新元号「令和」の由来や出典、昭和と大正、明治の由来について、また他の候補は何だった?
本日元号が令和に変わるという発表がありましたね。
発表される前の候補からはやはり全く外れた内容になりましたね。 令和の意味は万葉集からとったそうです。
令和の由来
初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫す という「万葉集」梅花の歌32首序文からとったとのことです。 梅の花のように日本人が明日への希望を咲かせるとの思いをこめていると語りました。
元号の由来
元号とは西暦など無限に年数を数えていくものに対して、特定の期間につけられる称号です。
日本書紀にでは大化の改新から使われ始めたと言われております。
日本の元号は2つの調停が併存していた南北朝時代の南朝年号と北朝年号を合わせると「平成」までであわせると247あるそうです。
645年の大化の改新から247ですから多いですよね?これは何故かといいますと今と違い元号は占いや天変地異などがきっかけで 変えることもあったため頻繁に変わりこのような数になりました。
その後元号法が制定され「元号は皇位の継承があった場合に限り改める」と定められております。
新年号の候補は?
元々の候補は何だったのかも気になりますよね?
ただ他の候補などは公表されないとのことと、予想が多いものは候補から外すという事です。
ただNHKのニュースでは6案の内の4案が「英弘」「広至」「万和」「万保」だったとの報道がされております。
その他ソニー生命のアンケートによるランキングが以下のようになっておりますので、この中に実際の6案に絞り込む前の候補があったかもしれませんね?
- 平和
- 和平
- 安久
- 未来
- 自由
- 新生
- 大成
- 羽生
- 希望
- 安泰
- 安寧
- 太平
とソニー生命のランキングにはなっております。
明治の由来
これは易経より「聖人南面して天下を聴き、明に嚮ひて治む」が由来となっております。
これはどういう意味かと言いますと「聖人が北極星のように顔を南に向けてとどまることを知れば、天下は明るい方向に向かって治まる」という意味になります。
大正の由来
次に大正ですが、これも易経の「大亨は以って正天の道なり」という言葉が由来となっています。
意味は「天が民の言葉を嘉納(受け入れる)し、政が正しく行われる」という意味になります。
昭和の由来
昭和の由来ですが、こちらは書経から百姓昭明・協和万邦」という言葉からになります。
意味は国民の平和、世界の共存、世界の繁栄を願うという意味になります。
平成の由来
これは史記と書経からとっており史記の「内平かに外成る」と書経からの「地平かに天成る」から平成となりました。
「内外の平和が達成される」と、「天地の平和が達成される」という意味になります。
この様に明治から由来を見ていきますと、平和という意味合いが強くなって言っているのがわかると思います。
天皇陛下や皇后さまはどうお呼びするのか?
天皇皇后両陛下が生前に退位されるという事が歴史上200年ぶりとの事で、気になったのが、じゃあ皇太子さまが即位されたあと天皇皇后両陛下はどうお呼びするのだろうという事でした。
という事で、調べてみますと、天皇陛下が「上皇」、「上皇后(じょうこうごう)」とお呼びするそうで、皇后さまについては歴史上お呼びしたことが無い呼称だそうです。
年号の誤報光文事件
新元号に代わるにあたって元号予想合戦がヒートアップしておりましたが、昭和の際にも同じような事が起きており毎日新聞などが大誤報をした事件がありました。
光文事件と呼ばれている事件ですが、大正天皇が崩御した際に現在の毎日新聞や報知新聞が、「光文」と号外を出しました.
しかし、実際は昭和となり大誤報をしましたが、これは元々光文と決定していたものが朗詠されたのを当時の宮内省が腹を立て「昭和」に変えたと噂される事件です。
という事で、今回も予想されているものの中には本来候補だったものもあったのかもしれませんね?