ルパン三世PART5第10話あらすじと感想

ルパン三世PART5第10話あらすじと感想

あらすじ

ルパンとアルベールは、黒皮の手帳を持つ黒幕、ジョゼ一味のアジトへ向かいます。ジョゼ一味を、次元、五右衛門の助けを借りながら倒し、ボスであるジョゼのもとに辿り着きます。そしてジョゼから黒皮の手帳を奪い取ることに成功。最後、手帳はルパンの手中に戻り、お互いの健闘を称え合いルパンとアルベールは別れて行きます。

アルベールとの関係

古くからの泥棒仲間だったルパンとアルベールは、ジョゼ一味のアジトへ向かう車中で昔話に花を咲かせます。そして、アジトに着いてから二人で久しぶりに協力し合ってジョゼのもとに辿り着きます。アルベールは泥棒稼業から足を洗い治安総局に属していますが、今回はもともと持っている泥棒としての才能をいかんなく発揮し、ルパンとともに苦難を乗り越えていきます。今回のエピソードはずっとアルベールがルパンを見下してバカにしているような関係性だったのですが、やっと今回の第10話でアルベールがルパンと同じ目線で戦ってくれた気がします。アルベールも、泥棒だったころの技を発揮することを恥じず、むしろルパンに負けないようグイグイ泥棒技を見せてくるところが気持ちが良かったです。

対決シーンの生々しさ

今回のルパン一味とジョゼ一味が対峙するシーンは、なかなかのリアルさとグロい描写にびっくりしました。結果はルパン五右衛門アルベール、全員相手を殺すことに成功するのですが、ルパン三世というアニメのイメージからは想像がつかないような、血しぶきが飛ぶ対決シーンに若干引いてしまった感は否めません。しかし、これまでのルパン三世とは違う角度で作品を作りたい、マンネリを脱したい、という制作側の努力がなんとなく透けて見えた気がして、悪い印象ではありませんでした。でもこれ以上生々しい描写はルパン三世という作品には不要かな、と思います。

ルパンとアルベールの勝負
黒い手帳は最終的にルパンが手にすることで、ルパンとアルベールの勝負はルパンに軍配が上がります。ジョゼが倒れる瞬間に、即座にジョゼのポケットから手帳を抜き取るルパン。そしてそれを見抜いて、足元がふらついた振りをしてルパンのジャケットから手帳を抜き取るアルベール。しかしその手帳はダミーでした。ルパンはアルベールが自分のジャケットから手帳を盗むことを予想していたのです。泥棒を長年続けてきたルパンのほうが、一枚上手でした。ここは、ずっとルパンがやられっぱなしできたエピソードの最終回として、とても気持ちよく終われて良かったと思います。

銭型と不二子が登場しない

今回のエピソードは最終的に、銭型と不二子は一度も登場しませんでした。その分、ルパンとアルベールの対決に焦点が当たり、熱い攻防がより盛り上がった気がします。そして、次元と五右衛門とルパンの連携プレーも、男3人の絆を感じて見ていて気持ちが良かった点です。どうしても不二子が絡むと女のずるさや色気に焦点が当たってしまい、注目すべきポイントが散乱してしまう印象があるので。銭型も、ルパンとの男の友情にフォーカスが当たる回なら良いのですが、稀にただの賑やかしのように銭型が登場する回があります。そうなってしまうと残念なので、今回はシンプルで良かったです。

今回で長編のエピソード2は終わり。来週は単発のエピソード回になります。今回のエピソードが良かっただけに、次週も期待大です。

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