アニメ『約束のネバーランド』 第10話 あらすじと感想「ノーマンが出荷!エマとレイの心は折れてしまったのか?」

第10話「130146」あらすじ
ノーマンが塀の上から見た景色によって農園全体の構造が明らかになった。
しかし彼は、自分は逃げることはしないと出荷の覚悟を決めていた。必死で引き止めるエマとレイだったが、ノーマンはトランクに糸電話だけを入れて旅立ってしまう。
ノーマンを失い絶望するエマとレイ。遂に脱獄計画を諦めたかに見えたが……?
感想「ノーマンが出荷!エマとレイの心は折れてしまったのか?」
第10話の展開
いよいよノーマンの出荷の回となった第10話。
果たしてノーマンは自分の出荷という運命を受け入れるのか?と期待していましたが、実際に視聴してみるとノーマンは自分を押し殺し自分自身は出荷を受け入れるというものでした。
またノーマンの出荷という事実からエマとレイは心の支えを失ってしまったという様子で約2か月が経過しレイの出荷の前夜まで物語は飛びます。
そしてレイから「なぁエマ、おまえ本当に諦めちまったの?本当は諦めてなんかないんだろ?エマ」とエマに声がかけられエマは笑顔で応えるのでした。
今回はノーマンの出荷に関して物語の大半を占めていましたが、ノーマンがイザベラにした「ねぇ、ママは幸せ?」という質問とイザベラの「えぇ、幸せよ。あなたという子に出会えたもの」というやり取りのシーンがとても印象深かったです。
子供たちの出荷という運命も、脱走の先にある絶望も、脅威的な管理側としての教育と生存競争を勝ち抜きグレイス=フィールドハウスのママとして今も子供たちに愛情を捧げているイザベラの様子が良かったです。
また最後にノーマンが案内された部屋で何を観たのでしょうか?気になります。
展開は原作に忠実なのか?
私は原作未読ですので、アニメの展開があまりにも絶望的なため少し疑ってしまいます。
原作漫画での心理描写を意図的に全てカットしているようで、一部コメディー色のあるシーンなどは改変しているようですが、原作通りの展開のようです。
心理描写を全てカットというところがアニメの最後での種明かしに繋がるのかと思うと期待してしまいます。
たしかにこれまで第8話でエマが脚を折ってしまったというシーンで何故あんなにも子供たちが驚いていたのかなど少し不自然なシーンがいくつかありました。
ノーマンからの最後の情報
壁の上にあがり崖が広がっていたとエマとレイに告げたノーマンでしたが、情報を集めるため壁の上を端まで移動し推測を2人に話します。
ノーマンの話では西にある区画が本部であると予想し更にそこの区画にだけ橋があるということが告げられます。
外へでるためにはこの橋が唯一の突破口です。
壁の上を伝って移動するのか?それとも本部を直接通って橋まで移動するのか?
最後に待っているであろう大逆転劇に期待しています。
タイトルの『約束』とは?
本作のタイトルにつく約束とは誰とした約束を指しているのかと第10話を見て考えてしまいました。
単純に考えるのならばノーマンと交わした約束のことを指しているのかもしれません。
また物語が描かれている舞台農園のことを指しているのかなとも思ってしまいます。
何不自由なく衣食住に困ることなく生きることができ、『出荷』という運命が約束されている農園という大人になることができない子供たちが住むネバーランド。
ノーマンは本当に出荷されてしまったのか?
出荷の詳細な様子はこれまで描かれてコニーの一件しか描かれていませんが、コニーのときと違いノーマンは車に直ぐ乗る事がなく部屋へ案内されます。
部屋の扉の先をみたノーマンの反応も「えっ!?」と驚くいうもので、鬼に実際に花を刺されるという描写はありませんでした。
もしこれまでのサイコ的なイザベラは鬼を欺く演技だとしたら自分が育てた子供たちを守り入れ替える工夫なんかがあるのかもしれません。
もしくは真実を知ってしまったノーマンは別の処置を受ける事になったのかもしれないですが…。
特殊エンディングCö shu Nie『Lamp』
今回は主要キャラクターのノーマンが出荷されてしまったという物語の展開もあり、エンディングがCö shu Nieの絶体絶命ではなく、同シングルに収録されているLampがエンディングテーマとして採用されていました。
Cö shu Nieらしさがありつつも絶体絶命を超えたノーマンの出荷という展開にLampという曲の雰囲気や歌詞がとてもよくあっていたと個人的に思っています。
第10話の感想は以上です。
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