ゴールデンカムイ第四話　死神　あらすじ

川にラオマクを仕掛けてエゾハナカジカを獲っていたアシリパと杉元佐一。はらわたを除くために必用な小刀を忘れ、取りに戻った杉元佐一が近道をしようとしたところを、オソマのアチャが制した。アマッポという毒矢が飛んでくる罠が仕掛けられているのを教えてくれたのだ。アシリパが懐くのはいい奴だということを意味するから、と言って和人である杉元佐一を受け入れている。

砂金には魔物がついている

オソマのアチャは杉元佐一に砂金にまつわる話を聞かせる。
アイヌでは川を神聖なものとして大切にしている。その川で砂金取りをしたことでワッカウシカムイ（水の神）の怒りをかったのだという。争いのために川を汚してはいけないのだと。

アシリパたちがさばいたエゾハナカジカをフチに渡すと、フチはエゾハナカジカを手に持って頭の周りをぐるりと回した。トゥレンペという守り神へのお供えを意味するのだという。憑神が少し見えるフチは、杉元佐一の守り神はとても強いという。

杉元佐一はアシリパと蝦夷狼レタラとの出会いと離れることになった経緯をオソマのアチャによって知らされる。アシリパはアイヌの村の皆にとても慕われている。アシリパがフチにもとても大事な存在であることを知った杉元佐一は、人皮捜しを単独行動することにした。

双子の狂騒

杉元佐一はデカブツから聞いた囚人の情報から妓楼を訪ねた。女将は被害にあった女性を連れてくると言ってにしん蕎麦を振舞ったが、現れたのは第七師団の兵士だった。連行された杉元佐一はしらを切ろうとしたが、すでに素性は割れていた。

鶴見中尉は串団子の串で杉元佐一の唇の脇を突き刺した。微動だにしない杉元佐一。鶴見中尉は、生き延びたければ自分の配下となれと言った。己の野望を意気揚々と語る鶴見中尉は構想を隠そうともしない。

一方アシリパはレタラと共に杉元佐一を捜していた。レタラの嗅覚を頼ったところが、なぜか白石由竹の居所にたどり着いた。脱獄王白石由竹をもってしてもレタラの追跡からは逃げることができなかった。

ゴールデンカムイ4話　感想　砂金は魔物が憑いている　トゥレンペの強さ

エゾハナカジカこんなにたくさん獲れちゃったのですね。アシリパはエゾハナカジカのはらわた取りを半ば強制的に要求しています。なんだかすでに杉元佐一と対等です。怒った顔がデフォルメされてるのがいい味出してます。しかも迫力満点の超弩アップです。

オソマのアチャが罠の寸前で止まれと言ったときの杉元佐一の目の変化。温厚な性格と戦士との切替スイッチはもの凄く感度良さそうです。アイヌの人々に歓迎された杉元佐一は、もちろん彼の人柄もあるのだろうけど、すんなり入っていけてるのはやっぱりアシリパのおかげですよね。信頼関係って重要なんだなって思います。

今回も杉元佐一は味噌を勧めています。フチはありがたく頂戴してるのに、アシリパは拒否反応全開です。アシリパがオソマを褒めているところでは、アイヌの遊びは狩猟の練習としての意味合いも持っているようです。

心の変化

子どもたちのそんな様子を見ている杉元佐一の目が・・・。どうやらアシリパの存在が大きくなったかも。さすがにアシリパもレタラとの共同生活を終えるときには、未練を見せていますね。そりゃそうです、大切なものを何度もなくすのは辛すぎます。笑わなくなってしまったアシリパ。

眠っているはずのアシリパの目に涙が。きっとオソマのアチャの話を聞いていたのですね。強い子です、アシリパは。ほんとに。杉元佐一はフチが頼んだことの意味を多分わからないのですが、大切だというニュアンスだけ受け取ったみたいです。だから危険な目に遭わせないように一人で人皮捜しに出かけたのでしょう。

攻撃は最大の防御である

一方のアシリパは置いてきぼりをくらったことに憤慨しています。勝手にいなくなるな的な思いですかね。それにアシリパの博識ぶりが何かと杉元佐一にとっても有益な気もするのですが。まだ少女ではあってもその知識と経験は大人顔負けですから。アシリパは杉元佐一を捜すためにレタラの力を借りています。靴下の匂いを嗅いだレタラの反応が笑えます。臭かったんでしょうねえ。

双子の二階堂が凶暴です。病んでるとしか言いようがないくらい。いや、鶴見中尉もかなりのものですけどね。オファーを蹴った杉元佐一は別室に閉じ込められてます。鶴見中尉は人皮だけが目的なのでしょうかね。杉元佐一の身体能力凄すぎます。早く、アシリパとレタラが応援に駆けつけるように祈ってます～。

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