満天☆青空レストランで紹介のらぼう菜とは?
満天☆青空レストランで紹介される「のらぼう菜」という食品の名前を聞いたことがありますか?
少しユニークな名前で一度聞いたら忘れないと思うのですが、あまり印象がありません。
スーパーでも見かけないことがないという方が多いのではないでしょうか。実はこの食材、ものすごい魅力を秘めた今注目のお野菜なんです。
どんな魅力が詰まっているのか、順を追ってご説明していきます。この記事を読んだら、のらぼう菜を食べたくなって、色々なスーパーをはしごしたくなるかもしれませんね。
のらぼう菜ってなに?
のらぼう菜とは、東京都西部から埼玉県飯能市周辺で栽培されてきたアブラ菜の種類です。
江戸時代には、ジャバ菜という名前で幕府がこのタネを配り、人民を飢えから救ったとの記録が残されています。
日本でいつ頃から栽培が始まったのか詳細は不明ですが、ジャバ菜という名前から推測し、ジャワ島を経由してオランダ船が持ち込んだのではないかと考えられ、江戸時代初期にはすでに栽培されていたといわれています。
のらぼう菜の特徴は?
伸びた部分の芽をつんでも、また次々と芽が生えてくる生命力があります。収穫は、根こそぎ掘るのではなく、柔らかい茎の部分を30センチくらい折り取ります。
茹でてみると、花芽の部分は菜の花のような風味があり、雑味や苦みはあまりなく食べやすいです。茎の部分は甘味がありアスパラガスのような触感が楽しめます。
収穫の時期は3月下旬から4月下旬ごろまで。ハウス栽培もさかんで、さらに早い時期から収穫できるようになりました。
最近では、関東に限らず九州や近畿地方でも栽培を始める農家が出てきたようです。徐々に全国的に有名な野菜になりつつあるようです。
栄養価や食べ方は?
のらぼう菜は、鉄分・ビタミンA・ビタミンC・食物繊維を豊富に含んでおり、とくにビタミンCに関しては、小松菜の2倍量が含まれています。
調理方法は、おひたしや胡麻和え、お味噌汁はもちろんですが、油と相性がよいことがわかりバター炒めやマヨネーズ和えにも適しています。
調理の用途が広いのは主婦にとって嬉しいですね。特徴として、収穫後にしおれやすいため、店頭には300グラムくらいの束がビニールに入れられて陳列されることが多いようです。
茎がしゃきっと元気なものを選びましょう。買ってきたら、早めに調理して風味が落ちないうちにいただきましょう。
保存方法は?
買ってきたままの状態で保存する場合は、湿らせた新聞紙にくるむか、乾燥させないように紙の袋に入れて立たせた状態で野菜室に入れるのがベストです。
寝かせたまま保存してしまうと、植物の起き上がろうとする性質から、エネルギーが消費され、茎が曲がって傷みが早くなってしまいます。長期保存したい場合は、1分くらいさっと茹でたあと冷凍しておきましょう。
お浸しや和え物だけでなく、スープの具や炒め物にも使え、栄養価も高いのらぼう菜。もしもスーパーで見かけたときは、ぜひ入手してみたいですね。食卓に並べば、家族も珍しがって喜んで食べてくれそうです。
のらぼう菜おすすめレシピ