約束のネバーランド 第6話 あらすじと感想「改めて結束する子供たち!しかしクローネというイレギュラーが計画をかき乱す」

第6話「311045」あらすじ
ウィリアム・ミネルヴァという人物から贈られた本にはモールス符号で子供たちへのメッセージが隠されていた。ハウスの外に味方がいるかもしれないと希望を持つエマたち。
一方、イザベラの隠し部屋に侵入成功したドンとギルダは、エマたちのついた嘘に気付いてしまう。今度こそ真実を語った彼らに怒りをぶつけるドンだったが、自らの無力さを嘆くその姿に、エマは兄弟を信じようと思い直す。
しかし翌日、そのやりとりを見ていたクローネが手を組むことを持ちかけてきて……?
感想「改めて結束する子供たち!しかしクローネというイレギュラーが計画をかき乱す」
緊迫した内容だったが…
第6話はギルダとドンのイザベラの部屋の探索とエマとノーマン、レイの3人はウィリアム・ミネルヴァという人物から送られた本のモールス符号の解読がそれぞれ描かれていました。
ギルダとドンの描写では手に汗握るというシーンでしたね。
最終的に真実を知ったドンがエマ達3人と衝突し、結束を深めるという物語の展開でしたが、ちょっと今回は微妙かなと思ってしまいました。
ノーマンは作中で計画が前進していると言っていますが、優位に立っているというシーンがないため、防戦一方な印象です。
失敗の許されない1回きりの作戦を実行するために虎視眈々と準備を進めるということはわかっていますが、子供たち側が優位に立つ展開とそれに対策が講じられていることが発覚する展開の攻防戦がもう少し見たいという感想です。
モールス符号とは?
モールス信号という言葉は有名ですが、その信号を送る為のコードの元となっているのがモールス符号です。
作中でもノーマンが『Morse Code』と書かれた本を参考にしながら解読を進めていたようにアルファベットと数字と簡単な記号で構成されています。
レイが言っているようにウィリアム・ミネルヴァは果たして人なのかどうかも怪しいですよね。
疑い始めると…
疑いはじめてしまうとそもそもエマたちが気付く前にイザベラたちが気付いており、解読したものは良個体であると罠のようなものを仕掛けている可能性もあります。
信じられるもの、信じられないものの線引きが難しいなと思ってしまいます。
また視聴する際には子供たち側の視点で見ていると思いますが、誰を主観においているのかでだいぶ印象が変わるのではないでしょうか?
エマならばノーマンは絶対的な味方です。
しかしノーマンを主観にするとレイとの取引でエマを騙そうとしている部分があり、対等という関係ではありません。
またレイはエマとは譲れない主張が食い違っており、エマよりなノーマンも絶対的な信頼がおける人物という訳ではありません。
ドンとギルダの一件もあったので、今のところは子供たちをそれぞれ駒と見た方が楽しめるのかもしれないなと思いました。
秘密の部屋での収穫
ドンとギルダが勝手にイザベラの部屋に入ってしまい、ドンとエマたち3人との衝突が描かれましたが、結局秘密の部屋に入るというリスクを冒しても何か発見があったというわけではありませんでした。
次回あたりで「あのときは話せなかったんだけど…」と後出しの情報がないかなとちょっと期待している部分です。
次の出荷
来月の定例出荷がないことがイザベラから告げられ、レイが「次の出荷は…いよいよ俺か」というシーンがありました。
レイは自分の番がくるタイムリミッドぎりぎりまで準備をしていたことがわかります。
またノーマンが見つけたレイのベットの裏に隠されていたものはなんだったのかと気になります。
シスター・クローネ
食堂での描写やハウス外で仲直りをする描写などいろいろなところで窓から見ているという描写がされていました。
これが後にクローネが「見ぃーちゃった。ぜーんぶ見てたのよ。夕べ食堂でのあなたたち」というセリフに繋がる伏線でした。
その後クローネから「ねぇ、私と組まない」という提案を受けて第6話は幕を閉じました。
イザベラの目を背けるにはクローネはうってつけの相手です。
ただしエマたちがイザベラとクローネの仲とクローネが抱く野望を知らないという点が痛いところかなと思います。
この提案はクローネに秘密を知られてしまったという半ば脅しのようなものです。
果たして「大丈夫。考えてある」と言っていたノーマンがどう切り返すのかが次回のみどころかなと思っています。
第6話の感想は以上です。