ルパン三世PART5 第18話 あらすじと感想

あらすじ
新しいアパートにアジトを構えたルパン。そこにいつものメンバー次元と五右衛門が集います。ある朝ルパンの部屋のトイレの排水管が詰まってしまい、トイレが使えなくなってしまいます。
そこでひとつ下の回の次元の部屋のトイレを使うのですが、ルパン一味だとばれないように部屋から出るたびに老人に変装しなくてはいけないので大変。
そしてそこに不二子がやってきます。怪しい動きをする不二子。シャワーを借りると嘘をついて風呂場で水道屋に電話して修理をキャンセルしたり、トイレに立てこもって何かこそこそしていたり・・・。
ルパンたちは怪しみ問いただしますが、不二子は何も知らないとしらをきります。そこに銭型警部がたまたま現れたり、トラブルが続きます。実は今回のトイレの詰まりは、不二子の仕業だったのです。
不二子とルパンにとって大切な記念日だった為ルパンに小さな箱に入ったプレゼントを持ってきた不二子。しかしルパンは記念日を忘れていたため、怒った不二子がトイレの貯水タンクにプレゼントを隠し、そのプレゼントが排水管に詰まったのでした。
息抜き回とはいえ・・・
今回は、一話完結の息抜き回。しかも結末からして不二子とルパンのいちゃこら回でした。しかし、不二子とルパンにとって大切な記念日、といえば、想像するのは付き合い始めの記念日だとおもうのですが、そうするとおかしなことになります。
前回までのエピソードでは不二子とルパンは過去に何かあったことになっていて、きちんと付き合っていたという話にはなっていませんでした。
しかもお互いに何かしこりが残っているような思わせぶりな描写ばかり。しかし今回のエピソードはかなり昔、ルパンと不二子がお付き合いをしていたという証拠の回になります。
見ている側として、そのあたりが非常にもやもやしました。いつ頃の話なのか。結局のところ二人は恋人同士だったのか。
今回の出来事がきっかけで二人は別れたのか。何一つはっきりしませんでした。いくら息抜き回とはいえ、そのあたりのもやもやが晴れないまま話が進み、いまいち感情移入できない回でした。
プレゼントを捨てたルパン
最後、不二子は貯水タンクからプレゼントを取り出し、びしょびしょに濡れた箱をルパンに残して去っていきます。
しかしルパンはそれをゴミ箱に捨ててしまいます。この描写にどんな意味があるのでしょうか。不二子からのプレゼントだとわかっていて敢えて中身も見ずに捨てたのか。それともプレゼントだと気づかずに濡れた箱が机の上に置いてあったので深く考えずにゴミ箱に捨てたのか。
私は個人的に、どちらだったとしてもルパンらしくないなと感じました。ふざけておちゃらけているフリをして、実は情に厚く温かい心を持ったルパン三世。
そんなイメージだったので、どちらにしても冷たいというか、いい加減というか。あまり良い印象を持ちませんでした。
制作側はどんな意味でゴミ箱に捨てられたプレゼントのアップで今回のエピソードを終わらせたのでしょうか。
次回は次元の単発回
次回の19話は、次元が主役の単発回です。今回のような中途半端な息抜き回ではなさそうなので、期待してしまいます。どうかいつものルパン三世らしい、スカッとする内容であるようにと祈ります。