オーバーロードⅡ 第1話のあらすじと感想『新たな戦い』

オーバーロードⅡ 第1話のあらすじと感想『新たな戦い』

オーバーロードⅡ 第一話 『絶望の幕開け』【あらすじ】

 スレイン法国では、アインズ・ウール・ゴウンの話を聞く番外席次という幼女。彼女は自らより強い男を求めているのだった。

 

 ツアというドラゴンのような男とリグリットという老婆も、モモンガという世界に現れた強者が世界を悪に変えてしまうのではないか、と危惧しているのだった。世界の情勢は徐々に変わりつつあるのだった。

 

 一方、モモンガはナザリックでアルベドとなぜか新婚ごっこに興じているのだった。しかしそこで自制心を失わなかったモモンガは、何とか情報のすり合わせに話をこじつけるのだった。

『新たな戦い』【感想】

 とうとうナザリックをあげた戦いが始まろうとしています。その手始めとして、彼はリザードマンの集落を襲おうとしています。なんだかこういうところを見ると、モモンガが特に人間のために戦っているわけではないことが分かってしまって、少し悲しい気持ちになってしまいます。

 

 彼の行動原理は、基本的に仲間を守ると言うことにあります。シャルティアが精神支配されたときに、自らの命を賭けて戦ったことなども見ると、その彼の仲間思いである姿は見えると思います。そういう姿を見ると、モモンガが人(といっても人類に限ったことではないのですが)のために戦うことができる人物である、というように映るのは仕方が無いことでしょう。

 

 しかし、実は、よく考えてみると、それはイコールで結ぶことができないことに気づきました。彼の行動原理はあくまで「仲間を守りたい」ということに基づいているだけで、「人類を守りたい」という意思に基づいているわけでは、無いのです。
たとえば、ガゼフを救ったとき等には、その意思が見えなくはなかったと思いますが、それに関しても、人を救いたかったと言うよりは、村人を守るために戦ったガゼフを賞賛して、その思いに答えようとしたから、ということがあったように思います。その第一義に、人間の命を救う、ということが含まれているわけではないのです。結果的にカルネ村を、そして、ガゼフを救ったわけですが、手遊び半分に行われた感が否めません。

 

 他にも、漆黒の剣のメンバーがゾンビにされてしまったときもそうです。あのときに怒ったのも、人間の命が奪われたから怒った、というよりは、少しの間でも仲間として過ごした人たちの命が奪われたから、怒ったのに過ぎません。彼としても、特に人類に対して害意があるわけではないので、品行方正な生き方をしている人間に対しては害を加えようとしないだけであって、彼が人類の味方であるという保障にはならないのです。

 

 こう考えると、少し人間としては寂しいところではあるのですが、元々人間とは違う存在としてその世界にいるモモンガが、人間を守る必要性はどこにもありません。それは自分勝手というものです。

 

 彼が一体この先、どんな風に戦っていくのか、というところには注目されます。次回にも期待が高まりますね。

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