ルパン三世PART5第9話あらすじ感想 アルベールとの関係

ルパン三世PART5第9話感想 あらすじ
今回の敵、アルベールに撃たれ倒れてしまうルパン。心臓を外されたとはいえ重症を負います。
3日間意識が戻らなったルパンを、次元と五右衛門が必死に看病し一命を取り留めます。
しかしアルベールもまた刺客に襲われ肝心の黒い手帳を失います。手帳は、治安総局局長配下の始末屋ジョゼ一味の手に移ることに。
そしてその手帳の秘密を知っているルパンたちは、ジョゼ一味から追われることになります。
ジョゼは、治安総局局長から鞍替えして大統領候補の「カルベス」と手を組むことにします。そしてテロ組織「真実の叫び」が、フランス国内でテロ活動を行うようになります。治安総局は、黒い手帳が関わっているので手を出せません。
その頃アルベールは、治安総局局長のもとにジョゼ一味のことを聞きに乗りこみますが、そこには既にルパン三世が来ていました。
アルベールとの関係
実はアルベールとルパンは古い知り合いでした。「ルパン」の名前を賭けて競っていた泥棒のライバル同士だったのです。
しかしアルベールは盗みから足を洗います。そのためルパンの名はルパン三世が引き継ぐことになったという過去がありました。
「三世の名は俺がいただくぜ」というルパンに、「俺はもっとでかいものを盗む。フランスさ。」と答えるアルベール。
これで今回のストーリーでルパンがやけに青臭くむきになるシーンが多かったことの説明がつきました。アルベールは、いまだに泥棒稼業を続けているルパンを上から目線でバカにしているような態度をとります。ルパンはルパンで、今の仕事と仲間たちに誇りをもっているため、今回アルベールが敵となったこの事件、どうしても熱くなってしまったのでしょう。
しかしアルベールもまた、ルパンと一緒にダイヤを盗む夢を見るなど、ルパンと過ごした過去に名残惜しさを感じるような場面もあり、今後の二人の関係から目が離せなさそうです。
次元と五右衛門の優しさ
アルベールに撃たれて重傷を負ったルパンを、次元はつきっきりで看病します。そして五右衛門もまた、食料を調達したり支援します。意識が戻ったときにルパンはそれぞれにお礼を言うのですが、二人ともそろって「やめろ、じんましんが出る」とぶっきらぼうに返答します。三人の絆の強さが表れていてとても好きなシーンでした。
また、五右衛門がアルベールの前から銃弾に倒れたルパンを奪還するときに、ルパンの体に手をあててアルベールをキっと睨むシーンがあります。ここも、五右衛門のルパンへの友情が見えて感動的でした。そして大切なものを抱きかかえるようにルパンを運ぶ五右衛門と次元。二人ともとてもかっこよかったです。
そして、ジョゼ一味に襲われたときに、お得意の連携プレーで逃走を成功させるところなど、三人の長年の良い関係性が見える場面も多く、満足の回でした。
いよいよ、アルベールの過去が明らかになり、ようやくルパンも冷静さを取り戻していつものルパン三世らしい行動が見られるようになった回でした。
次回から、黒い手帳を巡ってますます争いが激化していくでしょう。
ルパンと次元と五右衛門の連携プレーがたくさん見られるのを期待したいと思います。