ルパン三世PART5第15話のあらすじと感想

ルパン三世PART5第15話のあらすじと感想

あらすじ

ルパン三世が王女に背中から弓矢で撃たれ倒れてしまい、そこに不二子が助けに来ます。抜け目のない不二子は王女から首飾りを奪って逃走します。

 

 ちょうどよい隠れ家を探し、不二子はルパンの傷の手当をします。その一部始終を目撃していたアミは不二子に尊敬の念を抱きます。それと同時に、女としての敗北感を味わい、ルパンと不二子の関係を見て淡い恋心にも気づくことになります。しかしその隠れ家も敵に見つかり、再度3人で逃走することになりますが、ここでアミは初めて手りゅう弾を使い、人を殺める経験をします。

 

 しかし逃走中に逃げ場を失い、傷ついたルパンとアミを残し、不二子は一人で先に逃げてしまいます。憤りを感じるアミ。その先で不二子は一人窮地に立たされます。そこに助けに現れるのが病み上がりのルパンでした。

アミの淡い恋心

アミは幼いころからずっと孤独でした。そこに颯爽と現れて色々な刺激を与え、恋心まで抱かせてしまったのがルパン三世です。

 

 しかし今回のエピソードでアミはずっと不二子と行動を共にしています。嫌でも不二子とルパンの深い歴史や関係を目の当りにすることになり、不二子に対して嫌悪感や嫉妬心も生まれるようになります。

 

 アミにとって初恋であろう恋心が、あまりにもかっこよくいい女に描かれている不二子によって砕かれていく様子は少し気の毒な気もしました。例えば裸のルパンの傷をてきぱきと治療する不二子。

 

 それに対して頬を赤らめてそっと触れるアミ。また、痛みに震えるルパンに服を脱いで体温で体を温める方法を取る不二子を、アミはただ遠くから見つめるだけです。アミとってはあまりにも上手なライバルすぎたようです。

不二子のかっこよさ

今回、不二子はひたすらかっこいい仕事のできる女です。逃走ルートをてきぱきと割りだし、バイクで颯爽と敵をかわします。ルパンの傷を手術も躊躇なく行い、その後の処置も手慣れたものです。

 

 アミへの様々な指示も的確で迅速。その上、初めて人を殺めてしまい落ち込むアミに「あなたは私たちも自分自身も守ったのよ」と励まし、ネットを駆使して逃走するアミに対し「やるじゃない相棒」と声を掛けます。

 

 もう、かっこよすぎて否の打ちどころがない女性に描かれています。そして極め付けは、逃げ場を失いルパンとアミを置いて一人で逃げるシーン。アミは不二子に「最低!!」と暴言を吐きますが、実は不二子は胸に盗んだ宝石を身に着けて逃走します。

 

 これは、敵の目をわざと不二子に引き付ける作戦。さりげなくルパンとアミを守っているのです。これ以上のいい女がいるでしょうか。

印象に残ったラストシーン

 不二子はラストで一人窮地にたたされ敵に追い込まれます。そこに助けに来るのがまだ傷口がふさがらずふらふらのルパン三世。そのルパンに対して、「ルパン、あなたは私の何?」と問いかけます。

 

 そして、「不二子、お前は俺の・・・」と言いかけたところで話しが終わりました。次週が気になって仕方がありません。はたしてルパンの答えは?

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