• [ゴールデンカムイ 第五話] 駆ける あらすじと感想 オソマ美味しい! 1発だから腹が据わる

[ゴールデンカムイ 第五話] 駆ける あらすじと感想 オソマ美味しい! 1発だから腹が据わる

[ゴールデンカムイ 第五話] 駆ける あらすじと感想 オソマ美味しい! 1発だから腹が据わる

第五話 駆ける あらすじ

上からの命令も完全無視で復讐を果たす気でいるほどに二階堂浩平、洋平は杉元佐一に執着している。外から様子をうかがった白石由竹はアシリパに杉元佐一救出作戦だけではなく、金塊探しにも手を貸すという。

 

二階堂兄弟が入って来た。急遽作戦変更した杉元佐一と白石由竹。相打ちの様相で、息絶えた二階堂洋平と、はらわたを押さえている杉元佐一を発見した鶴見中尉は、人皮の在処を聞かなければならず、杉元佐一を馬ぞりで医者の元へ送るようにと命令した。

 

杉元佐一は馬ぞりを奪取し、逃走する。鶴見中尉は杉元佐一の演出を知って後を追う。アシリパが矢でフォローし、鶴見中尉を馬から降ろすことに成功した、追撃をやめた鶴見中尉は師団に戻る。

 

根城は火をつけられ、全てが灰となる。白石由竹が探していたにも関わらず発見できなかった人皮は鶴見中尉が身に纏っていた。

あと100年

永倉新八から武器と当座の資金提供を受ける土方歳三。武器提供の老人が永倉新八であることを知った牛山辰馬は土方歳三たちの目的が金塊以外にあることに気づいた。

 

脱出作戦の成功を、杉元佐一、アシリパ、白石由竹、レタラで祝う。奪った馬は食用にすることにした。

 

土方歳三は返事のないことが意味することを確認するため、渋川善次郎の家へ殴り込みをかける。手を組むか否か二者択一を迫られた渋川善次郎は後者を選び土方歳三によって全滅させられた。土方歳三の遠謀が語られる。しかし牛山辰馬は金塊にしか食指を動かされていない。

 

生態系とか

 

ユク(蝦夷鹿)を仕留め損ねた杉元佐一が苦しみを終えさせるために捕獲しようと探し始めた。アシリパは男二人と犬の足跡を見つけた。右足に怪我をした体格のよい男と推察したアシリパは、谷垣源次郎が復活しているらしいことを懸念する。

 

二瓶鉄造が谷垣源次郎を助けこれまで行動を共にしていた。たった1発の弾でヒグマを仕留めるその技を目の当たりにした谷垣源次郎は、二瓶鉄造もまた蝦夷狼を狙っているのではないかと尋ねる。

 

感想 オソマ美味しい! 1発だから腹が据わる

 

二階堂兄弟の執拗さは末恐ろしいですね。傷を負っても痛めつけられても縛り上げられても冷静な杉元佐一が超人に見えます。いや、超人です。臨機応変戦術も変えられる、状況の把握が的確、一つ一つの行動の効果をちゃんと見据えている。いや、まったく凄いお人です。

 

でもアシリパには頭が上がらなくなってきているような。杉元佐一を助け出した後、アシリパが伏せた目で唇をかみしめ、抱きつくかと思いきやドゴーンと来れば唖然としてしまったのは私だけではなかったはず。してやられました。

 

誰にも見つからずにさっさと始末するつもりだったみたいな双子でしたが一人が見張りになったのが仇になりましたね。二階堂洋平ご愁傷様です。二階堂浩平の復讐劇は今後さらに熱くなりそうです。

 

 

脱獄王の手腕?

 

脱出計画といい、兵士の中に潜り込むのといい、火をつけてしまうのといい、周到な計画にお見事としか言いようがありません。

 

鶴見中尉の第一印象は奇人というか狂人というかだったのが、今回まで見たところではどうやらそうでもないなと思えてきました。っていうか、今回はまともでしたよね。落差の激しい人なのでしょうか。物事の検証はしっかりやる性格のようではあります。杉元佐一を、かつて見た鬼神のイメージが鮮烈だったからでしょうか。亡くすには惜しい人材だと感じているのかもしれません。

 

アシリパの矢で馬から転げ落ちたときは、杉元佐一が邪魔をして馬を撃てなかったからやめることにしたのではないかと思います。根城が焼けているのに冷静でいるのはちゃんと予防策というか保全というかができていたからなんですね。まあ、杉元佐一の相手なら雑魚ではつまらないですからね、それ相応のできる人でないと面白みがありませんし。

 

馬を解体しているアシリパはさすがに物知りです。淡々と話してはいるのに、何だかまだ決して長いとは言えないのに、人生の重みが感じられます。アシリパは自分をもっと信頼して欲しいと思っているのですね。

 

ギクシャクしている杉元佐一とアシリパをうまく取り持とうとしている白石由竹の「夫婦喧嘩」に二人はなぜ無反応なの? 言葉に気を配る余裕がなかったのか、それとも気づいていなかった? とも考えにくいですが・・・。

 

サクラ鍋食べたい

 

杉元佐一は食べたあとに実は味噌入ってるんだとか言うつもりだったみたいです。それを白石由竹が口を滑らしてしまったせいで、アシリパの超デフォルメが見られました。でもえらいですね。ちゃんと食べたし。勧めるにはわけがある、と気づいたのかもしれません。

 

そろそろ人皮争奪戦に動きが見られそうな予感です。土方歳三がカッコいい青年のような立ち居振る舞いをすることとか(何気に髪や衣装が風になびいてる件)、二人と1匹の足跡が見つかったということは近々遭遇しちゃうかな、とか。続きが楽しみです。

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