アニメ オーバーロード 第4話あらすじと感想『圧倒的な存在』

オーバーロード 第四話 『死の支配者Ruler of death』【あらすじ】
ガゼフとともに村に残っていたモモンガ。その村はスレイン法国のマジックキャスターに包囲されていた。その狙いは、おそらくガゼフ。彼からモモンガは協力を乞われる、村人を守ることだけは了承する。
ガゼフは村人を守るため、自らがおとりとなって敵を引きつける。兵士達はガゼフとともに戦うべく、モンスターやマジックキャスター達と戦うのだった。圧倒的な戦力で、モンスター達を倒していくガゼフ。王国戦士長としての誇りを持って戦う彼。しかし、敵の攻撃はやむ気配を見せず、そんな彼でも次第においこまれて行くのだった……。
しかし、そこで彼が命を賭けて最後の一撃を繰り出そうとしたとき、村人のいるところに転移するのだった。
『圧倒的な存在』【感想】
モモンガのやっていることは正義らしいのに、言葉と声が完全に悪役然としている様子が面白いな、と思ってしまいました。もちろん、彼がそれを言うのに値するだけのとんでもない強さをもっているからだ、というのはあると思います。
もし、これが人間側が主人公の物語だったら、きっと絶望的なほどの敵なんだろうな、と思います。人間ではおよそ勝ち得ない天使をすら、一撃で屠ってしまったモモンガですから、きっと、人間ではとうてい勝ち得ない存在なのだろう、ということは明らかです。
前回は、まだモモンガの力が人間の力と比較したときにも、圧倒的な力を発揮するのか、ということが曖昧でしたが(なにせ比較対象になる人間たちが特に強い人間だというわけではなかったので)、今回の話をみれば、彼が人間とは隔絶した強さを持っていると言うことが証明されたといってしまっても問題ないでしょう。
ニグンが使った魔法は、おそらくガゼフでは対応しきれなかったことでしょう。とはいっても、ガゼフが別に弱かったわけでは無いと思います。彼が戦っている時の様子をみれば、それは明らかだと思います。彼は人類という尺度でみれば、たぶん桁違いの強さを持っているのだと思います。
実際、彼が戦っている時の様子を見た兵士達の希望に満ちた顔をみれば、それがあながち間違っていないことは分かるでしょう。とはいっても、武人的な人たちが、魔法使い達と相性が悪いのは仕方ないことです。
それに、ガゼフはその誇りに見合った強さを持っていると思いましたし、彼が噛ませ犬的な役回りに見えることはまったくありませんでしたし、きっと彼は人類にとっては希望となるような存在なのでしょう。
さて、もう一つ大切なこととして、この世界の法則がまた一つ明らかになったことがあげられるでしょう。今回の話で、ユグドラシルと、アイテムだけでなく、モンスター、魔法などが共通していることが明らかになりました。地理と世界の情勢が異なるだけで、その根本的な仕組み自体はかわらないのかもしれません。ただ、種族などに差異が出ている分、そう言い切れるわけでは無いと思いますが。
徐々に明らかになっていく世界の真実。彼は一体これからどんな戦いに巻き込まれていくのでしょうか。次回にも期待が高まります。