長瀬智也の追悼コメント「また地獄で会いましょう」の意味や元ネタの映画の内容や場面は?
ジャニーズ事務所のアイドルグループ、TOKIOの長瀬智也さんんが、ジャニー喜多川さんへの追悼コメントを発表いたしました。
そのお悔みの言葉の最後の「また地獄で逢いましょう」というフレーズが賛否を巻き起こしております。
単純にそのフレーズだけを切り取って批判されている方もおられますが、いったいどういう意図があって言ったのでしょうか?
今回はこの「また地獄で逢いましょう」の元ネタについて調べてみました。
元ネタ「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」について さらに元ネタの「ターミネーター2」に出てきた「地獄であおうぜベイビー」について
「地獄で逢いましょう」の元ネタ「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」とは?
長瀬智也さんのお悔みの「地獄で逢いましょう」ですが、「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」の中で出てくるワンフレーズになります。
これは永瀬智也さんと神木隆之介さんのW主演の映画です。
これは2016年の2月6日に公開予定だったものが同年の1月15日にに軽井沢スキーバス転落事故が起き、事故を連想させるとして、6月25日公開に延期されるなどいわくつきの映画です。
劇中のロックバンド「地獄図(ヘルズ)」が野外ロックフェス「TOKYO METROPOLITAN ROCK FES TIVAL」や「ミュージックステーション」に出演するなどマルチメディア展開をしておりました。
「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」のあらすじ
主人公の男子高校生「関大助」は修学旅行で乗っていたバスが事故にあいます。
そして目を覚ますと人々が炎の中で苦しんでいる光景を目にしたことにより地獄に落ちたと理解します。
同級生の手塚ひろ美に告白をせず死んでしまった事を公開していた矢先、目の前に地獄農業高校軽音楽部顧問でロックバンドの地獄図(ヘルズ)のリーダーである赤鬼のキラーKが現れます。
キラーKによれば閻魔の裁きによっては現世に転生するチャンスがあることを大介に告げます。
そして大介はキラーKの指導により特訓し、現世に戻ろうと悪戦苦闘する物語です。
「地獄で逢いましょう」の劇中での扱い
基本的に映画では地獄はネガティブな意味でとらえられておりません。
映画の中の設定はかっこいい人が全員地獄に行くという設定の映画で、劇中の台詞に「地獄であいましょう」というセリフが出てくるためその引用だと、宮藤官九郎さんが、ラジオでフォローしております。
また、同映画の主題歌にも「カッコ良すぎて地獄に堕ちた」という一節がでてきます。
ターミネーター2でも出てくる「地獄で逢いましょう」
基本的に長瀬智也さんは自らの主演映画だったため、引用したと思われますが、もともとはターミネーター2の日本語字幕で有名になった台詞になります。
それを宮藤官九郎さんがモチーフに映画にしたと思われます。
ターミネーター2で主人公の不良のジョンは自分を護衛するターミネーターが「了解した」など堅い言葉づかいだったため、不良の言葉を教えていきます。
その中で出てきたセリフHasta la vista, baby.(アスタ・ラ・ビスタ・ベイビー)を翻訳家の戸田奈津子が「地獄であおうぜ、ベイビー」と訳したことにより有名になりました。
「地獄であおうぜ」Hasta la vista.(アスタ・ラ・ビスタ)の本来の意味は?
(アスタ・ラ・ビスタ)Hasta la vista.は英語では無く、スペイン語の台詞になります。
直訳すると「一目会うその時まで」となり日本語に意訳すると「さようなら、またいつか」となります。
ニュアンスとしては
と言った意味が暗に込められて絵おります。
また、皮肉として「もう会いたくないぜ!」といったニュアンスの意味にもなったりします。
最後に
という事で、今回は長瀬智也さんがジャニー喜多川さんの追悼コメントで書いたセリフ「地獄で逢いましょう」について調べてみました。
いろいろ批判されたりしておりますが、当方は粋な台詞だと思いますけどね。