ケンミンショーで紹介バーベキュー弁当【バー弁】って何?

4月26日のケンミンショーでゴールデンウィーク特別企画として取り上げられる、千葉のローカルお弁当を知ってますか?
私が知ったのはここ数年のことですが、地元では有名なんだとか。それがバーベキュー弁当【バー弁】です!
バーベキュー弁当【バー弁】という名前の由来は?
「バーベキュー」という言葉から想像するのは、網で焼いた肉や串刺しの玉ねぎ、半分に切ったピーマンに焦げ目がついていて……という感じではないでしょうか。
しかし実際にバーベキュー弁当【バー弁】のフタを開けてみると、肉とじゃがいも!木更津はバーベキューで有名?なんて話もきいたことがないですし、どうしてバーベキューなんでしょうか。
かつてバーベキュー弁当【バー弁】の販売をしていた「万葉軒」によると、創業当時の店主が家族でよくバーベキューをやっていたからなんだとか。
ちなみに万葉軒では現在バーベキュー弁当【バー弁】は販売していませんが、近からず遠からずといった見た目の焼肉弁当が売られています。
駅弁から一度は名を消したバーベキュー弁当【バー弁】の歴史
バーベキュー弁当【バー弁】が生まれたのは1962年のこと。ジャニーズ事務所が設立されたり、マリリン・モンローが亡くなった年です。
木更津駅の駅弁として「浜屋」が売り出しました。
その後万葉軒など他の弁当屋も参入しますが、2000年代に入ると浜屋、万葉軒ともに駅弁としてのバーベキュー弁当【バー弁】販売から撤退してしまいました。バーベキュー弁当【バー弁】消滅の危機!
しかし、町のお弁当としてのバーベキュー弁当【バー弁】は浜屋が販売を続け、2010年ごろに再び、駅弁として復活しました。
有名人をトリコにしたバーベキュー弁当【バー弁】
バーベキュー発祥の地でもない、お肉の産地でもない木更津から始まったバーベキュー弁当【バー弁】が、なぜか地元木更津を飛び出して県外でもB級グルメとして知られるようになりました。
その理由は有名人の口コミです!木更津といえば海ですよね。いい波がキャッチできるサーフポイントがあるため、サーフィン好きの芸能人も多く訪れます。
波に乗ってクタクタになった後、バーベキュー弁当【バー弁】でお腹を満たすなんて最高ですよね!
ガテン系弁当とでも言いたいガッツリ系弁当に魅せられた芸能人や、昔からバーベキュー弁当【バー弁】に親しんできた地元木更津出身のミュージシャンらがその魅力をネットなどで発信したことで、急激に知名度が上がりました。
バーベキュー弁当【バー弁】のフタを開けてみよう
バーベキュー弁当の基本形は、豚肉と白いご飯。バーベキュー弁当【バー弁】で人気の浜屋の場合だと付け合せはじゃがいもとお新香といった感じです。
まずはお肉。大量生産のお弁当とは違い、1枚ずつ丁寧に焼かれます。炭火焼きならではの香ばしさを感じれば、今すぐ木更津の海岸でバーベキューしたくなりますね!
白いご飯はこれでもかという感じで敷き詰められています。千葉の工業地帯で働く人々にも愛されているそうですから、ご飯の量としてもガッツリ系ですね。
お肉に絡められた甘めのタレは、真っ白なご飯にもじんわりとしみこんで……というよりも、ご飯自体にもタレがかかっているのでしょう。お肉だけ、お肉とご飯、ご飯だけの3パターンが楽しめます。
付け合せが特徴的です。じゃがいもです!揚げているのか、外はパリッと固いのですが、中は蒸したじゃがいものようにしっとりとしています。
付け合せがじゃがいもだなんて、喉が渇きそうだと思ってしまいますが、イタリア料理の「ニョッキ」を思わせるねっとり感で、パサパサしません。
肉、ご飯、じゃがいも。ガテン系のバーベキュー弁当【バー弁】の推定カロリーは760kcalです。肉体労働をする成人男性の1日推奨摂取カロリーが3000kcalぐらいですから、昼ごはんにバーベキュー弁当【バー弁】を食べても「カロリーとりすぎ!」にはならなそうですよね。
でも肉とご飯とじゃがいもなら腹持ち抜群。そう考えると、細マッチョ量産弁当とも言えそうです。
バーベキュー弁当【バー弁】が食べたいければココへ!
現在バーベキュー弁当【バー弁】が購入できるのは、木更津の「浜屋」3店舗と千葉県内に12店舗をもつ「としまや」です。以前は東京駅でも売られていたようですが、今はメニューにありませんね。
木更津のお店に行ってみるのが確実です。お店に買いに行けば、できたて詰めたてのバーベキュー弁当【バー弁】が食べられるかもしれませんよ!