PYCO-PASS（サイコパス） 3 第2話 あらすじと感想「劇場版も見ていないとわからないことが多いかも？」

第2話「テウメソスの生贄」あらすじ

偽装事故の手口をつかんだ一係は、マークしていたハイパー・トランスポート社の役員である与根原を追い廃棄区画を訪れる。スラム街出身の入江のツテで逃亡先を探り当てるも、到着時、既に与根原は死亡していた。主犯である同社顧問・些々河を追うため、霜月の命令を無視して有明空港に駆けつけた灼と炯だが、見知らぬ男たちに行く手を阻まれる。彼らは外務省行動課・狡噛慎也と宜野座伸元。些々河を逃したわけではない――灼が彼らの目的に気づいたその頃、機内では些々河が行動課により確保されていた。

事件解決後、某日。ホテルで転落死体が発見された。現場に急行した一係は、不具合の連鎖という点で、輸送機事故と似ていることに気づく。自殺か、それとも事故か。捜査のため、被害者の関係者であるアイドル政治家・小宮カリナに会いに行くが――。

出典：TVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』公式サイト

感想「劇場版も見ていないとわからないことが多いかも？」

会計士事故偽装事件解決

第2話でハイパー・トランスポート社の会計士旭・リックフェロウズの事故死偽装事件が解決となりました。

 

事件の概要としては日本が鎖国政策の緩和を行ったため、外国人移住者が多くなり、それによって居住地の需要が高まりました。

 

そこへ目をつけたハイパー・トランスポート社の役員の与根原と些々河が共謀し住宅ローン詐欺を行っていたことが判明します。

 

この詐欺の仕組みにリックフェロウズが気付き、1人で告発を試みようとしたところ始末されてしまいました。

 

しかしこれはシビュラシステムの色相判定を誤魔化すため多くの者に事件の一端を担わせ、当事者の2人でさえも『リックフェロウズが事故死するとは限らない』という状況を作り出し色相が悪化するのを避けていました。

 

シビュラシステムによってサイコパスに問題はなく、立証は困難だと結論を一度だしますが、灼と炯は監査期間に情報をリークし公安局が詐欺を暴いたことに気づかせ、逃亡しようとしたところを捕らえるという作戦でした。

 

しかし与根原は些々河によって裏組織へ売られ、処分されてしまいます。

 

そして海外に些々河は1人で逃亡しようとしますが、そこへ前々からこの件で2人を調査していた外務省行動課が現れ些々河の身柄を確保するのでした。

 

TVシリーズだけでなく劇場版要素が多い

第2話で宜野座と狡噛が霜月の命令を無視し独断専行した灼と炯と対峙しました。

 

更に海外へ逃亡しようとした些々河を花城フレデリカが捕らえ、外務省行動課なる組織が公安局一係とは別に行動を起こしていたことが明らかになりました。

 

花城フレデリカは劇場版第2作case.2「firstguardian」で外務省から出向してきたキャラクターです。

 

また宜野座はTVシリーズ毎にその立場が変わっており、これまでのTVシリーズを見ていないと立ち位置がよくわからない人物でもあります。

 

そして狡噛は劇場版「Sinners of the System」でアジア各地で傭兵として紛争地域を渡り歩いており、その後も海外にいるはずなのですが、何故かここで外務省行動課に所属していました。

 

また常守朱も今現在なんらかの罪を犯し法に裁かれるのを待っている状態であることがわかりました。

 

彼女が犯した罪というのは明らかにされていませんが、宜野座や花城フレデリカのセリフからシビュラシステムに反していながらも悪とは言いにくい行動だということがわかります。

 

この辺りの登場人物を押さえるだけでもTVシリーズと劇場版全てに目を通している必要があり、サイコパス3が結構複雑な物語の構成をしているのにもかかわらず視聴のハードルが高くなってしまっています。

 

新たな事件『メンタルケアスタッフ転落事故』が発生

第2話の後半から色相悪化のためホテルにてメンタルケアを受けていた最中にホテルの窓から転落死してしまう事故が発生しました。

 

更に作中では東京都知事選挙が開催され、土谷荒城は候補者の1人である小宮カリナのメンタルケアスタッフであることが明らかになり、候補者である小宮カリナと対抗馬の薬師寺・ヘラクレス・康介の2人に聴取を行うことになりました。

 

小宮カリナに話を聞くと土谷荒城は彼女のストーカーのようになっていたとのこと。

 

彼女の経歴にもやや不審なところがあり、彼女自身も公安局の監察官と執行官を見抜く観察眼などといった癖のある人物であることもわかりました。

 

土谷荒城が転落するまでに描かれた演出では彼女が危ないと訴えており、この事件はどのような展開になるのか楽しみです。

 

 

第2話の感想は以上です。