• オーバーロードⅡ 第10話のあらすじと感想『混乱の始まり』

オーバーロードⅡ 第10話のあらすじと感想『混乱の始まり』

オーバーロードⅡ 第10話のあらすじと感想『混乱の始まり』

オーバーロードⅡ 第十話 『王都動乱序章』【あらすじ】

 セバスの拠点にやってきたモモンガと階層守護者達。モモンガは目立たないようにしろと言ったはずだとセバスを責め、セバスに対してツアレを始末するように言う。その攻撃の強さから、忠誠心を見たモモンガは、その攻撃をやめさせセバスを許すのだった。

 

 撤退を命じられたセバスは、ツアレの記憶を操作し、外の世界へ戻そうとする。しかし、ツアレは自らの幸せはセバスとともにいることだと告げるのだった。

 

 そしてセバスは、モモンガに対して、ナザリックで働かせるのはどうか、と進言する。モモンガはその望みを聞き入れ、ツアレを保護することを了承するのだった。そして、セバスとともに働くことを許すのだった。

『混乱の始まり』【感想】

 ラナー王女に浮かんだ裏の顔。というか、これが本当の顔のようです。できればこれが誰かに操られているとか、誰かに則られているとか、その方がよっぽど良かったでしょう。しかも、そのラナー王女の表の顔を信じて命を賭けて守っているクライムが不憫でなりません。彼がその真実に気づかないことだけを望むばかりです。

 

 しかし、その頭脳の明晰さと言うのは、目を見張るものがあります。私はまだこの作中の国勢を全体的に理解しているというわけではないのですが、おそらく彼女は、その国勢の全てをある程度正確に推測しているのでしょう。しかも、限られた情報からそれを推測しているようです。そんなことができる人間というのはなかなか少ないでしょう。

 

 モモンガも武力、魔力の点では人間とは比較することもできないほどのスペックを持っていますが、こと頭脳という点ではそれほどとんでもないスペックを持っているわけではありません。もちろん、NPCや他の冒険者とは比べものにならないほどの経験を積んでいるため、実際の戦いの際などには様々な知略なども張り巡らせています。

 

 しかし、その経験という点ではかなりモモンガに劣る彼女がそれだけの知略を張り巡らせることができているというのは、かなり異常なことでしょう。人間がもし、モモンガたちを脅かすことになるとすれば、純粋な魔力、戦闘能力が高い、ということ以上に、こういう頭脳の明晰さなどの点で高いスペックを持った存在なのかもしれません。

 

 さて、その一方で、ツアレが連れ去られるという事件。これで八本指が明確にモモンガたちと敵対したということです。八本指の面々は、まだセバス達の圧倒的な戦闘能力を見せられてはいません。見た人間も命を失っているので、どれほど彼らに喧嘩を売るという行為が危ないことなのか、ということには気づきようがないのです。

 

 この事件に対して、モモンガはどんな対応を取るのか、ということがこれからの注目ポイントになるでしょう。しかも気になるのが、アルベドが心酔しているモモンガに対して「つまらない」という言葉を言ったことです。これが何を意味するのか、ということには引っかかりを覚えます。

 

 さて、そのあたりにも期待して、次回を待ちましょう。

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