和風総本家で紹介飯田市のランドセルについて宮内産業とは

和風総本家で紹介飯田市のランドセルについて宮内産業とは

ランドセルの一大拠点飯田市に注目

 

 日本の伝統や技を探求することでおなじみの「和風総本家」、今回は長野県の職人さん特集です!
 
 長野県飯田市の産業と聞いて思いつくものってありますか?実は革産業、とくに国内のランドセル生産のほとんどが飯田市で行われているんです。
 
ランドセルって機械で革を切って縫い付けるだけじゃないの?と思ったら大間違い。ランドセル生産を手がけるメーカーやこだわりについてご紹介します。
 

国内ランドセル原料の8割を作る宮内産業

 

 少子化でランドセル産業が停滞するかと思いきや、高齢化により孫のランドセルにお金をかける祖父母が増加!ランドセルは価格の安さではなく質の高さが重視されるようになりました。質のよいランドセルといえば、本革を使ったランドセルですよね。
 

宮内産業のランドセルの特徴

 

 ランドセルに使われる天然皮革の「コードバン」。馬のお尻の部分の革で、強度が強いので子どもが扱うランドセルには最適な原料ですが、強いがゆえに加工が難しいのが難点です。宮内産業はコードバンの加工を得意としています。
 

 実はコードバンの「なめし」(皮の繊維を固定して強くして「革」にする)技術を持った会社は、世界に3社しかありません!そのうちのひとつが宮内産業なんですね。
 

 また、自社ブランドの「アルプスカーフ」のランドセルはコードバンを使ったものやカンバルーと呼ばれるカンガルー皮のものなどがあり、どれも防水加工を施しているため耐久性の高さに定評があります。
 

宮内産業のランドセルを購入するには?

 

 宮内産業のそばには毎年秋頃になるとランドセル販売所がお目見えします。来店は予約制の場合もあるのでご注意を。また、入学シーズンが終わった5月頃、早くも来年のランドセル予約会が飯田市内で数回開催されます。WEB限定の予約会もありますので、宮内産業の公式ホームページはマメにチェックしましょう。
 

 価格帯は35000円〜50000円弱と、デパートや専門店で購入するよりだいぶリーズナブルな印象です。また現地の販売会ではアウトレット品が手に入ることもあるので、安くていいものを!と考えているならぜひ飯田に足を運んでくださいね。
 

 

宮内産業以外の飯田産ランドセル

 

HANABUSA LEATHER (ハナブサレザー)

 

 

 革職人の木下英幸さんが作るランドセルは、なんと2年先まで予約が埋まっているそうです!それもそのはず、6年間子どもの動きに耐える強度のランドセルを全て手作業で、1人の手で作り上げていくわけですから、1年にひとつしか作らないそうです。
 

 ランドセルを背負うのが男の子か、女の子かによってランドセルの厚みを変えるなど細部にこだわる職人さん。フルオーダーなのでお客さんの「こうして欲しい!」が絶対に叶うのはうれしいですよね。
 

 カバンのオーダーメイドは10万円から。ランドセルのリメイクも手がけている方なので、6年後にまたお世話になるのも楽しいですね!
 

ナガエかばん

 

 

 こちらの工房は愛知県名古屋にあるのですが、かばん作り49年という熟練職人が数量限定で作るランドセルには飯田市で加工された牛革を使っています。
 

 スタンダードな牛革ランドセルは62000円、特注限定10個の牛革ランドセルは10万円!カバン創作のコンクールで何度も受賞経験があり、現在はコンクールの審査員や認定試験の試験官を務めている長江幸雄さんの手で作り上げられたランドセルですから、お値段には頷けます。
 

長く使うものだから素材には絶対こだわって!

 

 本革ランドセルなんて持たせたら傷だらけになるだけ。もったいない。なーんて思うのも無理はありません。でも傷になるということは子どもを守ってくれるということ。飯田市で作られる耐久性の高い革を使ったランドセルなら6年間もの長い間子どもに寄り添ってくれますよ。

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