ルパン三世PART5第3話感想 粋なセリフたち
第3話あらすじ
銭型警部の所属するICPO管轄外の小さな国に籠ったルパン一味。
今度は、マルコポーロの幹部が始めた新しいゲーム「ハッピー・デス・デイ」に翻弄されることになります。
これは、ルパンが殺し屋によって殺害される日にちを賭けるネットゲーム。ルパンはネズミ一族や魔山神平など過去のルパン三世作品にも出てきた殺し屋たちに命を狙われることになります。
相変わらず、常にSNS上にその姿と現在地をさらされ続けるルパン。ある時、アミと一緒にいるところを襲われ、アミが拳銃で撃たれ負傷してしまいます。
また、別の場所で次元と五右衛門も襲われたことを知ったルパンは、殺し屋たちを一網打尽にするために、あえて自分の居場所をSNSで拡散し、殺し屋たちをおびき寄せます。
事前に打ち合わせた通り、次元と五右衛門と協力し、殺し屋たちを全員倒すことに成功したルパン。
しかし最後に、飛行機からパラシュートに乗って降り立った峯不二子に拳銃を突きつけられるところで、第3話は幕を閉じます。
粋なセリフたち
第3話も、要所要所で粋なセリフが出てきます。個人的に一番印象に残ったのは、最後に登場した不二子が、「どうせ殺されるなら私にしてよ」というセリフ。
このセリフに、長年のルパンと不二子の関係性が表れているような気がします。次回第4話を見ないと、なぜ不二子がルパンに拳銃を突きつけたのか、その理由はわからないのですが、きっと不二子らしい小悪魔的な秘密が隠されているのでしょう。
来週が楽しみです。
不二子との関係
今回、ルパンは不二子が登場してもいつものように「不二子ちゃ~ん」と嬉しそうに尻尾を振るお決まりの行動には出ません。
冷製に、淡々と対峙します。そして不二子も、4年前にルパンが不二子を結婚式から連れ去ったエピソードなどをちらつかせ、意味深に二人の過去の関係を匂わせます。
ルパンはアミに不二子と恋人なのか?と聞かれたときも、「不二子とはもうそんなんじゃねえ」と答えます。
これまで二人の間にどんな恋愛ドラマがあったのか。
そして今どんな距離感なのか。不二子がルパンを殺しに来たその理由と、何か関係があるのか、今後の見どころになっていきます。
アミとルパンの関係
アミは優秀な頭脳の持ち主で、電子機器を扱う技術やハッキングの手法を持ち、過去にも幼少期にゲームを作るなどデジタル社会の最先端を生きてきた女の子です。
昔ながらの独自の方法で、何かを盗み、逃走し、相手を欺くというルパン三世のやり方と、アミの存在が、イマイチうまく絡みあっていないような印象を受けます。
この先、アミの人間臭い部分がでてきて、ルパンのやり方に敬意を表するような場面が出てくると、またアミのイメージが変わってくるのかもしれません。
五右衛門との友情
殺し屋を一網打尽にする計画をたてるルパンに、五右衛門が、「作戦はおぬしに任せるが、まずは結論を聞かせてもらおう」と言うシーンがあります。
このシーンに、五右衛門のルパンに寄せる信頼度が透けて見えるような気がしました。いつもクールに冷静に、ルパンを批判したり冷たくあしらったりする五右衛門ですが、心の底ではルパンをリスペクトしているのだと、改めて思わせる場面でした。
このようなシーンが、次元や銭型との間にも出てくることを期待します。