約束のネバーランド 第5話 あらすじと感想「レイはダブルスパイに!勝手に行動を起こしたドンとギルダはどうなってしまうのか?」

第5話「301045」あらすじ
内通者がレイであることを突き止めたノーマンは、二重スパイになるよう提案する。レイは脱獄の準備をするために自ら志願して内通者になったことを明かし、全員での脱獄を諦めること、そのためにエマを騙すことを協力の条件とする。
翌日、レイが内通者だったことを知り、改めて全員での脱獄を決意するエマ。そしてイザベラの隠し部屋を見つけたことを報告するが、ドンとギルダはエマ達には告げずその部屋に侵入しようとする。
感想「レイはダブルスパイに!勝手に行動を起こしたドンとギルダはどうなってしまうのか?」
視聴する際の視点の変化
約束のネバーランドを第5話まで視聴してみて、これまでは主人公?のエマを中心に状況の変化を楽しんでいました。
これまでノーマンやレイの存在は強力な仲間という印象でした。
しかし話数が進むにつれてどちらかというとノーマンを中心に物語の展開を視聴するようになりました。
エマのグレイス=フィールドハウス全員でという条件の脱獄という無理難題とレイの裏切りと取引、そして鬼側の動きとイザベラとクローネの動き。
全ての条件をクリアし更に脱獄に成功するために考えるノーマンの姿は感情移入しやすく、また視点をそこに置いた方が視聴者側に近い情報量をノーマンが持っているのでわかりやすいかなと考えました。
レイの目的
ノーマンの罠にはまってしまったことでレイは一度はぐらかそうとしましたが、自らママの牧羊犬であるとノーマンに話しました。
レイが言っていることが果たして本当なのかという疑惑はありますが、レイは誰よりも早くハウスの実状に気づき、ママに取引を持ち掛け脱獄の日を待っていたということでした。
ノーマンが仕掛けた罠というのは「ドンには僕のベットの裏、ギルダには2階のトイレの天井裏、レイ、君にはそういった」とノーマンが言っていた通り、実際にはドンには食堂、ギルダには図書室と伝えてあったようです。
またノーマンがレイを怪しいと疑念を抱いたのは第2話の終わりシスタークローネがハウスに来たときだったようです。
作中でレイのセリフによるとレイはママの内通者として6年間も続けてきたようです。
レイの脱獄計画はかなりの長期間で練られたもので用意周到に準備されていると考えられます。
完全にレイを仲間に引き入れられれば、かなりエマとノーマンにとっては戦力となります。
しかしレイの目的は自身が生き残ることに重点が置かれているように思います。
レイはノーマンとエマをハウスの仲間として見ているのか、それとも優秀な駒として見ているのかが今後気になるところです。
それぞれの目的
ノーマンはエマのため、エマは家族のため、レイは脱獄のために動いています。
目的は同じでも団結しているという訳ではなく、エマも密告者だと告げたレイに対して「そういう線引きもう2度としないでね」と釘を刺しています。
レイ自身が計画を語るシーンではレイに狂気のような表情が描写されていましたが、エマの恐ろしさも垣間見えたような気がします。
ノーマンの「だからあのとき」というセリフはどこを指していたのか?
「ママは毎晩8時前に消える」とエマはギルダと共にママを観察した結果をノーマン達に話します。
秘密の部屋がある話合いをしていたシーンです。
回想描写が挟まれなかったのでわかりにくいですが、ノーマンの「だからあのとき」いうセリフは第4話でエマが廊下を歩数で数えて計っていた描写のことを指しています。
エマ、ノーマン、レイの3人は鬼の事を知っていますが、仲間に引き入れたドンとギルダには鬼の事やコニーの事について真実を告げていません。
レイも2人を仲間に引き入れる際にちゃんと話すように指摘していましたが、やはりドンとギルダは2人の考えの元に勝手に行動を起こしてしまいます。
家族思いなドンにとってコニーの存在は大きいのかもしれません。
ただ直情的なところがドンにはあり、やや内気な性格のギルダとは相性が良さそうです。
秘密の部屋に侵入し、本棚の裏に隠し扉を見つけたドンとギルダでしたが、扉には鍵がかかっており、そして洗面所にイザベラはいるのでしょうか?
レイを仲間に引き入れる交渉になる回になるのかと第5話のことを予想していましたが、ドンとギルダのイレギュラーな行動によってどんな問題が発生してしまうのか続きの展開が気になります。
第5話の感想は以上です。