• [銀河英雄伝説 Die Neue These] 第五話 第十三艦隊誕生 微力を尽くします 軍はお前を離さない あらすじと感想

[銀河英雄伝説 Die Neue These] 第五話 第十三艦隊誕生 微力を尽くします 軍はお前を離さない あらすじと感想

[銀河英雄伝説 Die Neue These] 第五話 第十三艦隊誕生 微力を尽くします 軍はお前を離さない あらすじと感想

第五話 第十三艦隊誕生 あらすじ

首都星ハイネセン、ヤン・ウェンリー准将宅のことはユリアン・ミンツが完全に仕切っているようだ。引っ越した時のままだった荷物も綺麗に整理され、庭への散水も行われている。ヤン・ウェンリーが一人でいたときはあり得なかったような朝食が出されている。

 

ヤン・ウェンリーは慰霊祭に出席するため自由惑星同盟軍統合作戦本部へ出かけた。あくびを隠さないヤン・ウェンリーに同盟軍統合作戦本部長次席副官アレックス・キャゼルヌ少将が敗軍が必要とする英雄、と呼び掛ける。

 

 

国家主義とその実態

 

同盟中央政府国防委員長ヨブ・トリューニヒトの演説はヤン・ウェンリーにとっては受け入れられないものだった。帝国を倒せと締めくくられた演説に場内が唱和しているとき、ヤン・ウェンリーだけが着座したままであることを非難される。しかしヨブ・トリューニヒトはクリスチアン大佐を制して話し始めた。そこへジェシカ・エドワーズが進み出て、国防委員長への質問を投げかける。「あなたは今どこにいますか?」トリューニヒトははぐらかし、国歌を流させる。

 

ジェシカ・エドワーズを心配したヤン・ウェンリーはジェシカの手をひいて会場から逃げ出した。トリューニヒトの無言の命令に、軍人が頷く。帰り道、不審な車両に襲撃されるヤン・ウェンリー。ヤンは車を手動に切り替えて襲撃から逃れた。

 

 

帰宅したヤン・ウェンリーは夕食を摂りながらユリアン・ミンツの進路について話していた。そこへ警報が招かれざる訪問者を知らせた。憂国騎士団は国家主義に反対する者に嫌がらせをする集団である。大挙の理由を不思議に思うユリアン・ミンツ。ながながと弾劾理由を説明する憂国騎士団に、ヤン・ウェンリーは苦笑して見せた。

 

 

放水開始

 

手榴弾を投げ込まれ、ヤンがとった応戦方法はスプリンクラーによる放水だった。憂国騎士団が逃げ帰り、片付けを始めたときキャゼルヌ少将から今すぐ出頭して欲しいとの連絡があった。電話を切ったときにはすでにユリアン・ミンツが制服を用意していた。ユリアン・ミンツは絶大な信頼をもってヤン・ウェンリーを送り出した。

 

ヤン・ウェンリーは翌日付けで少将に昇進が決定したとシドニー・シトレ元帥から告げられた。そして、新たに第十三艦隊を創設し、その司令官として任につけという。その初陣がイゼルローン要塞の攻略、70日ほどの期限だという。

 

 

感想 微力を尽くします 軍はお前を離さない

 

 

2分ほどのトリューニヒトの演説はまったく慰霊の目的を果たしていませんよね。命を投げうって戦えと言っています。150万もの将兵が犠牲になった理由に言及したとき、ヤン・ウェンリーは指揮系統のまずさを口に出してしまいますが、周りから視線を集めてしまったので、平和主義者を批判したときには心の中でつぶやいています。しかも周りを見ちゃってるのは心の声が漏れていなかったかっていう確認?

 

ジェシカ・エドワーズが質問を聞いて欲しいと言ってます。ジェシカは答を求めたわけではなく、トリューニヒト委員長自身には犠牲になる気持ちが見えないと言いたかったんですね。

 

ヤン・ウェンリーのカーチェイスの後始末、どうなったのか気になりますが、まあそこを描くほどの重要性はなさそうなので、想像にとどめておきます。車の運転を自動と手動を選べるって面白いですね。ターミナルでジェシカ・エドワーズと話している間ずっと近くに2人の軍人が立っていたのが気になります。ジェシカが襲われませんように。

 

 

徒弟制度とでも

 

他人が見ることのできるのはうわべだけなのだから、周りに合わせておけばいいと諭すユリアン・ミンツはなかなかの優れ人のようです。キャゼルヌ少将みたいだと感心しているヤン・ウェンリーは置かれた状況にも関わらず余裕を見せています。まったくもって冷静なヤン・ウェンリーの辞書には恐怖という言葉がないのでしょうか。ユリアン・ミンツの聡明さもなんだかヤン・ウェンリーのよき補佐役になりそうな雰囲気出してます。

 

朝壊れた(?)スプリンクラーが活躍しましたね。水圧って結構すごいから、憂国騎士団も早々に退散しましたが、顔を隠さなくちゃいけない国家主義者ってちょっとなあ。

 

軍人になることを望んだわけではなかったヤン・ウェンリーがとんとん拍子に出世するのをあからさまにやっかむ人間が登場していないのが自由惑星同盟らしいです。現場の上官はともかくとして、シドニー・シトレ軍帥はヤン・ウェンリーの才能を必要としているみたいだし、キャゼルヌ少将もヤンをうまく引っ張っていっている気がします。

 

 

必要不可欠な人材

 

ヤン・ウェンリーほどの人がチェス苦手とは思えないんですよね。三味線ですかね。きっとヤン・ウェンリーの目指すものは戦わずして成す平和であり、勝敗や武勲なんてものは関係ないのかなって思います。

 

第十三艦隊を率いて70日ほどでイゼルローンを攻略せよ、という背景にはシドニー・シトレ元帥の再任と、ヤン・ウェンリーの立場を確固たるものとすること、トリューニヒト国防委員長を失墜させたいこと、などが絡み合っている気がします。

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