ルパン三世PART5第4話感想

ルパン三世あらすじ
ルパンが殺される日を当てて懸賞金を山分けするインターネット上のゲーム、ハッピー・デス・デイはますます盛り上がりを見せ、世界中の人々がSNSを通じてこのゲームに関心を持つようになります。
先週の第三話では、殺し屋たちを次々倒したのち、最後に峰不二子が現れ、ルパンに拳銃を突きつけるところで終わりました。不二子が引き金を引くその瞬間、銭型警部が現れ、ルパンとアミを車で救出します。ここから、ルパンと銭型とアミの、国境を目指す逃避行が始まります。
ちなみにこの国は銭型が所属するICPOは管轄外のため、国境を超えることで銭型はルパンを逮捕できることになります。次々と殺し屋に襲われるルパンに銭型は、「この国で殺されるか出国して捕まるか。
それなら俺に捕まれ」と誘いをかけます。しかしルパンは、「牢屋にいるルパンはルパンじゃない」と拒否します。そして、アミの素性を聞いた銭型は、アミに学校に通うよう促します。
しかしアミは、勉強はインターネットで出来るし、友達もネット上にたくさんいる。学校に行く必要なんてない、と却下します。さらに国境を超えるべく、砂漠地帯をひたすら歩いて行く三人。
なんとか国境地点まで辿りついたところで、ルパンがスナイパーに頭を打ち抜かれてしまいます。ルパンは本当に死んでしまったのか。そしてこの日ルパンが死ぬことに賭けていたただ一人の人物は何物なのか。謎は来週へ続きます。
アミの表情の変化
アミは今回も最先端の通信技術を使い、ジャングルの中でもARで道案内をし、ネット検索で食べられる食物を探し、淡々と逃げ道を切り拓いて行きます。
学校に通うように進める銭型に対しても、「学校は必要ない。何でもインターネットで調べられるし、友達もネット上にたくさんいて効率的」と突っぱねます。
しかし、銭型とルパンの小競り合いを見て、「楽しそう...」とつぶやいたり、砂漠で水に飛び込んだ時に見せた満面の笑みや、国境が見えて逃げ切ったと確信したときに「生きてる」とケラケラ声を上げて笑うアミは、ルパンと行動を共にすることでどんどん人間らしくなっている感じがしました。今後、アミの言動がルパンの影響によってどんどん変化していくのが楽しみです。
銭型とルパンの友情
「この国で殺されるくらいなら、俺に捕まれ」という銭型に「ありがとう。でもそれじゃあ俺は俺じゃなくなっちまう」と答えるルパン。このセリフに、長年の二人の友情が透けて見える感じがしました。
銭型は、ルパン逮捕の為にあらゆるものを捨てて人生を賭けてきた男ですが、それは憎しみや意地だけではなく、ルパンに対する敬意の表れでもあったのではないでしょうか。ですから、ルパンも「ありがとう」と返したのだと思います。銭型の思いを知っているからこそ、ありがとうの言葉がすんなりと出たのです。
自分に何かあった時はアミのことを頼む、と銭型に頼むシーンもその象徴でした。最後、ルパンが撃たれて終わりましたが、これで終わるルパン三世ではないはず。今後の銭型警部との絡みも楽しみですし、来週が待ちきれませんね。