7話でミサイル爆撃の噂があり、第8話のタイムライドの過去改変によってミサイル爆撃が現実のものとなってしまいましたが、デリダがコールドスリープから目覚めた辺りから隣国の動きの描写を挟んでいたら、唐突という印象は受けなかったかなと考えています。

  • マージュとアンジュについて

タイムライドのハードウェアの中で眠るマージュ

出典:REradeD公式サイトより

 

第11話で予想したマージュの目的は半分当たりで半分ハズレといったところでした。

 

簡単に言ってしまえば、マージュは10年前のデリダを助けるためにタイムライドをしていたという事がわかりました。

 

同時にデリダは本当ならば10年前ネイサンと共にアンドレイの襲撃によって命を落としていたという事実も発覚します。

 

マージュは14歳より以前の記憶へとタイムライドすることができず、自分では戦争を止める事ができなかったためデリダを助け、デリダに戦争が激化してしまう『』を変えるという目的を託します。

 

アンジュの正体はマージュのデリダを助けるという過去改変によって生まれた『デリダが命を落とさなかった世界のマージュ』であることもわかりました。

 

マージュが2人同時に存在してしまうことになり、疑問に思ってしまうところですが、電波望遠鏡で眠っているマージュは『デリダが命を落としてしまった世界を過去改変した』マージュです。

 

またデリダがこれまで旅をしてきた世界は、元々の『デリダが命を落としてしまう世界』から分岐したものだということもわかります。

 

 

元の世界

ネイサンとデリダがアンドレイの襲撃によって命を落としてしまう。作中では描かれていないが、この世界でマージュはタイムライドによってデリダを救う。

 

 

 

分岐した世界

RErided本編で描かれたデリダが10年間コールドスリープをし、戦争がDZの暴走によって激化した世界。タイムライドで過去改変を行ったマージュは元の世界の記憶を維持している状態で、この世界でのマージュがアンジュになった。

 

 

 

更に分岐した世界

第12話で最終的にデリダとマージュがたどり着いた世界。デリダがマージュの誕生日の日に「君とネイサンの研究に協力する」と言った事で、マージュは1人でタイムライドの実験を行わず、パッチファイルを直ぐにネイサンに渡し、ネイサンがマージュの看病をするという日がなくなり、カシエルの密告がネイサンに届き、DZの不正が暴かれる。

 

 

  • 残った疑問

主人公だけが記憶を保ち、世界は変わってしまい仲間達は共にした旅の事は忘れてしまうというのも、タイムスリップもののお約束です。

 

治安のよくなった世界ではヴィドーは妻が事件に巻き込まれる事がなく、その後も警察官として仕事に励み、家庭を築いています。

 

マユカも同時に両親を失う事がなくなり、ヴィドーとは会ったこともない他人です。

 

ファンサービスのようにグラハムも一応登場していましたが、親子と旅の相棒がバラバラになってしまうのは、わかっていたこととはいえ寂しいところがありますね。

 

よくある展開通り、第12話のシーンが第1話の冒頭へ繋がります。

 

しかし平和そうに描写された世界でも、やや疑問が残ります。

 

第1話の冒頭でマージュと話をしていたのは、結局誰だったのでしょうか?

 

デリダとマージュ以外で、一緒に記憶を共有している人物だと思うので、声の主はアンジュなのかなと予想しています。

 

またデリダが「この世界は戦争を回避した。それだけでいい」と言っていたので、ただ過去改変を加えただけではない?と疑問に思います。

 

確かにDZの暴走と隣国からのミサイル攻撃は回避されましたが、第1話の時点で既に隣国との戦争が行われている状況にありました。

 

ここは直接は描写されていませんが、DZが修正されたことによって隣国との関係が変化したのかなと考えています。

 

  • 総評

結局、デリダは終始「マージュ、マージュ」と言い続けて再会を果たしましたが、マージュ自身の描写が本編でほとんどされていないため、デリダとマージュの関係も少しわからないところがあります。

 

共に旅をしたユーリィも結局、デリダに抱いていた想いもなかった事になってしまったのでマージュとの感動の再会というよりも、涙を流すユーリィの姿のほうが印象深かったです。

 

タイムトリップする技術『タイムライド』やオートマタ『DZ』、またDZに人格モデルを形成する実験、そして隣国との戦争や10年後の荒廃した世界と面白くなりそうな要素はたくさんありましたが、風呂敷を広げすぎたかなという印象です。

 

はじめから「再会は“刻”を越えて」というキャッチコピーの元に作られていたので、もっと時間に抗うデリダが見たかったなーと思います。

 

 

第12話の感想は以上です。

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