オーバーロード 第13話あらすじと感想『決着と復活』

オーバーロード 第十三話 『PVN Players vs Non player character』 【あらすじ】
モモンガは、PVPの心得を語る。それは、虚偽をどれだけ真実だと思わせるか、ということだった。彼は、様々な場面でシャルティアをだましていたのだ。
彼は、もとより魔法ではなく、接近戦でケリをつけようと思っていたのである。そのために、アインズ・ウール・ゴウンのメンバー41人の装備を借り受けていたのだ。シャルティアに、勝ち目はもともとなかったのだった。
アイテムを使い、彼は徐々に彼女を追い詰めていく。彼女は、MPもスキルも使い果たし、彼からの攻撃を防ぐ手段を持ってはいなかった。攻撃に徹するしかない彼女は、しかし、彼はそれすらも見抜いていた。すべては、彼の計画のうちだったのだ。
『決着と復活』【感想】
また新しい戦いが始まりそうな予感を残して、第一期最終話を迎えました。それにしても今回はまたモモンガが一段とかっこいい回でしたね。
もともとアインズ・ウール・ゴウンというギルドはP.V.P.を専門として戦っていたギルドだったようです。その名残でしょうか、彼はプレイヤーと戦ううえでのノウハウがあったわけですね。
今回もはらはらとさせられてしまいましたが、そのはらはらさえも仕組まれていたことだと思うと、してやられた感が強いです。もちろん、それが爽快感につながってもいるので、不快感があるわけではないのですが。しかし彼は、見るものをハラハラさせるのが趣味なのかと思うくらい、ハラハラさせられることが多いような気がします。
最後には勝つ、とわかっていても、今回ばかりは相手がナザリック地下大墳墓の中でもトップクラスの戦闘能力を持っているということで、かなり危険な戦いではあったと思いました。彼自身、それを見越して、本気で戦ったのだと思いますが。
おそらく、第一期の中で初めて彼が本気を出して戦った相手なのではないでしょうか。これまでの敵との戦いを考えると、彼は余裕も余裕で勝利を重ねていたので、それとは少し違っていたんだろうな、と思います。あそこまでのブラフを立てていたわけですから、本気ではないわけがありません。
本気でない戦いで、裏の裏をかくような戦い方はしないと思います。相手に対して敬意を持ち、最大限の警戒をしているからこそ、彼は虚偽に虚偽を重ねて戦ったわけですから。
とはいえ、この問題は本質的に解決したわけではありません。まだ、シャルティアに対してワールドアイテムを使った相手の姿は見えないままです。一体、そのアイテムを使ったのは誰なのでしょうか。果たして本当に、彼と同じようにユグドラシルから転生したプレイヤーなのでしょうか。
もしそうなったとき、今度のようにモモンガは勝利を飾ることができるのか、というのはまだわかりません。彼は、それも見越して、ナザリックを強化しようとしているようです。とはいえ、その行方は二期にまで持ち越されてしまいました。
というわけで、二期にも期待が高まりますね。