オーバーロードⅡ 第11話のあらすじと感想『勘違い』

オーバーロードⅡ 第十一話 『ヤルダバオト』【あらすじ】
ツアレ奪還、そして八本指討伐のために派遣されたデミウルゴスを初めとした階層守護者達。その一方で蒼の薔薇を始めとしたブレイン達戦士も、八本指討伐へ向かおうとしていた。
拠点のうちの一つに訪れたブレイン達。そこは六腕のうちの五人が集まる拠点だった。そこへ、手紙で呼び出されたセバスも訪れる。彼はブレイン達に協力し、六腕の相手をすることを約束するのだった。同時に、ブレイン達にツアレ奪還を頼む。
拠点に入ったセバスは、四人の六腕が待ち受けていた。その四人はセバスの力の前に一瞬で敗れ去るのだった。
一方マーレ達も拠点つぶしに走っていた。しかしそこで、エントマはガガーランと出くわしてしまうのだった……。
『勘違い』【感想】
ナザリックの面々が負けるシーンを初めて見たような気がします。シャルティアも以前操られていましたが、その戦闘シーンが描かれていたわけではないので、どういう顛末でそうなったのか分からないため、明確に戦闘で敗北したのかどうか、というと分かりませんので、今回が明確に敗北を喫したシーンと言って間違いはないでしょう。
ガガーランやティアといった人間相手ではエントマも全く苦労していないようでしたが、さすがに同じようなアンデットであるイビルアイに対しては苦戦を強いられたようです。
やはり、アンデットであるため、アンデット以外の相手からの攻撃はほとんど受け付けないようですね。その反面、魔法を使う相手に対しては、明確な弱点を持つエントマのようなアンデットは弱くなってしまうのかもしれません。この場合には、自分の姿を現してしまったことも敗因と言えるのかもしれません。
とはいっても、エントマはおそらくナザリックの中では戦闘能力がかなり低い方。元々戦闘のために呼び出されたようなものでもありません。これはナザリックの敗北に直接的につながるわけではないのでしょう。
逆に、戦闘のプロフェッショナルでもあるデミウルゴスを前にしたときには、イビルアイも手も足も出ないような状態でした。やはり階層守護者はその名前にふさわしいだけの強さを持っているというわけですね。シャルティアなどはモモンガにも匹敵するだけの戦闘能力をもっているわけですから、それも不思議ではありません。
そんな彼らを敵に回してしまったのはなかなかのミスでしょう。
元々、この戦いが始まったのはガガーランが勘違いしたからです。エントマも始めから彼女たちに対して敵意を持っていたわけではありませんでした。あの状況では勘違いしてしまっても仕方ないとは思いますが、やっぱり勘違いというのは怖いものですね。
さて、そんな勘違いから始まった戦いの間に飛び込んできたモモンガ。一体この戦いがどんな方向へ転がっていくのか、というが見えなくなってきました。この三つ巴のうち二人は味方なわけですから、一体どういう対応を取るのでしょうか。
次回にも期待です。