オーバーロード 第6話あらすじと感想『仲間』

オーバーロード 第6話あらすじと感想『仲間』

オーバーロード 第六話 『旅路 Journey』【あらすじ】

 ンフィーレアの契約に従って、カルネ村へ向かうモモンガたち。彼は人間が使う生活の知恵のような魔法を使う、という話も聞く。そのおかげで、モモンガは、この世界が自分が思っていたような世界観とは少し離れていることを知るのだった。

 

 そんなとき、彼らの前にオーガやゴブリンの軍勢が現れる。漆黒の剣の面々とともに、モモンガたちは戦うのだった。

 

 モモンガは圧倒的な戦闘能力でその軍勢を屠る。その傍らで、漆黒の剣のメンバー達も着実に敵を倒していった。

 

 無事に勝利した彼らは、漆黒の剣という名前についての話を聞く。その名前の元になったのは、「十三英雄」という伝説の英雄の話だった。

『仲間』【感想】

 モモンガの中には、やっぱり異世界転生をした不安と、ユグドラシルでの最後への名残のようなものがあるのでしょうか。

 

 たっち・みーと出会った頃のような気持ちにはなれない、ということを言ったときの彼の声色は、そういうものを感じさせたような気がします。

 

 それを言ったのは、きっと彼のなかに上で書いたような気持ちがあるからなんだろうな、と思います。この世界では、彼のような存在は異形で、おそらく人間世界に溶け込むことはできないでしょう。

 

 もともとから異形として生み出されたアルベドたちのような存在とは違って、彼は人間として生きてきた過去があります。以前カルネ村を襲った兵士達を倒したときに、罪悪感を抱かなくなっていることに驚きを覚えているような節はありましたが、それでも、心のどこかで彼は人間の近くで生きていきたい、という思いはきっとあるのでしょう。

 

 ナーベが人間をけなすような言葉を言ったときに、それをたしなめるようにしているのは、その現れなのではないか、と思います。もちろん、これは想像にすぎません。ですが、モモンガの性格を考えると、そういうことを思ってしまうのも、仕方ないかな、と思います。彼はきっと、異形の悪役然とした存在であっても、その心根は優しい人なんだろうな、ということは要所要所でうかがえます。

 

 ガゼフを救ったり、悩んだ末にカルネ村を救ったり、ということは、彼が人間に対して優しくありたい、という心の表れなのだろうということは明らかです。それに対して、アルベドたちがどう思うのか、ということが今後は重要になってくるようには思いますが、きっとモモンガはそのあたりもなんとかしてしまうのでしょう。

 

 さて、また話の終盤の方ではクレマンティーヌが登場してきて、物語のきな臭さをかそくさせていきました。どうやら彼女はかなり強いようです。モモンガがいるとはいえ、ンフィーレアたちを守り切ることができるのか、というのは怪しいところです。

 

 狙われているンフィーレアは無事にその困難を乗り越えることができるのか、そして、漆黒の剣もその戦いを無事に生きて乗り越えることができるのか、そのあたりがここから気になるポイントとなるでしょう。

 

 次回からも目が離せません。

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