ゴールデンカムイ 第2話 のっぺら坊 小樽へ行け! 傷だらけの人生

ゴールデンカムイ 第2話 のっぺら坊 小樽へ行け! 傷だらけの人生あらすじ
杉本佐一は、心理的要素から囚人たちが潜伏するのは小樽であると推測した。
聞き込みをしていた杉本佐一たちの後をつけてくる男がいた。
男の身体には図面が彫られていた。
後をつけてきた囚人をウサギの罠で確保し、杉本佐一は男に他の囚人の所在やはぐれた理由などを問いただした。
アシリパが図面を描き写している間、それを彫った男について聞こうとした途端、囚人は額を撃ち抜かれてしまった。
煙幕を張って逃げる杉本佐一とアシリパ。
杉本佐一は狙撃犯を追いかけたが手加減のできるような相手ではなかった。
相手は陸軍最強とうたわれた第七師団に所属する兵士、尾形上等兵だった。どうやら同じ目的のようだ。取っ組み合い、やられかけて逃げた尾形上等兵は崖下に落ちて行った。
アシリパは父から教わった知識で狩猟をする。夕食はウサギのチタタプをオハウに入れたつみれ汁だ。
一方尾形上等兵は第七師団の兵士に発見されていた。発見が遅くなれば低体温症で危ないところだった。
翌日2人目の囚人、脱獄王白石由竹を確保した杉本佐一。図面を描き写している間、ウサギを捕獲しに行ったすきに、白石由竹に逃げられてしまう。追いかけた杉本佐一と白石由竹は足元の雪の層が崩れ落ち、川へ落ちてしまった。
命の保証をすることで取引した杉本佐一は白石由竹の隠し持っていた弾薬を使い、火をおこし危機を逃れた。
脱獄の指揮は函館戦争の敗残兵らしい囚人たちの親玉がとったという。その名は土方歳三。
のっぺら坊は囚人たちに小樽へ行けと指示していたという。
白石由竹は杉本佐一の忠告を聞かず、去って行った。
感想
アシリパのリスが好きと杉本佐一のリスが好きの意味が違うのが笑えます。リス可愛いよね。
杉本佐一のプロファイリングで、脱獄犯の潜伏先を小樽に特定したのが、さすがと思わせます。何度も修羅場をくぐり抜けてきただけあって、生き延びるための本能が備わっているんでしょうね。
囚人たちの図面もすごいけど、杉本佐一の傷もほんとにすごい! 傷やら銃痕やら全身くまなく、という感じです。銭湯の客人が手を合わせるのも頷けます。
アシリパの知識が半端ないです。父親から色々教わったらしいですが、まだ少女なのに度胸もあり、かっこいいなあ。
杉本佐一のどすの利いた演技、早く情報を引き出せればいいなあと思ってたらアシリパのツッコミ。もう、真面目なんだから。でもそこがアシリパらしさなのかもしれません。
下手に俗世に染まらないでいて欲しいと思います。
杉本佐一が鉛筆をゆらゆらしてるのを見て、すごく懐かしかったです。子供の頃しょっちゅうやってましたから。
一般的に考えると図面の断片を手に入れるために取る方法としては、現物を集めること。イコール人皮を得るために生命も頂戴せざるを得ないということになりますが、そこはアシリパの主義主張が反映されて、描き写すという方法がとられています。
なんと人道的。なのに、アイヌの宝を盗んだ人間の秘密が話されようとしたとき、囚人は撃たれてしまいます。それはきっとのっぺら坊の話をしようとしたからではないと思うのですが、尾形上等兵の目的は上官にはまだ知られていないようです。
図面を狙うのは一体何人?