オーバーロード7話のあらすじと感想『ハムスター』

オーバーロード 第七話 『森の賢王 Wise King of Forest』【あらすじ】
カルネ村までの道中。なぜかそこに堅牢な壁が築かれていることに気づく。そこで、彼らはゴブリンに囲まれてしまうのだった。
しかし、そこに現れたのはエンリだった。その彼女は、モモンガがかつて助けた少女だった。そのゴブリンも、彼が渡した角笛で呼び出されたものだったのだ。
ンフィーレアはエンリからカルネ村の事情を聞く。しかし、彼はなかなか自らの好意を切り出すことはできなかった。そんなとき彼は、彼女にアインズ・ウール・ゴウンの話と、真っ赤なポーションを持っていたということを聞くのだった。
その話から、彼は「モモン」が「アインズ」であることに気づくのだった……。
『ハムスター』【感想】
ンフィーレアの賢さには驚きました。少ない情報で結論を導き出すことができるというのは、なかなかできることではありません。こういう気の弱そうなキャラクターが賢い、ということはよくあることだとはおもうのですが、ンフィーレアもその例からもれず、賢いキャラクターだったというわけですね。
でも、その気の弱さも別に悪印象を与えるものではなくて、かわいらしい感じです。エンリを守ろうという気持ちは強くて、臆病な感じもしますけれど、意志の強さも同時に感じさせるキャラクターです。
モモンガがいるために、強い人間もあまりめだたない節はあるのですが、きっと、ンフィーレアもマジックキャスターとしてはかなりの腕をもっているんだろうな、と思います。赤いポーションをみただけで、それがどんなものなのか、ということを見抜いたところからも、それはうかがえるのではないでしょうか。
さて、その一方で、森の賢王というのはなかなか拍子抜けしてしまう姿をしていました。まさかジャンガリアンハムスターだとは誰も思っていなかったことでしょう。森の王、という名前を聞いて、もののけ姫の獅子神のようなものを勝手に想像していたのですが、その姿からは遠くかけ離れていました。
しかし、それをみても、漆黒の剣の面々は意外と強さを感じていたようで、それにも驚きでした。きっと、モモンガを含めた私たちとは違った価値観の中で生きている人たちですから、たぶんハムスターを見た時の感覚も違うのでしょう。
でも、あの姿を見て強そうだ、と感じることにはやっぱり納得がいきません。可愛らしい姿をしているハムスターをみて、そこに強さや賢さがにじみ出ている、と感じるにはさすがに無理があるような気がします。もちろん、サイズが違えばまた話は変わってくるのでしょうが。
さてさて、物語の最後では、とうとうクレマンティーヌが彼らの前に現れました。しかも、
最強であるモモンガが不在のタイミングで。これは最悪と言わざるを得ないでしょう。果たして、彼らはクレマンティーヌに対抗することができるのでしょうか。展開がまだ見えませんが、次回にも期待が高まります。
これからも目が離せません。