ルパン三世PART5第16話のあらすじと感想

あらすじ

アミとルパンは王女ドルマ様を助けに王宮へ向かいます。途中セキュリティで足止めをくいますが、アミが機転を利かせてドアを突破していきます。大司教が王女の命を狙おうとしていたところだったでしたが、ルパンとアミ、そして窮地に助けに入る次元と五右衛門のおかげで、王女を守ることに成功します。そして大司教の悪事をこっそりライブ配信したアミのおかげで、国民は真実を知り、新王女となったドルマの演説に耳を傾けるのでした。

「初恋の話をしよう」

今回の16話タイトルは「初恋の話をしよう」です。これは、アミがルパンに恋心を抱くようになる過程を描いた、アミの為のタイトルだと思っていました。ですが、実際はルパンと不二子の為のタイトルでもあったようです。その理由はこうです。前回15話のラストで、不二子はルパンに「私はあなたの何?」と改めて聞き、「不二子、お前は俺の・・・」と言いかけたところで終わりました。今回、その続きが明らかになりました。ルパンが口を開きかけたときに敵から爆撃を受け、ルパンは病み上がりの体で不二子を命がけでかばいます。そして見つめ合う二人。その後、ルパンはこっそり不二子の首から今回のお宝「血と涙の滴」のネックレスを奪い、颯爽と逃走していきます。爆発から不二子を身を挺して守った時点で、不二子からの質問の答えは出ています。そう。ルパンにとって不二子は永遠に恋焦がれて手に入らない、初恋の相手だったのです。ですが、お宝を奪って逃げるあたりがルパンらしく、不二子を永遠のライバルと思っているあたりも二人の関係が浮き彫りになっていました。

アミの初恋と友情

今回、ルパンとアミで友情について語るシーンがあります。「友達を助けようとするアミはかっこいいい」とアミを褒めるルパンに対し、「友達はひとりだけだから」と打ち明けるアミ。ルパンも「俺も友達は2人だけだ」と答えます。これはもちろん次元と五右衛門をさしていて、見ていて嬉しくなりました。
最後、ドルマ王女とアミは、お互いの好きな人を打ち明けあって、友情を深めます。その後、アミはルパンに「私はあなたに恋をしている」と告げます。そして「峰不二子よりいい女になったら返事をもらいに来る」というアミに、戸惑いながらも「待ってるよ」と答えるルパン。断らないところがルパンの残酷かつ優しいところだなと思いました。

不二子のいい女っぷり

今回、不二子はアミに泥棒についてのいろいろなことを教え、常にそばにいてアミに様々な影響を与えました。そして、お宝もまんまとゲットします。しかし最後、そのルパンにお宝を奪われてしまいます。「お前らの関係はどうなっているんだ?」と銭型に問われる不二子。「知らないわあんな男」と言いながらもその表情には余裕の笑みが浮かんでいました。これは、ルパンとの友情とも愛情ともライバルともつかない、特別な関係があることに対する安堵の笑みだったような気がします。お宝を奪われてもなお笑える不二子。やはり大人でいい女だなと改めて感じました。

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