オーバーロードⅢ 第4話あらすじと感想『圧倒的な力』

オーバーロードⅢ 第4話あらすじと感想『圧倒的な力』

オーバーロードⅢ 第四話 『東の巨人、西の魔蛇』【あらすじ】

 大森林において、東の巨人、西の魔蛇が動き始めた話を聞いたアインズ。彼はその話を報告しなかったウップスレギナを叱りつける。同時に、ナザリックにとってカルネ村がどれほど重要なのか、ということを話すのだった。

 

 そんなとき、彼女はンフィーレアが開発した新たなポーションを彼に見せる。彼は、その開発によってンフィーレアがどれほど大切になったか、ということを話すのだった。実は、彼の狙いはユグドラシルポーションを作成させることだったのだ。

 

 その後に、彼は東の巨人、西の魔蛇がどれほどのものなのか、ということを偵察しに行く。そのモンスターは、どちらもユグドラシルにいたモンスターではなかった。だからこそ、彼はその戦力を知りたがっていたのだ。

【感想】

 とうとう姿を現した東の巨人と西の魔蛇。ずっと西の魔女だと思っていたんですが、魔蛇だったんですね。あの有名作品がちらついて仕方なかったんですが、ようやく納得です。

 

 そういえばハムスケも彼らと並んだ賢王として知られていたわけですが、この二人の存在もアインズにとっては取るに足らないものだったようです。

 

 東の巨人、というからにはかなりの巨人を想像していたのですが、思っていたよりも普通のモンスターで少し拍子抜けしてしまいました。アインズさえも苦戦してしまうような存在が、そろそろ出てきてもおかしくはないかな、と思っていたのですが、期待はずれだったようです。

 

 彼の力はあまりに圧倒的でした。トロールはその再生力で攻撃を無効化してはいましたが、一方で攻撃は一撃も充てられていなかったため、その再生力というアドバンテージがなんの役にも立っていませんでした。

 

 本来、敵に攻撃されてもその傷が再生する、というのはかなりのアドバンテージになるはずです。某青春怪異譚の主人公が吸血鬼化したときなども、その再生力の高さが敵との勝敗を決めたこともありました。しかしこの戦いを見てみるとどうでしょう。戦闘能力があまりにも低すぎて(もちろんアインズの目から見ると、という話ですが)、全く役に立っていませんでした。ただ再生できるだけで、アインズにはダメージを少しも追わせられないのですから、意味のないのも同じことです。

 

 弱い犬ほどよく吠える、とはよく言いますが、東の巨人に関してはその言葉がぴったりでした。強いものの名前ほど短く、アインズのような長い名前は弱いものの名前だ、なんて調子に乗っていたくせに、一度として触れることすらできなかったのですから、いい気味としか言いようがありません。もはや見ていて可愛そうになるくらいでしたが。

 

 それに比べると西の魔蛇はかなり懸命な判断をしたことでしょう。そういう面では、西の魔蛇は賢く、強いと言えるかもしれません。

 

 さて、そんなこんなでアインズたちは脅威となりえた(結局ならなかったわけですが)存在を排除、もしくは配下においたわけですが、彼らは一体これからどんなふうにして支配を広げていこうとしているのでしょうか。カルネ村がその足がかりになるのは確実ですが、その方法はようとしてみえてきません。

 

 これからの展開にも期待が高まりますね。

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