RErideD-刻越えのデリダ- 第11話 あらすじと感想「本編で描写がないマージュの実験についての考察」

RErideD-刻越えのデリダ- 第11話 あらすじと感想「本編で描写がないマージュの実験についての考察」
  • 第11話「静かな場所」あらすじ

マージュが向かった『静かな場所』、エッフェルズバーグ電波望遠鏡。研究施設で装置を完成させたマージュは、自分でタイムライドをしようとしているに違いない。だが、タイムライドには大きな代償が伴う。しかも、DZ掃討のため、電波望遠鏡がある場所はもうすぐ大規模空爆が行われるという。危機にさらされたマージュを救うため、デリダたちは、カシエルから譲り受けたDZジャマ-を携え、荒野を埋め尽くすDZの群れを突破する。

「RErideD-刻越えのデリダ-」公式サイトより

感想「本編で描写がないマージュの実験についての考察」

  • マージュの実験についての考察

遂にマージュが居るエッフェルズバーグ電波望遠鏡に辿り着いたデリダ達はマージュに会うという目的だけでなく、隣国から大規模爆撃が行われてしまい、世界の危機を防ぐという目的が新たに加わりました。

 

デリダの予想ではマージュは『戦争が起こる前の世界に戻す』ため、タイムライドを行っているとのこと。

 

これまでタイムライドでは大きな改変は不可能だとされていましたが、電波望遠鏡に設置してある装置では、タイムライド先の時間座標が指定できるようです。

 

デリダやマージュの過去改変という選択で世界ががらりと変わってしまうことから、ヴィドーは「お前の選択で今の俺達が変わるなんてな。そんな脆い世界に俺達はいるのか」と考えを口にしていましたが、デリダには「俺の選択だけじゃないけどな。世界ってのは一人一人の小さな選択の上で成り立っている」と説かれてしまいます。

 

 

これだけの話を聞いただけでもマージュのやろうとしていることを想像することができます。

 

まずマージュの目的は本人の描写が少ないため、デリダの予想通り『タイムライドを行って戦争が起こらなかった世界へと過去改変する』ことだとします。

 

第1話の10年前の時点でも戦争は行われていたので、マージュの行うタイムライドはマージュの記憶に沿って行うものではなく、マージュの記憶にはない過去、例えば資料や昔の映像などによって向かう先の過去が限定的なものではなく、いつどこにでもいけるものだと考えられます。

 

この時点でデリダのタイムライド技術が既にマージュによって完成され、更に進化していることがわかります。

 

これまで描写はされていませんが、デリダ達よりもずっと早く電波望遠鏡の施設に辿り着いたマージュは、タイムライドの過去改変を既に何度かやっていたのではないかと予想ができます。

 

その過去改変の結果が、これまでにデリダが体験してきた世界の変化なのではないかなと個人的に考えています。

 

  • それぞれの選択

シュミット・マイヤーによって指揮されたXと暴走したDZがデリダ達に立ち塞がる

出典:REradeD公式サイトより

マージュの元まであと少しというところまで来ているというのに、シュミット・マイヤーからデリダは妨害にあってしまいます。

 

シュミット・マイヤーの行動は、隣国による殲滅爆撃が開始されてしまったため、政府は即時報復を宣言し、これから戦争が激化する為、終戦後に政府が有利に振舞えるようにDZの開発者であるデリダを捉えようという企てによるものでした。

 

デリダが開発した未来型のDZ『X』を使ってデリダ達を追いつめようとしていましたが、暴走したDZも何故かXと同士討ちはせずにデリダ達だけを狙います。

 

DZの迎撃対象は空中には向かないようになっているのでしょうか。

 

強引に訳を考えるならば、デリダ達とシュミット・マイヤーどちらも攻撃対象ですが、歩兵の個体を優先的に排除するようにプログラムされているのかもしれません。

 

全機能を解放したグラハムによってシュミット・マイヤーの輸送機を落とすことに成功しましたが、シュミット・マイヤーの部下が操る小型飛行機が尚もデリダ達を襲います。

 

後にドナに「機械に感情はない」とデリダは言っていましたが、デリダはグラハムの行動をどう考えるのかなと疑問に思いました。

 

シュミット・マイヤーの部下達を排除し今度はデリダ達の前に立ちはだかったのはドナでした。

 

第10話でのこともあり、ドナはオリジナルなのかどうか気になっていましたが、作中の描写から推測するとドナは自分のことをオートマタだと勘違いしたオリジナルのようですね。

 

ドナはアンジェリカ本人だということです。

 

デリダが実験で生まれた悲劇にどんな答えを返すのかと期待していましたが、結局デリダがドナに答えた言葉は「科学は進歩を続ける限り、悲劇は起こるかもしれない。けど人は踏み出すことをやめたら何事も成せない。進むことをやめたら、そこで道は閉ざされるんだ。全てを背負ってその先へ行く。それが俺の覚悟だ」というものでした。

 

これから世界を改変してしまおうとしているデリダが全てを背負うと言うのはどうなのかなと思ってしまい、正直その答えには納得できませんでした。

 

応えを聞いたドナも「お前達のエゴが世界をどう導くのか、見届けて…やる」と言い、消耗が激しくそのまま眠りについてしまいました。

 

地下へのエレベーターの前で、マユカは「世界が変わっちゃうならその瞬間までマユカはパパと一緒に居たい」と言い始め、それに対してデリダはすぐに「気をつけて行けよ」と答えるのでした。

 

正直かなり危険な状況でマユカを1人にするのはどうなのかなとデリダの選択に不満があります。

 

時間がないとは言えせめてヴィドーの元までマユカを届けたほうが良かったです。

 

エレベーター前に来るまでに辿ってきた道は襲撃によって崩落していますし、マユカはどうやってヴィドーの元まで戻るのでしょうか。

 

第10話の内容が個人的には結構面白かったために、第11話はどちらかというといまいちなところが多かったです。

 

マージュの事、タイムライドの事、アンジュの謎、ユーリィの気持ちなど残された謎はたくさんあり物語がどのように完結するのか気になります。

 

 

第11話の感想は以上です。

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