フルメタルパニック! 第二話のあらすじと感想 『守ってあげたい(どちらかといえば宗介を)』

フルメタルパニック! 第二話のあらすじと感想 『守ってあげたい(どちらかといえば宗介を)』

フルメタルパニック! 第二話『守ってあげたい』 あらすじ

 兵士として生きてきた宗介にとって、平和な日本はなかなか生きづらい世界。かなめを守るという任務を果たすべく、クルツ、マオの力を借りながら奔走するも、それも空回り気味。
 

 任務開始から宗介は、学校で事件を立て続けに起こしてしまう。
 

 しかし、ハンバーガー店で起こった事件で彼は無事にかなめの命を守る。それから、徐々に二人の間では信頼関係のようなものが築かれていく。
 

 そんななか、不穏な動きが徐々にかなめに迫っていることも明らかに。ロシアの諜報部隊KGBと取引をする傷跡のある男。その男はなぜかかなめの写真を持っていて……。

感想

 徐々にかなめが狙われている理由などが明らかになり始める第二話。一話ではほとんど不穏な空気が流れなかったものの、このあたりから不穏な動きなども見え始めるため、ロボットアニメらしいシリアスな雰囲気なども感じられ始めます。
 

 また、この物語の中で宗介と深く関わってくる、傷跡の男も姿を見せます。フルメタルパニック!一期を通しての敵として、宗介の前に高く立ちはだかる壁であるその男の冷酷さなどがうかがえるシーンが描かれています。KGBの上官を撃ち殺してなお余裕な態度を貫き続けるその姿には、ぞくりとさせられてしまいます。
 

 さて、それでもまだ、物語の全容が見えてくる、というような段階でも無く、どちらかというと宗介の空回りがポップに描かれている節があります。
 

 ハンバーガー店での先走った行動などは、結果的に良い影響を与えはしたものの、序盤での勘違いなどは、やはり私たちの常識では抱きようのない勘違いでした。
 

 ですが、その勘違いをしたことも、なんとしてもかなめを守ろうという気持ちがあってのことです。そう言う警戒というのは、常に最低の場合を想定しておかなければならないのでしょう。
 

 そういう意味では、宗介の姿というのは、警護ということに関しては最高の姿なのかもしれません。それが結果的に空回りになってしまうのは、彼の愛すべき不器用さが災いしてのことなのかもしれませんが。
 

 どんなときでも警戒を怠らず、常に彼女が狙われているということを意識し続ける、ということは普通の人間にはできないことだと思います。そういうところで、宗介の実直な正確というのがうかがわれるかな、と思います。
 

 ロボットアニメでありながら、この話ではロボットがほとんど登場しません。どちらかというと、この回では宗介とかなめの信頼関係に変化があることに主眼が置かれているのかな、と感じられます。実際、かなめと宗介の中で今後に関わってくる大事なターニングポイントがあったのかな、という風には感じられました。
 

 さて、物語中で修学旅行の班分けのシーンがあるのですが、物語をいくつも見たことがある方ならこの修学旅行が何かのキーになることは想像される方が多いかな、と思います。
 

 実際、その修学旅行が物語の大きな一つのキーとなるのは間違いありません。そのあたりにも注目しながら続きを見てみてはいかがでしょうか。

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