ルパン三世PART5第21話感想とあらすじ

あらすじ
シェイクハンズ社の社長が「人ログ」の開発発表を行います。これは、人の顔をスマホのカメラで撮影するだけで、その人のネット上の情報がすべて入手できるという画期的な発明です。
しかしこの人ログのおかげで、ルパン三世はどこにいても正体がばれてしまい、警察にも追われることになってしまいます。
実際にありえる怖さ
「人ログ」・・・あり得るから怖いなと感じました。作品の中で、ルパンは過去の犯罪歴から自身の生い立ちだけでなく、これまでの犯罪手段を詳しく調べられて、現在の居場所や逃走ルートまで割り出されてしまうのです。
しかもその情報は、インターネットにアクセスできる手段を持っていれば誰でも検索可能。ちなみに、変装しても、過去のルパンの変装歴から可能性を割り出されてばれてしまいます。
怖いのは、こういった方法が作品上で本当に実在してしまったら、ルパン三世という作品の面白さが全くでなくなってしまう事です。
変装も、華麗な逃走劇も、凝った盗みの手口も、ネット上で一般市民が知り得てしまうという設定になるのだとしたら、本当につまらないストーリーになってしまうなと思いました。
しかし、私たちが生きている現代、SNSが普及しここまでネット社会になってしまっているので、このような設定も避けて通れないのかもしれません。
過去のルパンの敵がずらり
人ログは、誰でも様々な情報が書き込みできます。いわゆるウィキペディアと同じ仕組みです。
そのため、過去にルパンにぎゃふんと言わされた泥棒たちが、次々とあることないこと人ログのルパンのページの書き込みをしていきます。
○○を横取りされた・ハゲをばらされた・女を横取りされた・仲間を殺された・○○を盗まれた・・・などなど。
作品の中でも、懐かしい面々がいろいろな書き込みをしています。これまでのルパンの敵だったキャラクターたちが、今後どのようにストーリーに絡んでくるのか、楽しみです。
アミ・不二子に期待
今回のエピソードには懐かしいアミが登場します。ルパンに、話したいことがある、と電話をしてきました。
それに対しルパンも、自分もアミの力が必要だと思っていた、と答えます。以前のエピソードで、ルパンに告白して「不二子よりいい女になったらまた会いに来る」と言い残して終わったので、しばらくアミは登場しないのかな?と思っていました。
今回の登場は嬉しい誤算でした。アミが得意のITを駆使してどんなふうに活躍してくれるのか期待したいです。
また、不二子は今回、自らシェイクハンド社の社長の元に拘束されに行きます。不二子らしいやり方ですね。何が目的なのか何が欲しいのか。今後のあらすじに注目です。
久しぶりに見応えあり
ここ数回はそれぞれの登場人物に焦点を当てた単発回が続き、正直消化不良に終わっていた部分があったので、今回から始まる新しいエピソードは久しぶりに見応えがありそうです。
ルパンの今までのやり方が時代の流れを超えて最後に勝つことができるのか。今後の展開が楽しみです。