フルメタル・パニック! The Second Raid3話のあらすじと感想『暗闇と裏切り』

フルメタル・パニック! The Second Raid3話のあらすじと感想『暗闇と裏切り』

フルメタルパニック!TSR第三話『迷宮と竜』あらすじ

 中国で金髪の禿男が起こした事件。宗介はミスリルに呼び出され、対策に向かうことに。禿男たちテログループによって中国の要人が拉致されたということだった。

 

 その要人たちが、中国の迷宮のようなトンネルにかくまわれているという情報をもとに、そこへ救助へと向かう。

 

 到着した彼らはブルーノというミスリルの隊員と合流し、作戦へ向かう。その作戦はスムーズに遂行されていくが、そのあまりのスムーズさにテッサたちは違和感を覚えるのだった……。

感想 暗闇と裏切り

 ついに双子の少女、ユイファン、ユイランとミスリルの面々が接敵します。拉致された人の中に紛れ込んでいたユイランによって乱されるマオたち。やはり前回感じた強敵感は間違いなかったようです。

 

 でも、よく考えるとせっかく救助しに行ったのにその助けた相手が敵とグルだったなんて、最悪すぎる展開ですよね。実際、助けた隊員もまさかそこで首の肉をそがれるとはおもっていなかっただろうな、と思います。

 

 私が助けに行ったとしても、命をかけて助けに行った結果がこれか、と思うとそれこそ死にたくなると思います。

 

 罠にはめられた、というよりほかない状況に陥ってしまった彼らの絶望と言ったら、たぶん言葉にすることも難しいほどのものがあるでしょう。

 

 しかも、また今回もミスリルの中に裏切り者がいる始末です。前回のラストの方でもガウルン側についたミスリルの人間(しかもダナンの乗員)がいたわけですが、ミスリルの人間の結束力ってあまりに薄くないか?と、疑問を感じざるを得ません。

 

 これは裏切りというわけではありませんが、宗介がヘルマジスタンで戦ったメンバーの間でも、宗介を遠ざけるような動きがありました。仲間内で情報がうまく伝達されていないせいで無駄な犠牲を出してしまうことにもつながってしまいましたよね。

 

 こういうのを見ていると、なんというか、ミスリルメンバーのなかでも距離が遠い人同士では信頼関係が全然結べていない、というようなことがあるのかな、と感じさせられてしまいました。

 

 結局、その人に命を預けなければいけないような状況に置かれる軍事組織だとは言っても、組織には変わりないんだな、ということです。

 

 組織である以上、その中には小グループのようなものが出来てしまって、その外には関係が広がっていきにくい、というようなことはあるのでしょう。

 

 さて、物語についての話に戻りますが、なんというか、序盤からかなりシリアスな展開になるまでの時間が少なかったように感じました。

 

 どこかの仮面ライダーではありませんが、最初からクライマックスという感じです。いきなり宗介たちは窮地に立たされているわけですから、もうクライマックスもクライマックスです。

 

 前回に比べてギャグパートも少なかったように感じますし、なんというか手に汗握る展開になるのが早すぎです。

 

 ですが、そのシリアスな物語もスピード感があるからこそ面白く感じられる部分はもちろんあります。今後もそのスピード感が加速していくことに期待しながら、次回を楽しみに待つことにしましょう。

 

 それでは次回もこうご期待。

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