ルパン三世PART5第5話感想 銭型の不器用な友情

ルパン三世PART5第5話感想 銭型の不器用な友情

ルパン三世第5話あらすじ

 ルパンの死亡日を賭けて配当金を山分けするゲーム、ハッピーデスデイの標的になったルパンは、とうとう殺し屋が操るドローンからの銃撃で頭を撃たれてしまいます。しかしルパンの死体を見ていない銭型は、ルパンの死を信じません。銭型はアミを引きとり、一緒に住み始めます。

 

 ルパンの死によってゲームは収束。そして、闇サイトマルコポーロが再開され、サイトの主たちは再び金儲けを目論み始めます。ここから、アミの反撃が始まります。アミは主犯格の男に接触し、敵陣に乗り込んでいきます。

 

 そこで、密室に閉じ込められ排水管から水を大量に流され、死にたくなければルパンのコレクションの在り処やルパンに関する秘密を教えろと脅されます。しかしアミは答えません。

 

 実はアミが水に埋もれ殺されかけるように見せる画像のトリックによって、別の部屋でそれを見ている主犯の男を騙していたのです。主犯格の男は、アミのもとへ走ります。しかしそこにいたのは、死んだはずのルパンでした。

 

 あの時ドローンから銃撃されたのも、ルパンの自作自演だったのです。そこに乗り込んできた銭型によって、男は逮捕されます。

 

 またしても銭型から逃げきったルパンは、不二子に電話し、協力ありがとうと告げます。実は以前不二子がルパンを殺そうとしたのも作戦の一つだったのです。その見返りとして、ハッピーデスデイでたったひとり、ルパンの死亡日を予想して配当金を受け取った人物が、峰不二子だったのでした。

アミの心の成長

ルパンの死によって銭型に引き取られたアミは、「行ってきます」「行ってらっしゃい」という当たり前のあいさつや、一緒に食事をすることの礼儀などを銭型に教わります。

 

 また、常にインターネットの世界の住人だったアミは、ルパンと行動を共にすることにより、現実で生きることの喜びや意味を見出していきます。最後、アミは全寮制の学校に入学することになるのですが、「私、ドキドキしてる」というセリフとともに最高の笑顔を見せて校舎に入っていき、それを車から見送るルパンの穏やかな顔がとても印象的でした。

銭型の不器用な友情

 今回も銭型のルパンへの不器用な友情がわかるシーンがありました。ルパンがドローンからの銃撃に頭を撃たれ死んでしまうように見える場面。離れた場所からそれを見ていた銭型は、ルパンのもとに走ろうとします。

 

 しかしそこに国境警備隊が現れ、銭型は現場を離れなければいけなくなります。それでもルパンのもとに行こうとするのを部下に止められた時、「今はただの銭型だ!」と叫びます。これは、警部である前にルパンの友人であるという、心の叫びが出たシーンだったように思います。

 

 頭を撃たれる現場を見ていたにも関わらず、ルパンが生きていると信じて疑わなかった銭型。ルパンの死を一番信じたくない、認めない人物は銭型警部なのかもしれません。

 

 今回の第5話で、エピソード1は終了です。次回からはまた違うエピソードが始まります。5話も見てきたとは思えないほど、あっという間の5週間でした。それくらい、中身が濃いのに展開が早く、ちりばめられた伏線も納得のいく気持ちのいい結末でした。次回からのエピソード2も期待大です。

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